税理士試験は3科目目が鬼門

がんばる税っ!

 

みつばち会計事務所の丸山です。

 

今日は、税理士試験についてお話して行きたいと思います。

 

ご存知の方も多いかもしれませんが、税理士になる方法はいくつか存在します。

税理士試験の試験科目

税理士試験は大きく分けて2つの大きな分野から構成されています。

 

1つは会計科目、もう1つは税法科目になります。

 

そして、科目を免除出来る大学院を卒業すれば、会計科目なら1科目、税法科目なら2科目免除することができます。

 

直近に行われた税理士試験の合格率を見ると会計科目の合格科目が税法科目に比べるとかなり高いですし、税法科目の方が難易度は確実に上がりますので、大学院で免除するとなると税法の2科目の方になるのは当然と言えます。

 

そう考えると、会計2科目、税法1科目、大学院で2科目免除という形で、合計5科目を揃えれば晴れて税理士となれます。

 

つまり、難易度の高い税法のどれか1科目に合格して会計科目2科目と税法科目1科目の合計3科目に合格することが資格を取るという点で非常に重要になります。

 

 

日商簿記の影響

多くの税理士受験生はまず会計科目である簿記論と財務諸表論から始めます。

 

それは、日本には、日商簿記の試験が根付いているからと言えます。

 

多くの税理士受験生は、日商簿記で3級、2級と徐々に学習を進めた先に税理士試験なり公認会計士試験に挑戦します。

 

そのため、まずは腕試しの意味を込めて、税理士試験の会計科目である簿記論と財務諸表論を受験します。

 

ただ、会計科目の難易度が低いわけではないので、ここで足止めを食らってしまう人も大勢います。

 

 

選択必須科目

税法の中でもそれぞれの科目で試験における意味合いが違います。

 

税法の科目は、全部で9つ存在します。

 

所得税法、法人税法、相続税法、消費税法、酒税法、国税徴収法、住民税、事業税、固定資産税

 

しかし、試験の制度の中の位置付けにおいて重要度が違います。

 

まず、所得税法と法人税法の2つについては、選択必須科目と言って大学院免除を使わずに税法3科目の合格を目指す場合は必ずどちらか1つに合格する必要があります。

 

つまり、5科目合格を目指す場合は、この2つの税法のどちらか1つは必ず受験する必要があります。

 

しかし、大学院免除をするとこの2つの科目を受ける必要がなくなります。

 

なので、仮に会計科目2科目に合格して税法科目を挑戦しようとする場合は、無理に所得税法か法人税法に挑戦する必要はないと言えます。

 

 

税法7科目

3科目目の選択肢は豊富です。

 

7科目のうちどれか1つを選択することになります。

 

相続税法、消費税法、酒税法、国税徴収法、住民税、事業税、固定資産税

 

ここでも、それほど大事ではないですが、少しルールがあります。

 

消費税法と酒税法については、どちらか1つしか受験することができません。

 

税理士試験は3日間で行われますが、消費税法と酒税法については同じ時間に実施されると言う細かいルールがあります。

 

それぞれの税法についても、計算と理論の点数の配分が違ったりしますので、詳しくは各受験専門学校のパンフレットを参考にしてください。

 

 

鬼門の3科目目

私は消費税法に合格しました。

 

実務で使っていたので勉強も抵抗なくすることができたと言う印象です。

 

私の大学院のゼミ生は、実務をバリバリされている方が多く、消費税法に合格されている人が多かったので、実務をしている人には少し有利な科目かもしれません。

 

相続税法については資産税特化の科目なので、興味のある人にはおすすめですが、ない人にとっては勉強が苦痛になるかもしれません。

 

後、私は固定資産税も少し勉強していたことがありますが、ボリュームが圧倒的に少なく、計算も単調です。

 

なので、応用するようなこともなく、コンピューターのようにいかにミスをしないかで勝負が決まるように思います。

 

最近は、理論の配点が100%の国税徴収法が人気と言われますが、少し理論のテキストを見ましたが、その量は膨大でした。

 

税理士試験の税法科目と言うのは、実にバラエティー豊富でそれぞれに特徴があるので、一概にこれがおすすめと言うものはありません。

 

いずれにしても、税理士試験3科目目となる税法科目の選択は、早く合格するためには、非常に重要な科目になります。

 

 

まとめ

税理士試験は、会計科目と税法科目から構成されます。

 

税理士試験の受験生の大半は日商簿記を受験しています。

 

税法科目は9科目あり、2科目が選択必須科目です。

 

税理士試験の合格には3科目目となる税法の選択が重要です。

 


編集後記

今日は、法人の銀行口座の申込みなどの週明けの事務作業と執筆を進めて行きたいと思います。納期は1ヶ月になっていますので、コツコツとしかしスピード感を持って進めたいと思います。

 

息子(2歳7ヶ月)の成長日記

昨日は、よく遊んだと思ってくれたようで、寝る前にいっぱい遊んだ〜と言って眠りにつきました。

 

なんだか、息子に育児の採点をされているような気分になります。

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