確定申告時期にパートさんの疑問で気づく収入と所得の話

本題

パートさんに確定申告を手伝って貰っている時に、収入と所得の説明をすることがありました。

収入と所得

収入と所得。

似ています。

収入と言われたら、額面か税引後どちらかなぐらいの疑問かもしれないですが、所得というのは税金計算のためだけにあるような概念で、所得の説明というのは、今でも難しいですし、100%完璧に説明できる自信はありません。

申告税額比較表

実際に、パートさんからどんな場面でこの収入と所得の違いについて説明することになったかというと、それは、税務申告ソフトの中にある申告税額比較表という機能の中で、前期と今期の申告を比較するときに、給与が去年はありますが、今年はないのはどうしてですかと質問される場面がありました。

原因としては、去年に比べて給与収入が減ったので、所得が0円になったことが原因でした。

申告税額比較表では、収入の記載はなく所得の比較しかなかったので、そのような疑問が生じたわけです。

給与所得は、給与収入から最低55万円の給与所得控除を引いたら金額となります。

引ききれなければ、0円となるわけですが、要するに、所得というのは税金計算特有のものなので、パートさんはイメージが湧かなかったのだと思います。

所得税確定申告は所得が重要

個人事業の方が毎年行っている確定申告の正式名称は、所得税確定申告です。

正しい所得を申告するのが目的です。

ただ、この所得というのが厄介で、所得は、都合10種類あり、さらに青色申告だったり、損益通算だったりと独特のルールが存在して、それらを正しく適用して最終的な所得を計算します。

その複雑さは、まるでジグソーパズルのような感じです。

さらに所得というのは、単純な手取りというわけでもないところが、説明が難しいところですね。

まとめ

収入はイメージしやすいが、所得はイメージがしにくいというか、確定申告特有の考え方になります。

所得の説明は、税理士でも難しいです。

所得は単純な手取りとも違いますし、説明が難しいところですね。

 

息子&娘(5歳5ヶ月&1歳5ヶ月)の成長日記

息子の体操教室を娘と一緒に見学中、娘の声が大きかったので、「しー」と人差し指で口を紡ぐポーズをすると、娘をそれを真似します。

が、娘の人差し指は口から大きく上に上がっていって、おでこらへんまで到達していました。

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