もしもミニマム法人のセミナーをしたら⑥新規創業で借入

もしミニマム法人設立セミナーを開催するとしたら

本題

借入の際に必要なもの

私もミニマム法人で借入をしています。

借入の際なもの、それは信用になります。

書類など必要なものを細かくあげればキリがありません。

例えば、創業計画書や直近の決算書、会社のパンフレットなどになります。

また、最初に借入をする時が第一の関門になります。

一度、借入の口座を開いて置いて、返済実績を積んで行くとそれが銀行との付き合い実績になるため、借り換えで次に借りる時は、最初に借入を行う時に比べて書類が少なかったり、融資の申請から着金までの時間が短くなったりします。

信用が大事なので、例えば、過去にクレジットカードの滞納などで、信用情報に傷がついていたりすると借入を行うことが非常に難しかったり金利が非常に高いローンしか組みなかったりします。

ミニマム法人でなぜ借入をするのか

ミニマム法人は、社会保険の節約をすることが設立の目的になります。

個人事業というのは、サラリーマンと違って良い時は良いですが、悪い時は悪いというように売上が安定しないことが多いです。

まさに、今のコロナのような予想ができない外敵な要因で売上が下がることもあります。

そんな時に、一時的に動かせるお金が手元にあったらどうでしょうか。

例えば、100万円などまとまったお金があれば、非常に助かると思います。

もちろん、借入をしたお金はミニマム法人のお金なので、それを個人の事業用に使うことは本来の融資の条件と乖離するものでダメです。

しかし、ミニマム法人から一時的に個人に資金を移して、急場をしのぐ分には良いかと思います。

ちなみにその時、ミニマム法人の会計には、短期貸付金役員貸付金などの勘定科目で個人に資金が移動します。

ただし、これをやりすぎるとミニマム法人を個人の私物化していると見られてしまう恐れもあるので、緊急用の資金として考えておきましょう。

1年ごとに決算を行う必要があり、銀行には決算書を提出する機会も発生するため、決算のタイミングで短期貸付金や役員貸付金の科目が多額になっていないか確認する必要があります。

新規創業という枠

銀行の融資には、というのがあるのはご存知でしょうか。

例えば、

●一般貸付
●セーフティネット貸付
●新企業育成貸付
●企業活力強化貸付
●環境・エネルギー対策貸付
●企業再生貸付
●その他の融資制度

日本政策金融公庫 融資制度一覧

などの枠が設けられていて、さらに細分化されています。

借入をする時は、枠を選択してその枠に対して申し込みすることになります。

ただ、これは、大抵の場合は銀行の担当者と面談をして、その銀行の担当者が最適な枠を提案してくれます。

つまり、何の目的もないことに対しては銀行も貸してはくれないということです。

これは、住宅ローン車のオートローンなどをイメージするとなんとなく分かると思います。

そして、ミニマム法人を設立するということは、創業になります。

日本政策金融公庫だけでなくても、創業の場合の枠というのはどの銀行も用意しています。

創業の場合は、法人の決算書などもないため提出書類も基本的には少なくなります。

ただし、個人の確定申告書源泉徴収票を要求される場合はあります。

創業の段階では、事業資金を調達したい会社は多いので、創業での融資は借りやすくなります。

なので、ミニマム法人を設立したタイミングで融資を行って銀行とお付き合いをして置くことで、資金繰りに余裕を持って事業を行うことができます。

代表者保証の解除

ミニマム法人で借入をするメリットの中で、個人にはないものが1つあります。

それが代表者保証になります。

初見の方もいらっしゃるかもしれません。

一言で言うなら、代表者が法人の連帯保証人になる制度が代表者保証です。

例えば、個人で借入をしてそれを返済することができなければどうなるのか。

個人再生などありますが、最悪の場合、自己破産です。

では、法人で借りた借金を返すことができなかったらどうなるのか。

代表者保証をしていたら、それは連帯保証になるため、個人の代表者が返済する必要が発生するため、個人で借入しているのとなんら変わりません。

しかし、代表者保証を解除していると、法人の借金はあくまで法人の借金になるため、法律上は、個人は返済する必要がありません

ただ、役員貸付金など個人で使っていたことが明らかな場合は、最終的には個人でなんらかの責任を取る可能性も出てくる場合が考えられます。

いずれにしても、代表者保証を外しておくことで、返済できなかったら個人も即破産にはなりません。

ミニマム法人で融資を受けることで、代表者保証を外して法人の借金と個人の借金を切り離すことが可能です。

まとめ

今回お話ししたことは、銀行借入の基礎の基礎になります。

創業時期の借りやすい時期に融資を行うことで、資金的な余裕が生じるため、心の余裕が生じます。

さらに、銀行との取引実績が生じるため、一度口座を開いておけば、借り換えなどの際もスムーズに手続きを行うことが可能になります。

 

編集後記

今日は、一時支援金など顧問先のサポート業務を中心に進めて行きます。

 

息子(3歳8ヶ月)の成長日記

保育園への登園しましたが、小さなころから同じ保育園の友達と会うやいない、一緒に走り回っていました。

このまま、仲良く大きくなっても仲良くやっていって欲しいなと思いました。

 

レッツゴージャイアンツ

昨日は移動日でした。

 

ヨガ日記(SOELUソエル)

今日も、朝7時からピラティスを受講。

朝ですが、気温が上がってきたので、少し動いただけで汗ばんできます。

 

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