目次
源泉報酬とは
源泉所得税というのは皆さん聞いたことがあると思います
ただ源泉所得税が2種類に分かれているということは 事業をされている方でもあまり知っている方は少ないのではないでしょうか
それは源泉所得税と源泉報酬になります。
源泉所得税は普段なじみのあるもので 会社の従業員に給料を支給した時に天引する所得税になります
次に源泉報酬というのは特定の業種例えばイラストレーターの方が法人などにデザイン料を請求する場合は受け取る金額から事前に一定の金額を天引きした金額を請求する必要があります
国税庁質疑応答
『コピーライター、イラストレーター及びレタリングライターへの報酬』
そのため事務的な面で言うと 他の業種に比べてイラストなどを作成する方の方が請求処理が煩雑になります
逆にいうとイラストレーターにデザインを依頼した法人※は毎月源泉報酬の納付をしないといけません
お得意先に税金面で迷惑を掛けないためにも ちゃんと計算して請求書を出さないといけませんね
こういった決まりきった手続きについては できるだけ効率化して行った方がいいということになります
※分かりやすいように法人相手としていますが、厳密に言うと源泉徴収義務者への支払いの場合となります。
国税庁質疑応答
『源泉徴収義務者とは』
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/gensen/2502.htm
freeeでの請求書の作成手順
外税を選択する
消費税の課税前の金額で計算した方が天引きする金額が少なくなるため手取りが増えます。
こちらの方法は国も認めている方法になります。
国税庁タックスアンサー
『消費税等と源泉所得税及び復興特別所得税』
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shohi/6929.htm
2段目で源泉税を選択
上段の金額に10.21%を掛けた金額が自動計算で入力されます。
詳細名に決まりはないですが私は「源泉分控除」としています。
選択後の画面
50,000円×10.21%が自動計算されていることが分かります。
仕訳にはどう反映されるのか？
仕訳帳から取引を選択
5,105円は事業主貸として処理されています。
この事業主貸は個人の会計で必ず発生する勘定科目になります。
基本的には請求書の発行側が確定申告以外で行う処理はありませんので このまま経理処理を進めて大丈夫です。
天引き金額の集計方法
法人に対して取引を行っているような場合は、請求金額も高くなることが予想されます
そのため誰に対していくら天引きされたのか集計したくなると思います
そんな時は、【試算表】-【取引先】-【貸借対照表】を選択して 先ほど使用されていた事業主貸を確認してくて下さい
するといくら天引きしたか一目で確認ができます
請求書さえ間違えなければ確定申告の7割完了
確定申告の間違いとして最も金額に影響が大きいのは 売上の計上漏れになります
たとえ通帳の記帳していなかったとしても 請求書さえきちんと会計ソフトに登録をしていれば売上が少なく計上されることはありえません
請求書をきちんと用意しておくということは 確定申告の準備につながりますしそのまま税務調査の対策にもなります
関連記事に最適な料金プランの説明もしております
個人事業主の方なら月額1,000円ほどで年間契約にすると 10ヶ月分の割引金額でこの請求機能も使うことができますので大変おすすめです
まとめ
会計処理というのは何も仕分けを入力するだけではありません
請求書の発行いや発注書納品書の発行などから整備をしていくと そのまま会計処理にもつなげることができます
できるだけ無駄を省いて一気通貫でこれらの処理を行っていくことで 不必要なコストをかけずに業務を効率化できる上にミスも少なくすることができます
月額1,000円ほどで請求書も使えて 会計処理もできると考えるとコストパフォーマンスはかなり良いと思います
編集後記
アイキャッチで使っている画像は Google スプレッドシートの図形描写という機能を使って書きました
今まではエクセルで図形を書いていましたが エクセルと遜色ない画像が作成ができると感じました
息子（２歳）の成長日記
ストライダーに乗るようになったのですが、盛大にコケてしまいました。
少し目を離してしまったことをめちゃくちゃ後悔しました。
ごめんね～
一日一新
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