これが、インボイス後の経理の世界線、現場は衝撃ですね

本題

なんということでしょう。

消費税が複雑すぎます。

freeeの税率

こちら、会計ソフトfreeeでの取引絞り込みの際の税率の選択になります。

5%がなぜあるかというと、会計ソフトには過去の会計年度のデータも入っているので、その検索のためになります。

(控80)と(控50)

今回増えたのは、(控80)と(控50)になります。

これは、原則課税を行う事業者が免税事業者等から行う課税仕入れに対して使う税率となります。

(控80)・・2023年10月1日~2026年9月30日に行った仕入れ

(控50)・・2026年10月1日~2029年9月30日に行った仕入れ

インボイス開始から3年間は、(控80)を使い、次の3年間は、(控50)を使うことになります。

意味合いはそれぞれ、消費税のうち80%、50%を消費税の計算上控除することができます。

インボイス開始3年間

そこで、原則課税の事業者が、インボイス制度開始後3年間で会計において使用することになるであろう課税仕入れの税率は以下のようになります。

▶️相手がインボイス番号発行事業者の場合

8%(軽)

10%

▶️相手がインボイス番号発行事業者でない場合

8%(軽)(控80)

10%(控80)

こう考えると、実際に使用する税率は4つになります。

それ以上に大変になるのは、相手のインボイス番号の確認になります。

請求書や領収書にインボイス番号がきちんと記載されていればいいのですが、記載がない場合は領収書の発行元に確認する必要があります。

現状を見ていると、インボイスについて全ての事業者が対応できるかは不透明と言えます。

もし、インボイスがついていなかったり、消費税と税率が明記されていない領収書を貰った場合は、発行元にきちんと記載された領収書の発行を求めることができます。

請求書、領収書の記載事項

ちなみに、きちんとした領収書というのは、以下の全てが記載されているものになります。

  1. 発行事業者の氏名または名称および登録番号
  2. 取引年月日
  3. 取引内容(軽減税率の対象品目である旨)
  4. 税率ごとに区分して合計した対価の額(税抜または税込)および適用税率
  5. 税率ごとに区分した消費税額等
  6. 書類の交付を受ける事業者の氏名または名称

この中で、④⑤の抜けている領収書をよく見かけます。

特に手書きの場合は、ほぼ書いていないことがほとんでです。

飲食以外であれば、10%の消費税なので分かると言えば分かるのですが、正しくはちゃんと税率と消費税の金額まで書く必要があります。

①の登録番号がインボイス制度開始後から新たに必要になった項目です。

これがあれば、発行事業者ですし、なければ免税事業者という扱いになります。

まとめ

会計ソフトで、今回の税率を見たとき、正直鳥肌が立ってしまいました。

特に影響を受けるのは、原則課税の経理になります。

まずは、取引先のインボイス番号の把握、ここから始めていく必要があります。

これは、本当に大変な作業です。

果たして、ここまで消費税制度を複雑にする必要はあるのでしょうか。

 

息子&娘(6歳0ヶ月&2歳1ヶ月)の成長日記

娘が好きなアンパンマンのペロペロキャンディーを探しに、ローソンとセブンに行きましたがありませんでした。

次に、イオンに行くと、くまのペロペロキャンディーがあったので、それにしました。

くまでも、美味しそうに食べてくれました。

次はチュッパチャプスでもいいような気がします。

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