50歳、税理士試験の合格科目がなくても大学院に合格した人の作戦

本題

嬉しい報告が届きました。

それは、すぽっと顧問にてコンサルさせていただいた方からの合格のご連絡でした。

コンサル生の詳細はプライバシーがあるので言えないのですが、今回なんと税理士の合格科目が1つもない状態での挑戦でした。

倍率をお伺いしたところ2倍弱という状況だったので、合格科目がないことを考えると決して簡単な挑戦ではありませんでした。

私も正直、合格は簡単ではないと思い、そのこともご本人にお伝えした上でコンサルをさせていただきました。

なので、今回のコンサルは私にとっても挑戦でした。

ただ、この方は業界経験が豊富な方で、とても謙虚な人だったので、魅力はたくさんお持ちでした。

その経験を文章上に積極的に反映させることを意識しました。

ちなみにこの方は、50歳の方でした。

受験生の中では年齢は上になります。

しかし、私が通った大学院のゼミにも50歳の人はいました。

教授の選考基準としていろんなタイプの人を合格させようとする傾向があるので、そういう意味では50代の人にもチャンスはあると思います。

作戦1 年収を書いた

独立採算制の事務所勤務で、歩合給のような形で給料を受け取られていました。

そこで、お給料もしっかりと貰われていて、ご本人も満足されていたので、年収を書いて貰いました。

作戦としては、曝け出すことを意識しました。

相手の心を開くには、まず自分から恥ずかしがらずに見せることが必要です。

年収は、普通は言いたくないものです。

それをあえて書くことで、教授の心の扉をノックしました。

作戦2 豊富な実務経験の見せ方の工夫をした

私の持論ですが、大学院入試は数値化されません。

教授の印象で決まります。

なので、合格に近づくためにはいかに教授の機嫌を取るかになります。

今回、実務経験が豊富な方なので、強みは実務経験です。

やはり、素材となるご経験はあり、そこは研究計画書の前半の文章で活用しました。

しかし、現在の担当件数が40件と多かったので、そこは削除しました。

業務量が多すぎると授業に通えるのかという疑念を抱かせてしまうかもしれません。

それを避けました。

その上で、これまで実際に開拓された件数は実務の成果として文章の後半パートに残すということをしました。

前半に実務のことを書きすぎると、税法の教授の反感を買う可能性があるので、そこは控えめに必要なことだけ記載して、最後にまとめるという方法を取ることで、控えめに経験をアピールすることができます。

作戦3 あえての隙を作る

具体的なことは、あまりここでは書けないのですが、教授から突っ込まれる要素も文章に入れました。

芸人さんの言葉を借りると、真剣にふざけるという気持ちは必要だと思います。

会計事務所には、資格を持っているかどうかで不遇な状況があると思います。

その体験を、具体的に文章に反映させることをしました。

所長にはあって、自分にはないものとをそのまま書くということですね。

教授というのは、外で起こっていることに興味津々です。

1文でもいいので、そのような風刺を入れることも大事です。

あくまで研究計画書で、研究の計画であって税法の問題の解決を期待されるものではありませんし、教授もそれを期待していません。

教授へエンタメを提供するぐらいの書くぐらいがちょうど良いです。

大手専門学校では教えていないことだと思いますが。

勝てば官軍、そういう世界です。

まとめ

嬉しい報告が聞けて、私も本当に嬉しかったです。

人どれぞれ置かれた状況は違います。

ただし、合格に近づくためには、謙虚になることが一番だと思います。

それができれば、多少不利な状況であっても打開できる可能性があり、それを見せていただけた事例だと思います。

 

息子&娘(6歳1ヶ月&2歳1ヶ月)の成長日記

保育園の運動会が近づいているようで、息子はやる気満々です。

最年長になって、運動会のメインはこの年齢の子供で、種目も本格的になります。

保育園最後の運動会、コロナも無くなったので、親として全力で応援してビデオを撮りたいと思います。

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