これはコラムです。│税理士は将来性がない資格なのか?

ども、税法大学院合格コンサルタントのTOMOYUKI

Twitterです。

今回は、よく話題になる税理士の将来性について現役の税法大学院生の立場から率直な意見を書きたいと思います。

仮に今26歳だったら税理士を目指したのか

税理士になったらお金儲けしていい車に乗って、綺麗なお姉ちゃんとデートしてと夢を見ていたのは遠い過去のことになりつつある。

税理士はAIにとって代わられる業種にあげられ、資格を取ったら貧乏になりますというセンセーショナルな本が登場し、実はこの本は、うちの嫁が義母から渡され、私のもとに辿りついてその内容を知ることになったのですが、、、

そして、税理士の受験生は減り続け、でも登録者数は増えている、、、

少し書いただけで、明るい未来はないという感じになってしまう。

かくいう私は、現在34歳、26歳の時に簿記に出会い、なんやかんやで今税法大学院で論文を執筆している。

私自身も税理士試験に翻弄されながらも、資格取得まであと一歩のところで上記のような状況になっているのである。

仮に私が今26歳で簿記に出会ったとしたらどうだっただろうか?

もしかしたら、資格を目指していないかもしれない。

ただ簿記だけは好きだったので簿記の勉強は続けていたように思う。

 

AIが申告書の是非を判断する時代はくるのか

税理士資格はおいしい

では、税理士資格の価値は地に落ちてしまったのだろうか?

私はそうは思わない。

これは、自分が目指している資格だから言うのではなく、やはり税理士資格はおいしいと思う。

なぜおいしいかというと、それは『独占資格』だからだ。

はい出ました。

お決まりのフレーズみたいに思う人がいるかもしれないが、この独占資格というのは、だぶんAIが発達したとしてもなくなることがないと思うからだ。

 

日本の法律はめちゃくちゃ複雑

未来のことなので、AIが、納税者の個人的な情報を解析した上で適正な方法で税金を計算出来るようになるかもしれない。

ただ、やはり、最終的にそれが正しいかどうかを判断するのは人だと思う。

例えば、確定申告の会場にAIを搭載したロボットが並んでいたとして、そのロボットに納税者が作成した申告書を提出してOKと言われても信用できるだろうか?

私は信用できないと思う。

そもそも、日本の法律はめちゃくちゃ複雑に出来ている。

それは司法試験の難易度が証明している。

 

AIに落とし所を探ることは出来ない

法律は複雑なので、法律を完璧に当てはめて物事を判断するのは難しく、また正解がない場合もある。

税法の判例などを見ても税法だけで判断できないので民法、憲法、国際人権規定とその判断のよりどころは多岐に及ぶ。

そうなってくると、日本の昔からの慣習である落とし所を探るということが必要になってくる。

私は、コンピューターがこの落とし所を見つけることは不可能だと思うがみなさんはどう思うだろうか・・・

 

受験生が減っているからこそチャンスがある

会計士試験の受験の経験を参考にしてみる

少し脱線してしまったが、税理士の資格は使いようでなんとでもなると思っている。

よく商売で成功するには、みんなと逆の方向へ行けと誰かが言っていたと思うが、税理士試験の受験者数が減ってきたからと言って、税理士を諦めるのは少し決断が早い気がする。

参考になるか分からないが、私は公認会計士の試験も受けて、ダメだったのだが、公認会計士試験も1時期合格人数が一気に上昇して下がったということがある。

私は、上昇したころから勉強を始め、下がり始めた時に諦めた。

下がり始めてもあきらめずに勉強を続けた同期の人達は何人も合格した。

 

逆張りという発想で資格を勝ち取る

一部の人は、このまま受験生が減少数したら10年後には受験者数が0になるとか言っている人もいるが、0になるとみなさん思いますか?

成功の秘訣は逆張りにあると私は思うので、周囲が諦めていく今は、逆に、税理士資格取得のチャンスになると思います。

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