私は、freeeをメインの会計ソフトとして使用していますが、
具体的に効率化するうえではその順序が大事だと思う。
その前に一つクラウド会計でよく経理の時間を1/10になりますとか
大々的な宣伝がありますが
それは今まで紙の資料でやり取りしていた人に
対してすべてを電子的なデータにすることによって実現する。
なのでクラウド会計を導入しただけでは
経理の時間は1/10には絶対にならない。
このことはクラウド会計の第一人者の廣升先生もお話されている。
では紙の資料をデータ化するにしても何から
順番に手をつけていいのか分からない。
参考になればだが、
私は税理士試験で難関と言われる税法の試験を合格したが
その勉強方法は重要なところから勉強していく
という方法だった。
要するに効率的に点数を取る方法は
重要なところから順番にケア
するということに尽きる。
税理士試験の方法がそのまま当てはまるわけではないが、
紙の資料を電子データにする場合、最も効果が大きいものは通帳だ!!
その最大の理由は取引量が多いからである。
資金移動、売掛金、買掛金の入金などの決済が記載されているため、
請求書などと違い複数の仕訳を入力される。
この事は複式簿記の仕訳を見て貰うとよく分かる。




1番が売上請求書を会計入力したときの仕訳になる。
売上がいくら発生したという仕訳が延々と記載されている。
次に2番の仕訳が通帳の情報を会計入力したときの内容になる。
売掛金の入金は売上請求書の数だけあるため、
売上請求書に比べて普通預金の入力量が売上請求書
よりも多いことになる。
なので、効率化といって一番初めに手をつけるべきは
通帳からということになる。
