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本題
今日は、ちょっとマニアックなJDLネタを書いてみようと思います。
1月末は、年末調整と償却資産税の申告期限になり、会計事務所は、確定申告ほどではないものの忙しくなります。
私もごたくに漏れず、最後の31日に最後の1件の申告をしていました。
事業をしていると、償却資産税というものが掛かってきます。
これは、土地や建物、車以外の固定資産に対して課税される市役所、区役所管轄の申告税になります。
土地や建物は、役所が賦課課税(勝手に計算してくれる。)によって固定資産税が課税され、車は、自動車税が県税として賦課課税されます。
それ以外の、事業用のパソコンであったり、工業用の金型であったりと固定資産に分類されるものを毎年1月31日までに申告する必要があるのです。
しかし、町工場や、店舗を自己所有しているような場合でない限りは、固定資産が車だけという場合もあって、その場合は、申告する金額が0円となります。
その場合、実務的に0円で申告を行うことがあります。
法人の場合、ほぼ100%市役所から償却資産税の申告書が送られてきます。
申告しておくことで、役所から後から連絡がくることを防ぐことができます。
手順
①減価償却システムを開きます。
②提出役所別手順設定を開きます
③申告書白紙印刷をYESにします
④資産の種類が何もなくても申告書を作成することができます
償却資産税申告書の画面
という具合に、JDLで償却資産税のゼロ申告をする場合は、一手間掛けてあげる必要があります。
なお、償却資産税には免税点(150万円)というものがあるため、パソコン1台などで償却資産税が課税されることはありません。
あくまで、償却資産税の課税標準が150万円以上になった場合に税率を掛けて計算することになります。
申告資産を登録する場合
ちなみに、償却資産がある場合に、JDLの償却資産税申告書に反映させるためには、以下のように市役所コードを入れてあげる必要があります。
資産データ作成ー固定資産・売買リース資産
こうすることで、償却資産税申告書にも資産データが反映されていきます。
一括償却資産というテクニック
ついでに、一括償却資産という分類にすれば、償却資産税は課税されません。
ここまで考えて決算を組むことは稀かと思いますが、償却資産税の課税標準が150万円を超えそうな場合は、一括償却資産(10万円以上20万円未満の固定資産)に分類してみることも決算のテクニックの1つです。
編集後記
今日は、打ち合わせ1件、ミニマム法人の税務署提出用書類の作成が1件です。
息子&娘(4歳5ヶ月&0歳5ヶ月)の成長日記
日曜日、息子と一緒に凧揚げに行ってきましたが、1時間ぐらい粘ったものの凧はあがりませんでした。
息子は、どこからか拾ってきた棒で一生懸命、穴を掘って、私はひたすら凧をあげようとしているという側からみるとかわいそうな感じの親子に映っていたかもしれません。
凧は諦めて、最終的にラジコンで一緒に遊んで帰りました。
ヨガ日記(SOELUソエル)
今日は、美脚ヨガを受講。
講師の人もきついというお尻歩き、前回よりも少し楽に動けるようになりました。
スキー検定2級持ち、現在1級挑戦中の税理士・行政書士です。
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既婚で、7歳の男の子と3歳の女の子の父親です。
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