ミニマム法人チャンネル開設4年目、おすすめ動画をピックアップ

もしもミニマム法人のセミナーをしたら③ミニマム法人の売上の作り方

こちらの記事は以下の記事の発案を元に作成しています。

もし、全ての項目が完成したら、それを元にセミナーを開催するかもしれません。

本題

個人と法人の最大の違い

いくつかの違いはありますが、最大の違いはやはり欠損金の繰越期間と言えると思います。

個人は青色で3年(白色はなし)、法人は10年までの赤字の繰越が可能になります。

ミニマム法人を作って役員報酬を取る以上、経費は少ないながらいくらか発生します。

売上がなければ、赤字で1年後の決算を迎えることになりますが、10年間繰越しできるので、赤字でもOKです。

ミニマム法人を作ったからと言って、焦って売上を作る必要はありません。

いくらをいつ作るのか

では、いくらをいつ作るのかということになります。

それは、作れる時ということになります。

実態のない売上を単純に個人から法人に移動させることは、もちろん脱税です。

そうならないためには、法人の名前や法人の事業活動から生じた売上であることが必要です。

具体例

法人の実態を伴った最も綺麗な売上は、法人で宣伝して法人の資本を使って生まれた商品やサービスを売って、法人名義で領収書を切ったり、法人名義で請求書を切って、法人名義の口座に振込がされるものになります。

あえて、「もの」と表現しましたが、それは形のある商品、形のない商品を全てを含めての価値に対するサービスの対価のことを示すのでそう表現しました。

  1. 法人主催のセミナー
  2. 法人所有の不動産の賃貸収入
  3. 法人名義の車のレンタル
  4. 法人で雇用している従業員(役員)が行う事務代行業務
  5. 法人で雇用している従業員(役員)が行うホームページの運営代行

①から③は、法人が主体となっていたり、法人が所有している物から生まれる価値と言えるため、当然に法人の売上になります。

④と⑤は、法人が持っている人的資源を使って生まれたサービスという価値が生じていため、当然に法人の売上になります。

なお、④⑤の従業員には法人から役員報酬を貰っている代表も当然、法人の人的資源になるので、代表自らがサービスを提供しても構いません。

具体例の補足

①法人主催のセミナー

セミナーを具体例にしましたが、①についてはなんでもありです。

例えば、株を法人の証券口座で購入してその利益を法人につけても良いです。

法人口座で利益が出るのであれば、誰にも文句を言われる筋合いなく法人の売上になります。

なので、①についてミニマム起業と言えるかもしれません。

事業をするということはリスクを抱えているので、もちろん赤字になることもありますが、逆に経費で消しきれないほどの黒字が出る可能性もあります。

①以外の②から⑤については、代表の個人事業からミニマム法人への売上の移動ができる可能性があります。

②法人所有の不動産の賃貸収入

例えば、②であれば法人が所有いる建物を個人が事務所用と使用して、賃料を個人が法人に支払うということが考えられます。

実は、この手法は相続税の節税のスキームとして昔から用いられている方法なので、取引金額を間違えなければ問題なく利用できます。

③法人名義の車のレンタル

次に③の自動車を法人名義にしてしまって、リースのような形で個人に貸し出すというものです。

仕事用に自動車を個人で持っている方は多いと思いますが、車検証と保険を法人名義に変更します。

印鑑などを用意しておけば、これらは比較的簡単に変更が可能です。

保険については、代理店に聞いた話ですが、個人の等級を変えずに法人への変更ができるとのことでした。

④法人で雇用している従業員(役員)が行う事務代行業務

④については、個人事業で発生する事務作業を法人にやらせることで、手間賃を貰うという方法です。

それほど大きな金額は望めませんが、少しだけミニマム法人の売上を作ることはできるでしょう。

⑤法人で雇用している従業員(役員)が行うホームページの運営代行

⑤これも④と同じ考え方ですが、ホームページなどを持っていたら、その運営代行として法人にいくらか報酬を払うというものです。

相場で行くと、月1万円ほどというところでしょうか。

④と⑤については、法人で作業している実態を示していくことが難しいとは思いますが、業務内容を記載した契約書を個人とミニマム法人間で巻いておいて、世間一般で行われている同種の事業と比較して、そこまで金額の違いがなければ、不正な取引とみなされることもないと思います。

また、④と⑤の実態証明については、法人の経費でパソコンを購入したり、ネットの通信費を法人の経費にしておくことで、その証明力は強くなります。

まとめ

今回は、質問も多いミニマム法人の売上を作る具体的な方法を考えてみました。

法人には10年の赤字の繰越という強力なルールがあるので、売上は後から作れば十分です。

なので、まずミニマム法人を設立して社保加入してから、売上についてじっくり考えていけばいいと思います。

個人からの単純な付け替えは、単なる脱税です。

なので、じっくりと法人の売上については考えていく必要がありますし、その十分な時間も用意されています。

 

編集後記

今日は、YouTubeを撮影したいと思います。

 

息子(3歳7ヶ月)の成長日記

最近、アルファベットを覚えたようで、「ABCDEFG」までは何となくの発音でいけるのですが、そのあと、「ジャーハイさー」と途中から、正義の味方のかけ声のような解読不可能な発音になります。

 

レッツゴージャイアンツ

昨日は移動日でした。

 

ヨガ日記(SOELUソエル)

今日も朝7時から、火曜日恒例の朝の太陽礼拝を受講。

決まった動きの繰り返しですが、ヨガの基本動作で終わった後はスッキリします。

 

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丸山友幸(まるやまともゆき)
スキー検定2級持ち、現在1級挑戦中の税理士・行政書士です。 ウインタースポーツに打ち込みたいけど3月の確定申告がご不安な方はぜひご相談を!! 前走の私が直接対応させていただきます!! 既婚で、7歳の男の子と3歳の女の子の父親です。 著書「研究計画書の書き方 Kindle版」発売中 よろしくお願いします。