目次
本題
個人的には法人所有の方が有利
株を所有する時、法人と個人でどちらで株を所有するのがいいのでしょうか。
私は法人で管理できるなら法人の方が良いと思っています。
理由は、損が出ても割り切れるからです。
私は、株は損を覚悟して行うものだと思います。
そりゃ、得した方が良いですが、個人で損をするよりも法人で損をしたら節税に使えますし、10年繰越できます。
逆に得をしたら、節税対策を講じたら良いと考えています。
全財産を投入するわけではないですし、余裕資金でゼロにならなければいいやぐらいの気持ちでやればいいと思っています。
法人と個人の違い
単純な税率の差を見ても、得した時はそれほど差はありません。(法人の場合、所得が400万円以下の場合、約21%、個人の場合は20.315%)
損した時は、損失を繰越できる期間が全然違います(法人10年、個人3年)が、法人での運用には経理コストが掛かることを念頭に入れる必要があります。
法人の税務
決算での時価評価
今日は、法人で株を購入した時の税務上の話をしようと思います。
税務上ですが、一般的なソニーやトヨタの株を楽天証券などの証券口座で購入したとします。
すると、売買目的有価証券という名前で区分をすることになります。
売買目的有価証券があるということは、それ以外の区分もあるのかということですが、もちろんあります。
それは、売買目的外有価証券と呼びます。
しかし、一般的な証券会社での購入で売買目的外有価証券はほとんどあり得ないと考えて貰って良いので、ここでは、法人で株を買ったら売買目的有価証券になるんだなと考えていただいて結構です。
そして、売買目的有価証券については、処理方法が決められています。
それが、決算での時価評価になります。
つまり、トヨタの株を50万円で購入したとします。
それが、3月31日の決算の時に60万円になったら、その分は利益として決算で処理することを時価で評価すると言います。
逆に40万円になっていたら10万円を損として処理することでもあります。
1銘柄なら良いですが、これが数が多くなると管理が大変になるので、経理コストが掛かるのです。
移動平均法と総平均法
100株を買って、そのまま持っているだけなら良いのですが、100株買って、さらに100株買い増しなどをする場合もあるでしょう。
初めは、5,000円だった株価が次に買った時に6,000円だったりする場合もあります。
この場合の1株あたりの単価の決め方も決まっています。
その単価の決め方は移動平均法という方法で行います。
また、届出書を税務署に提出することで、より簡単な総平均法という方法を採用することもできます。
有価証券の一単位当たりの帳簿価額の算出方法の届出と言います。
まとめ
個人で株を所有した場合は、これらの計算を証券会社が行ってくれますが、法人の場合は、自力で損益の計算を行う必要があります。
ただ、今ではエクセルなどで管理するこもできますし、まめに管理を行えば、割と難しいことではないと思います。
編集後記
今日は、リアルとzoomの面談が1件ずつになります。
息子&娘(4歳7ヶ月&0歳7ヶ月)の成長日記
息子が久しぶりに、奥さんの友達の子供と一緒に遊んでいました。
前回会った時は、息子は小さかったので覚えていなかったようですが、上手に一緒に遊んでいたようです。
ヨガ日記(SOELUソエル)
今日は、ビューティーヨガを受講。
四つん這いから、手を合わせて、全体でバランスを取りながら、体を反転させてポーズをキープしました。
スキー検定2級持ち、現在1級挑戦中の税理士・行政書士です。
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