目次
本題
なぜ法人口座で開設
私は生まれて37年株を買ったことも売ったこともありません。
そんな私が今回、法人で口座開設をしようと楽天証券で口座開設を行いました。
そもそも、なぜ法人で口座の開設を行なったのかというと、今まで株をやっていないわけなので、株で儲けれるイメージが湧かないからになります。
それならやらない方がいいのでという意見もあると思います。
だからこそ法人で始めることにしました。
法人は営業活動を目的とした法律上で存在するいわゆる箱になります。
そのため、税金の計算は個人事業をするよりも優遇されています。
法人と個人で最も違うのが赤字の繰越年数になります。
法人の場合は、10年もの期間赤字を繰り越すことができます。
個人事業の場合は、株の取引は申告すれば3年の赤字の繰越しをすることができます。
その差、実に7年。(法律が改正され、現在は10年間です。)
株で儲けれる自信がないからこそ、法人で始めようと考えています。
法人の注意点
個人で株を始める場合、特定口座と行って証券会社が1年間の取引をまとめた書類を作ってくれて、それに基づいて確定申告を行っていけば、割と簡単に申告を済ませることができます。
しかし、法人の場合は、特定口座という概念はないため、儲けた場合も損をした場合も自分で計算して確定申告を行う必要があります。
なので、法人の場合は、株式売買の経理コストが掛かると考えておいた方がいいです。
楽天証券口座開設の必要書類
法人の場合、銀行の口座開設は記載する書類も多く審査も長い場合が多いですが、証券口座の開設の場合、必要なものは上記の通りになります。
履歴事項全部証明書と印鑑証明は、法務局に行って用意する必要がありますが、他の書類はボリュームも少なく、意外と簡単に開設することができます。
NISAの注意点
株で儲ける自信がないならNISAにすればいいのという意見もあるかと思いますが、自信がないならNISAはやらない方がいいです。
NISAは、赤字が出た場合の税金の優遇が受けられません。
NISA口座ではなく、普通の証券口座であれば、個人は3年の赤字の繰越ができます。
NISAは、黒字が出た時の収益に対する税金が非課税になる制度です。(積立NISA含む)
なので、私は、株の運用に自信がないためNISAでの株式運用はやりません。
法人と個人の税率の違い
最後に法人と個人の税率の違いを比べて終わりたいと思います。
法人 21.366%(所得が400万円以下の場合)
個人 20.315%(分離課税で固定の税率)
三反田会計事務所HPのこちらのページを参照させて頂きました。
一番、低い税率が適用された場合の税率は法人、個人ともにほとんど変わりません。
法人は、最終的な所得の金額が上がると税率が高くなるように設定されています。
個人の場合、株の儲けについては、分離課税と行って事業所得などと分離して計算されるため、株でどれだけ稼いでも税率は一定となります。
※ちなみに、法人の税率は、所得が、400万円超〜800万円以下の場合で、23.173%、800万円超の場合で、33.583%となります。
所得というのは、役員報酬や経費を引いた後の金額となるため、株で800万円超儲かるようなスーパー投資家でもない限りはそこまで気にする必要はないと思います。
まとめ
法人の赤字の繰越(欠損金の繰越と言います。)は10年とめちゃくちゃ優遇されています。
株式投資を始めてみたいけど、自信がないという場合は、法人で始めるのもありかも知れません。
ただ、株式運用は損をする可能性もあるので、自己責任でお願いいたします。
編集後記
今日は、契約関係について打ち合わせなど。
息子(3歳9ヶ月)の成長日記
台所のベビーガードを背伸びして簡単に開けれるようになってきました。
それに伴い、お菓子の場所を戸棚の上へと移動させました。
レッツゴージャイアンツ
6/3vsライオンズ 引き分け
ライオンズとの第一戦と同じような展開の引き分けになりました。
第一戦は3点リードの9回にライオンズ打線に捕まり引き分け。
今日は、畠が抑えのマウンドに上がりましたが、粘りきれず、ミスターライオンズの栗山に同点のタイムリーを浴びます。
負けなくて良かったというか、絶対的な抑えの存在が欲しいところです。
ヨガ日記(SOELUソエル)
今日は、ピラティスを受講しました。
新しいポーズは筋を痛める危険がありますが、腕に痛みが少し走りました。
頑張りすぎず、インストラクターの方に付いていく必要があります。
スキー検定2級持ち、現在1級挑戦中の税理士・行政書士です。
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既婚で、7歳の男の子と3歳の女の子の父親です。
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