Cランクの作文をする際のワンポイントアドバイス

本文

税理士の試験において暗記というのは外すことができません。

 

私は消費税に合格していますが、合格の秘訣は暗記にあったと感じています。

 

私は当時TACで勉強していましたが、TACの理論テキストは AランクからCランクまで重要度に応じてランク付けがされていました。

 

簡単に説明すると、

 

 Aランクは必ず覚えておきたいところ

 

 BランクはAランクよりも重要度は落ちるけども覚えておきたいところ

 

 Cランクは出題可能性が低いけど覚えておきたいところ

 

になります。

 

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 Aランクは、どんなに時間がない受験生でも絶対に押さえないといけないところなので、覚えると思うんですが、Cランクについては合格した時も全部を覚えていたわけではありません

 

出題された場合に作文ができるようにしていました

 

消費税の理論テキストには、こんな理論があります。

 

実質判定

 

  1. 資産の譲渡等を行った者の実質判定

 

これは、実質的に誰に消費税の納税義務があるかの判定する基準の法律になるのですが、当時、私が受験した時はCランクでした。

 

ちなみに、ランクというのは毎年変わります。

 

この法律の意味合いは、

 

例えば、Cさんが親の名義で取引をした場合であっても、Cさんがその取引による利益を享受するなら、その取引はCさんがやったものとみなすというものです。

 

詳しい理論の内容については、ここではお話しませんが、これを一言一句暗記するとなルト、小難しい言葉を覚えないといけません。

 

Cランクになるためこういうところは後回しで暗記します。

 

本試験で作文ができるようにしておくためには、意味だけは理解しておきます。

 

そして、この実質判定の条文にはいくつかのキーワードがあるのでそれだけ覚えるようにしましょう。

 

キーワードは、例えば

 

・ 単なる名義人

・ 対価を享受せず

・ その者以外の者

・ その対価を享受する者

 

条文の本文は3行ぐらいの文章になりますが、重要なキーワードはこの4つぐらいです。

 

これだけ覚えておいて、本試験でもし出題されたら、この4つのキーワードを思い出します。

 

そして、法律の意味を思い出して作文していきます。

 

 

消費税は理論が40題ほどあります。

 

限られた時間の中で、暗記を効率的にするためには暗記する理論を絞る必要があります。

 

基本的には AランクからCランクまでのランクを意識してAから順番に絞ればいいです。

 

試験の準備として、一番最悪なのは40題を全て同じレベル感で暗記しようとすることです。

 

簡単なことで、40題を暗記しようと思って試験に挑む人と初めから30題に絞って暗記しようと思う人では、その暗記の精度は30題に絞って暗記した方がいいのは決まりきっています。

 

Cランクというのはみんな押さえていません。

 

ただ競争試験においては、もし出た場合そこで差が付くということは往々にしてありますし、覚える時間の余裕があれば覚えた方がいいです。

 

しかし、そこは重要度の問題で、Aランクの方が絶対的に重要度が高いため、まずはランクの順番に絞っていきます。

 

その上で、C ランクは今回お伝えしたように、キーワードだけを覚えて本試験では作文で対応するというような方法が現実的な方法かと思います。

 

まとめ

税理士の試験において暗記というのは外すことができない。

 

Cランクは、意味を理解した上で、キーワードを覚える。

 

40題覚えようとする人より、30題覚えようとする人の方が1題あたりの暗記の精度は上がる。

 


編集後記

今日は、自分の会社の決算をしつつ、本の執筆を進めて行きたいと思います。

本の執筆用の時間を作るために、動画の編集は、一部ココナラで外注に回したいと思います。

 

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