諦めるタイミングの見極め方-税理士試験を終えて思うこと

まいどおおきに!

税法大学院合格コンサルタントのTOMOYUKIです。

先日なんとか税理士試験の免除通知を受け取り、長かった税理士試験に終止符を打つことができました。

簡単に私の勉強歴をご紹介すると、こんな感じになります。

25歳 脱サラ&公認会計士挑戦

28歳 公認会計士試験、短答式試験3回不合格のため諦める

28歳 簿記1級取得

29歳 税理士試験に転向、簿記論・財務諸表論合格

30、31歳 税理士試験、法人税法に専念して2年連続で不合格

32歳 法人税の不合格の心の傷を癒すため税理士試験お休み&法人税法を諦める

33歳 税理士試験、消費税法に合格

同年 税法大学院に入学

35歳 大学院卒業、税理士試験、税法2科目免除

今振り返ってみると、まったくもって順風満帆ではありませんねww

しかし、何はともあれ、資格という形にすることは出来ました。

そこで、今日は、私がどんなタイミングで諦めて、どんな理由で諦めたのかについてお話したいと思います。

公認会計士を諦める

冒頭に書きましたが、私は公認会計士を諦めました。

なぜかというと、受験勉強に心が折れたからです。

公認会計士は、マークシート形式の短答式と記述形式の論文式の2回の試験に合格して与えられる資格になります。

短答式は、1日で行われます。

朝9:30から18:00まで、1科目2時間の試験を計4科目次々と受験して行きます。

企 業 法    9:30~10:30
管理会計論   11:30~12:30
監 査 論           14:00~15:00
財務会計論      16:00~18:00

この短答式試験を受けるためにマイ座布団を持参して受ける人も少なくありません。

この過酷な試験を突破して次の論文式を受けれる挑戦権を得ることが出来ます。

ちなみに、2019年の合格率が、第1回が12.9%、第2回が7.4%となっています。

年度によって3.5%という年も存在します。(2011年)

参考:TAC公認会計士試験

これだけ見ても過酷な試験ということは分かると思います。

そして、いよいよ本丸の論文式を受けることになります。

最新の受験日程が公開されていました。

◯令和2年8月 21 日(金)
監 査 論 10:30~12:30
租 税 法 14:30~16:30

◯令和2年8月 22 日(土)
会 計 学 10:30~12:30
会 計 学 14:30~17:30

◯令和2年8月 23 日(日)
企 業 法 10:30~12:30
選択科 目(1科目) 14:30~16:30
(経営学、経済学、民法、統計学)

次は、3日に分かれて計6科目について試験が行われます。

ちなみに、公認会計士試験の受験料は19,500円です。

これは、短答式を受験する際に支払って、仮に論文式を受験しない場合であっても返金はありません。

ちなみに、この論文式の合格率も短答式と同様に公開されています。

2018年が35.9%になります。

おっ高いと思った方、ちょっと待って下さい。

これは、先ほどの短答式を合格した猛者の中でその%内に入らないといけないということを忘れてはいけません。

短答式に合格した人は、論文式を3回受験できる権利を得ることが出来ます。

そのため、みんな必死で論文式に挑んでくることは容易に想像出来ます。

2回落ちて最後の3回目受験の人はそれこそ死に物ぐるいで挑んでくることでしょう。

このように、公認会計士試験はとても過酷な競争試験になります。

公認会計士試験に合格された方は、みなさんまじめで、とても忍耐強い方が多い印象でした。

生半可な方はみんな諦めている試験になります。

今考えると、私もとても生半可な気持ちでこの試験に挑んでいたように思います。

 

 

法人税法を諦める

さてさて、税理士試験に転向しました。

公認会計士試験を目指して勉強をしていましたので、自力はかなりついていました。

日商簿記1級、税理士試験の会計科目である簿記論、財務諸表論は1年で合格しました。

正直、簿記論、財務諸表論を受けた後の感想は、満点だろうと思っていました。

これで、私は完全に税理士試験をなめてかかりました。

5科目中、2科目を合格できたのです。

それも1年で。

あと2年、長くても3年もあれば、税法3科目取れるんじゃないのと。

この過信が大きな間違いでした。

税理士試験の各科目の合格率は、毎年変動しますが、おおむね、どの科目も12~13%で推移しています。

そのため、会計科目と税法科目の難易度を同じ天秤で測っていました。

しかし、ふたを開けてみると2年連続で不合格でした。

この時、仕事は派遣社員をして法人税法に絞って勉強していました。

そのため、勉強時間だけで言えば、専門学校のパンフレットに書かれている時間の3倍から4倍は取れていました。

そのため、次に3回目を受けて受かる自信がまったく持てなかったですし、正直、勉強をすることに疲れていました。

 

 

有名大学を諦める

思えば、私は結構、いろいろと諦めてきたなと思います。

私は、滋賀の県立大学を卒業していますが、大学受験の第一希望は兵庫県内の国立大学でした。

ただ、当時のセンター試験の結果が悪かったので滋賀の大学を受験しました。

この時に重視していたのは、浪人しないということでした。

ただ、大学は5年行きましたので、1浪して兵庫の国立大学を受験しても卒業年度は変わらなかったかもしれません。

まあ、浪人したからと言って、受かっていたかは分かりませんが。

 

 

諦めるのに適切なタイミングは?

なんど見ても、私の人生は諦めてきた人生だなと思います。

では、今後悔しているかというと、それほど後悔していないというのが本音になります。

だって、こんなに思い通りいかなかったら、人によってはノイローゼで自殺しちゃうかもしれませんしね。

株で言う損切りかなと思います。

逆に言うと、背伸びして挑戦してきた結果かなとも思います。

少し後悔するとしたら、情報収集の重要さにもっと早く気付いていたら、もっと早く目的を達成できたかもしれません。

まあ、今更言ってもしかたありません。

今日以降の自分の行動に活かしていきたいと思います。

最後に、1つ言えることは、諦める程度の覚悟だったことを知った時が諦めるタイミングだと思います。

公認会計士試験を諦めた時に、会計事務所で初めて働き、法人税を諦めた時、別の会計事務所に転職しています。

そこで、税理士になんとしてもなるという覚悟が出来ました。

その後の自分の選択に迷いはありませんでした。

覚悟が出来たことで、我が道を突き進むことができたのです。

 

 

まとめ

何かに挑戦すると、何度も壁が現れて現実を思い知らされます。

そして諦める。

全然いいんじゃないでしょうか、死にませんし。

と、私は思います。

 

 

息子の成長日記

今日は、保育園に行く時、すんなり服を着てくれました。

明日も着てくれるかな?

 

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今日は、新しく大学院入試コンサルをさせて頂く方と初回のzoom面談を行いました。

男性かなと思っていたら女性でした。

名前だけではなかなか性別が判別出来ない時代だなと思いました。

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