freee専門会計事務所が確定申告時期に使っていたチェックリスト公開

本題

チェックリスト

こちらが、今年の確定申告を行うにあたって、私がチェック用に使っていたリストになります。

確定申告時期の初めは使っていなかったのですが、2重仕訳が見つかったことから、序盤から導入して、徐々に項目が増え、最終的には上記のようなチェックリストになりました。

期首残高は適当な数字か

このチェックリストは、上から経理の流れをイメージしています。

なので、まずは兎にも角にも前期からの繰越された金額を確認します。

【確認場所】試算表-貸借対照表

 

貸借対照表チェック(残高確認)

freeeの場合、期首残高が合っていて、銀行明細をネットバンキングからCSVで取り込んで処理を行えば基本期末の残高は一致します。

なので、これは念の為の確認になります。

ここでは、売掛金や買掛金の残高も同時にチェックします。

【確認場所】試算表-貸借対照表

 

2重仕訳チェック【取引の一欄・登録】

freeeの機能の一つに2重仕訳のチェック機能があります。

例えば、同じ日付、金額で現金とクレジット明細の取引が重複している場合を表示してくれます。

ただ、完璧に2重仕訳を発見できるわけではないので、以下のチェックでさらに間違いがないのか確認します。

【確認場所】取引の一覧・登録-その他の機能-重複チェック

 

月次推移表チェック(損益レポート+試算表)

これも重複仕訳のチェックに使います。

月毎の経費を確認して、突出している数字がないか確認します。

【確認場所】月次推移表-損益計算書(スタータープランの場合は、損益レポート+試算表

 

健康保険、国民年金の重複の確認

租税公課などに、納税者の健康保険の領収書などが入ってしまうことがあります。

もちろん抜く必要があるので、租税効果、雑費、支払手数料などは総勘定元帳で1年の取引を確認します。

【確認場所】総勘定元帳

 

仕訳日記帳で1万円以上の経費をチェック

これも2重仕訳のチェックがメインで、さらに大きな金額のミスがないか金額を1万円以上に限定して仕訳を確認します。

売上規模が大きかったり、仕訳の数が多い場合は、2万円以上とする場合もあります。

【確認場所】仕訳日記帳

 

消費税などの未払の計上確認

主に税込経理の場合になりますが、消費税の課税事業者である場合は、消費税を未払い計上する必要があります。

忘れやすい項目にあるため、チェックリストで確認するようにしています。

【確認場所】振替伝票で入力、試算表-貸借対照表で確認

 

家事按分の確認

所得税と法人税で最も異なることの一つは所得税には家事按分の考え方があるというところではないでしょうか。

家賃や電話代などはプライベートで使用している部分があるという前提で決算を組んでいく必要があります。

勘定科目で割合を設定したり、【品目】で抜き出して按分することもあります。

設定した割合は、来年以降にも引き継がれるため、来年以降の効率性も考えて設定します。

【確認場所】家事按分

 

貸倒引当金の計上

これも忘れやすい項目です。

個人事業は、最後に貸倒引当金を5.5%設定できます。

freeeで自動計算できるのですが、かなり分かりにくいところにあります。

【確認場所】確定申告書の作成-直接入力編集へ-貸倒引当金

 

定率法の選択の検討

新しく車を購入した場合などは、償却方法の変更をしておかないと、少なく経費計算されてしまう定額法になってしまいます。

固定資産で定率法が適用できる資産がないか確認します。

【確認場所】試算表-貸借対照表

 

青色申告承認届出書の提出

個人事業で確定申告をされている場合、今までご自身で申告していて今年からお願いされることもあります。

その時は、必ず、青色申告の承認がされているか確認を行います。

控えがあれば良いのですが、ない場合は、税務署へ閲覧請求して頂く場合もあります。

【確認場所】控え、もしくは管轄の税務署で閲覧

 

住民税の自分で納付

副業の申告の場合、会社に絶対にバレてはいけない人がいます。

その場合は、申告書に住民税を自分で納付するチェックを付ける必要があります。

ある意味、一番重要なことなので、もちろんチェックリストに入れています。

【確認場所】確定申告書の作成

 

予定納税の確認

前年の所得税の納税金額が15万円以上ある場合は、予定納税と言って、第1期分として7月1日から7月31日までに、第2期分として11月1日から11月30日までに納税しているケースがあります。

これを書かなければ、税金を払い過ぎてしまうので、予定納税の納付書は必ず確認します。

【確認場所】予定納税の納付書

 

CDROMの準備

税務調査用に総勘定元帳をCDROMに焼いてお渡ししています。

【確認場所】総勘定元帳

 

納税者の名前、住所、税務署の確認

どんなに早く仕事をしても、お客様の名前や住所を間違ってしまうと、仕事の価値がなくなります。

なので、この部分は、しつこく確認します。

【確認場所】PDF

 

中間納税の確認

所得税の納税金額が15万円以上ある場合は、予定納税が必要になります。

私は、申告ソフトはJDLを使っているため、そちらから納税予定表を出力してお客様にお渡ししています。

【確認場所】JDLから納税予定表

 

まとめ

チェック表を導入してから、2度手間がほとんどなくなりました。

確定申告書の作成は、2日に渡って作業をすることもあります。

チェックリストがなければ、前日の記憶を頼りに作業することになります。

チェックリストを作って、本当に良かったと思っています。

 

編集後記

今日は、法人のお客さんの会計チェックを行います。

 

息子(3歳7ヶ月)の成長日記

お客さんから果物をいただきました。

おっきなパイナップルを見て狂喜乱舞していました。

 

レッツゴージャイアンツ

4/8VS阪神 勝ち

先発高橋が開幕から2連勝と安定した投球を見せています。

昨日も7回まで阪神打線をわずか2安打0失点と完璧なピッチングを披露。

チームが苦しい状況で、この投球は非常にありがたい。

坂本にもホームランが出て、主力にも当たりが出だしています。

あとは、4番岡本が目覚めたら、勝率もグッと上がってくるでしょう。

 

ヨガ日記(SOELUソエル)

今日も、朝7時からピラティスを受講しました。

途中、息子が乱入してきて集中できませんでした。

 

シェアしてね!

みつばち会計事務所のサービスメニュー

税務調査対応(個人事業限定)はこちら

ミニマム法人の設立、税務顧問はこちら

すぽっと相談(オンライン)こちら

みつばち会計事務所の税務顧問

みつばち会計事務所の税務顧問サービスでは、弊社の顧問弁護士(弁護士法人みらい総合法律事務所)に対して文章による法律相談を無料で行なっていただくことが可能です。

税理士の顧問サービスをご検討の方はこちらよりご連絡ください。