目次
本題
感染症拡大防止協力金
先日、新規の飲食店の方から連絡が入り、確定申告の依頼をいただきました。
今までは、民商という団体に加盟をして確定申告をされていたそうですが、今回は、協力金が入ったということで、税金がいくらになるのか不安ということで、ご連絡をいただきました。
コロナ対策として、飲食店については国から協力金が支給されていたのは私も知っていましたが、具体的な金額まではお店次第のところもありますし、そこまで把握をしていませんでした。
ただ、今まで税理士に依頼したことがない方が連絡をしてこられるということで金額を伺うと、大体1,000万円ほどを受給されたとのことでした。
すごい金額ですよね。
確かに税金は気になると思います。
主な税金
では、個人事業主の方に関する税金について、簡単にピックアップしてみたいと思います。
◯所得税
◯住民税
◯個人事業税
◯消費税
となります。
それぞれ特徴があります。
この中で、消費税については協力金には10％の課税はされないので、協力金を貰った場合に考慮しなければならないのは所得税、住民税、個人事業税の３つになります。
500万円の所得
では、次に実際の税金を計算してみたいと思います。
税金の計算は、売上から経費を引いた所得というものに対して掛かってきます。
協力金を貰っているわけなので、事業は家賃の支払いや時短営業で赤字だったと想定します。
そして、1,000万円のうち、500万円がなんらかの経費として出て行ったと仮定して、ざっくり500万円に対して、上記３つの税金がいくらになるのか計算したいと思います。（各種控除など様々な細かい点はありますが、説明を簡素化するため、細かい数字は一切抜きにしてお伝えします。）
所得税
500万円✖️20％（所得によって変動）ー427,500（所得によって変動）＝572,500円
国税庁HP参照
住民税
500万円✖️10％（一律固定）＝500,000円
個人事業税
（500万円ー290万円）✖️5％（一律固定）＝105,000円
合計税額
572,500円＋500,000円＋105,000円＝1,177,500円
※所得については、扶養や社会保険の状況によって違うため、上記の税額はあくまで大まかな目安としてください。
税金カレンダー
所得税
令和4年3月15日まで
→予定納税（来年の確定申告の前払い制度）
３分の１の金額を令和4年7月31日と令和4年11月30日の２回に分けて納付。ただし、減免の申請あり
国税庁のHP参照
住民税
令和４年の6月、8月、10月、翌年1月の末日の計4回に分けて（尼崎市の場合）
※自治体によっては、納付期限に微妙な違いがあります。
個人事業税
令和４年の8月と11月の2回に分けて（兵庫県の場合）
まとめ
繰り返しになりますが、税金というのは、売上から仕入を引いた所得によって確定します。
なので、仮に1,000万円協力金を貰ったとしても、1,000万円丸々に対して税金が掛かるわけではありません。
さらに、所得税については単純に税率を掛けるわけではなく、所得の金額に応じた控除額もあるので、税率の割には税金は掛からない仕組みになっています。
上記は目安になりますが、1,000万円の協力金を貰ったとして、その半分の500万円を赤字の補填に使用していたとしたら、税額としては、１００万円から多くても１３０万円の間で想定しておいていただければと思います。
それを、各税金の支払い期日に遅れないように納税資金を準備しておかなければいけません。
編集後記
今日は、法人の決算申告進めます。
息子&娘（４歳３ヶ月&０歳３ヶ月）の成長日記
息子が100均の恐竜のバスボールをお風呂に入れて遊んでいます。
ただ、100均なので、同じ種類のティラノサウルスが３つぐらいあります。
大人だと同じものが出ると悔しい気持ちになりますが、子供は、被ったーと被ったこと自体を楽しそうにしています。
ヨガ日記（SOELUソエル）
今日は、朝の太陽礼拝を受講しました。
急遽、講師の先生が代わり、ポーズの内容も少し変更されて、ある意味新鮮な感覚で受講することができました。
