【税理士試験】法人税になぜ落ちたのか

がんばる税っ!

 

みつばち会計事務所の丸山です。

 

今はこうして税理士になれたわけですが、税理士試験の受験についてはたくさんの負けを経験しました。

 

その中でも以前YouTubeで配信したこちらの内容が結構見られていることから、みなさん、選択必須科目で実務でも重要度の高い法人税については関心が高いものかと思います。

【閲覧注意】税理士資格を取得するためには、法人税は受けたらあかん!

 

そこで、法人税に2回落ちた私の失敗体験について赤裸々にお話したいと思います。

 

この動画の意図としては、私の失敗体験をお伝えして、これを見ていただいた人のうち一人でも私と同じ失敗をしなければいいという思いで配信しています。

失敗の経緯

まず、私の受験生活は26歳の時に食品の営業会社を退職して公認会計士の試験に専念すべく実家に戻って試験勉強に専念したことから始まります。

※今、36歳なので10年前になります。

 

当時はTACの公認会計士試験の講座があったのでそれに申込みました。

 

確か、2年のプランで60万ぐらいの講座だったと思います。

 

実家に帰ってくる際に、当時乗っていたワゴンRを退職した会社の先輩に30万円ほどで売ったお金やわずかばかりの貯金を使って支払いをした記憶があります。

 

当時は公認会計士の合格者が毎年3,000人ほどの合格者バブルと言うこともあって、高い受講料でしたが、教室が満杯になるほど人気のある講座でした。

※今は1,300人ほどで安定している。

 

資格勉強に専念しているので、それこそ朝9時ぐらいに専門学校が開いたら自習室に行って勉強を始め授業の時間になったらそれを聞いて、昼は母親が作ってくれた弁当を食べて夜はお腹が空くまで勉強すると言う生活をしていました。

※働いてないのでお金もなかったので。

 

しかし、試験に2年ほど挑戦しましたが駄目だったわけです。

 

 

税理士試験転向

失意の中、貯金も底をついてきましたし、この時28歳になっていて三十路が近づいてきて無職というのも辛いと言うことで職につくことにします。

 

ただ、このまま資格を諦めきれないと言うことで、働きながら勉強できると言われる税理士試験に挑戦することにしました。

 

しかし、私は理系の大学を卒業していて、会計事務所経験もないので受験資格がありません。

 

説明は割愛しますが、税理士試験を受験するには一定の要件を満たす必要があります。

 

そこで急遽、簿記一級を勉強することにします。

 

簿記一級に合格すれば税理士試験の受験資格を得ることができます。

 

試験を受けましたが、公認会計士受験であらゆる論点をやり尽くしていたので、一回の受験で簿記一級に合格することができました。

 

そして、次の年に開催された税理士試験の簿記論と財務諸表論を受験してこれまた、一回の受験で合格することができました。

 

この時、私は29歳でした。

 

法人税を受験

公認会計士の受験失敗から、別の資格の受験で結果が出たことは良かったのですが、この合格によって私は調子に乗ってしまいます。

 

このまま、ぽんぽんと税法3つ合格できると簡単に考えてしまいます。

 

ここから連敗します。

 

法人税の試験に挑んだ一年目に失敗します。

 

税法は、受験の前に難しいと聞いていたので1回ぐらいは仕方ないと感じて、2回目(2年目)も法人税を受験しましが不合格でした。

 

正直2年目は合格できると思っていました。

 

当時はコールセンターで働いていて勉強時間も確保できていて1科目に専念していたので合格できると思っていました。

 

直前の模試でも合格圏内にいたのでかなりショックでした。

 

不合格の原因

法人税に不合格になった原因は主に2つあると思います。

 

1つは、法人税のレベルをみくびっていたことです。

 

正直、公認会計士の受験から税理士試験に転向して簿財を2科目一回で合格したことで税理士試験をなめていました。

 

そして、法人税も簡単に合格できると考えていたので、専門学校の授業をこなせば自分なら合格ができると簡単に考えていました。

 

しかし、今考えるとその考えは大甘でした。

 

税理士試験の税法の試験というのは、会計科目を合格した人が受験生の大半を締めます。

 

なので、受験生のレベルが1段も2段も高い中で10人に1人に入る必要があります。

 

そういった税理士試験の仕組みについて自分の頭で考えることをしていませんでした。

 

もう1つは、税理士になるという覚悟が足りていませんでした。

 

公認会計士試験の時もそうでしたが、なぜ自分が士業になりたいのかという部分が足りなかったので受験に本当に真剣には取り組んでいませんでした。

 

確かに、勉強時間は確保してやっていて模擬試験でもそれなりの点数は取れていたのですが、本試験で点数が取れていませんでした。

 

つまり、本試験を意識する勉強ができていなかったということです。

 

自己満足の勉強をしていたと表現できると思います。

 

公認会計士なり税理士に絶対になるという覚悟が強ければ、自分で合格するための材料も揃えることができます。

 

なので、これから税理士になりたいと考える方は、この2点を意識して取り組んでいただければいいのではないかと思います。

 

 

まとめ

法人税に落ちた原因は、税法のレベルをみくびっていたことと税理士になる覚悟が足りず、専門学校任せの対策しかしていなかったことです。

 

そこに至るまでは、公認会計士受験の失敗から税理士試験の会計科目合格という浮き沈みの体験からの心の緩みが原因です。

 

少し結果が出ても新たな気持ちで前を向いて努力できる人が合格できると思います。

 

 

編集後記

昨日は、税理士会のセミナーで、コロナ関係の税制の制度について勉強をしました。

今日は、いつも通りブログを書いて、5月のセミナー資料を完成させて行きたいと思います。

後、大学院の研究計画書の書き方について本を書くので、その執筆を進めて行きたいと思います。

 

息子(2歳7ヶ月)の成長日記

保育園自粛中でDVDを見せています。

やはり、男の子なのでアナ雪よりカーズの方が好きですね。

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