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なぜ税理士事務所は3Kと言われるのか―ベテランの税理士補助者の方への3つの提案―

ども、税法大学院合格コンサルタントのTOMOYUKITwitterです。

私が税理士事務所に勤務していたころ、業界では番頭さんと言われるようなベテランの先輩にしごかれ、またかわいがって貰った。

あの人は元気でやっているのかなと回想することもある。

そんな私がお世話になったベテランの税理士補助者の方について提案したい。

ベテラン税理士補助者の方々への提案

今の事務所の所長に給料の値上げを提案する

ベテランになればなるほど、任される仕事のレベルは上がり費用対効果が下がっていると思うので、思い切って賃上げ交渉をしてはどうだろうか?

もし、所長が大事に思ってくれているなら賃上げの成功確率は高いと思う。

また、失敗したとしても所長からの圧が下がることがあっても上がることはないはずだ。

もし圧が上がるようであれば、今後の待遇の改善は望めないので転職を検討すればいいのではないか。

 

税理士資格を取る

理不尽な上下関係から解放されたいと考えるなら資格を取ってしまうのが一番だと思う。

独立も出来るし、うまく行けば今のお客さんが付いてきてくれる可能性もある。

また、転職する場合でも資格があれば給料のアップが望める。

長年勉強を続けてこられた人であれば、科目の1つか2つは揃っていると思うので、

大学院を併用などして現実的な方法

を考えて計画すればいいのではないだろうか。

 

ブログを始める

すぐに収入になるわけではないし、私もなんやかんやで初めて1年ぐらい経つけど、収益にはまだ繋がっていない。

しかし、ブログを始めることでインターネット周りの知識が嫌でもつくし、何かを調べるスピードが格段に上がる。

また、今よりは外の世界が見えるので考え方の幅が広がると思う。

ブログを始めるのにオススメなのはワードプレスで自分のサイトを持つことが理想だが、まずはTwitterを使って情報発信してみるといいかもしれない。

情報のシャワーを浴びれば、情報の取捨選択が鍛えられるので事務の処理効率も上がる。

 

なぜこんな提案をするのか

税理士事務所の世間の認識

税理士事務所は、一般の人からすると税務署でなのとか、数字数えてなんか難しそうと言われる程度で何をしているか知っている人は少ないと思う。

逆に税理士業界で働いている人は業界の仕事を3Kなどと揶揄する。

正しいか分からないが、「きつい、帰れない、かっこ悪い」などの意味で使われていると思う。

事務系の仕事なので人気があるはずだが、医療事務と会計事務所の求人が同じ条件で出ていたとしたら医療事務の方が人気があると思う。

私も会計事務所で働いてきたが、はじめの事務所は3Kとまではいかないが、「帰れない、クチ聞かない」の2Kぐらいの事務所だった。

どうでもいいが、2Kとか3Kとか事務所の間取りの話なのかと錯覚しそうになる。。。

 

ブラックな業界の理由は所長の取り分が多いから

では、なぜこのようにいわゆるブラックなイメージが付き、実際働く人もそう感じるのかを考えると、小さな個人事務所の場合は報酬の取り分が所長に偏りすぎているからだと思う。

私はある小さな事務所に2年もいなかったのでここからは完全に予想にはなるが、

事務所の利益は、所長50ベテラン15中堅10若手6~8ぐらいの割合で配分されていたと想像する。

税理士事務所は資格を持った税理士がいないと出来ない職業なのでこの差は仕方がないことかもしれない。

私は、退職の際に所長から「この業界は結局資格やで」とアドバイスなのか、なんなのか分からない言葉を貰って退職した。

また、今後税理士報酬は下がることはあってもクライアントとのよほどの信頼関係がない限り上げていくのは厳しいと思うので、税理士の下で働く税理士補助者の給与水準も上がるとは考えにく状況だと思う。

 

今後、ベテラン税理士補助者はどんどんしんどくなってくる

事務所の売上が下がってくると所長は効率化を検討するようになる。

クラウド会計ソフトの導入などを検討するんじゃないだろうか、そうなってくると求める人材はITに強い人材になるので、そういった人材はリストラされたりすることはないと思う。

一番厳しくなってくるのは、ベテランの資格を諦めた人たちではないだろうか。

求人で若手が入ってこないため、雑務などもこなさないといけない。

この状態で20年30年働き続けるのは過酷だと思う。

その年代の人たちは「給料が上がらない、帰れない、かっこ悪い」という3Kになってしまうのではないか。

 

中堅の税理士補助者も悠長にしてられない

このことは30代ぐらいの会計事務所職員にとっても悠長に構えていられる状況ではないと思う。

10年なんてあっという間にすぎる。

忙しさで思考が停止して流れで仕事をしていないだろうか。

現状のままで10年後どうなっているのか。

業界の閑散期にでも一度立ち止まって10年後について考えてみるのもありかもしれない。

会計事務所なんて世間からみたらめちゃめちゃ狭い世界なので、そこが全てと思うのは本当にもったいないことだと思う。

※業界が狭いと感じた実体験として、私が転職した時、転職先の事務所に前の事務所で一瞬だけ時期が被った人が面接にきていた。

 

 

まとめ

・今回提案した3つの提案をぜひ参考にして欲しい。

・税理士補助者の立場は業界の構造上厳しい

・3Kの原因は所長の取り分が多いから

・求人難で若手が補充されないので、仕事量だけ増える

・税理士補助者IT化によってリストラの対象になりかねない

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丸山友幸(まるやまともゆき)
スキー検定2級持ち、現在1級挑戦中の税理士・行政書士です。 ウインタースポーツに打ち込みたいけど3月の確定申告がご不安な方はぜひご相談を!! 前走の私が直接対応させていただきます!! 既婚で、7歳の男の子と3歳の女の子の父親です。 著書「研究計画書の書き方 Kindle版」発売中 よろしくお願いします。