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顧客奪取で税理士逮捕に見る税理士の今後の独立について

本題

Twitterを見ていると衝撃のニュースが飛び込んできました。

衝撃の記事タイトルは、

顧客のマイナンバー、元勤務先から持ち出した疑い 税理士ら逮捕

というニュース記事になります。

ちょっと、私の感覚では、逮捕まで行くのかという驚きの方が大きかったです。

正直、税理士の業界というのは、顧客奪取は当たり前のように行われていました。

というのも、1対1でお客さんと担当者が対応して、所長は傍観という事務所も多いので、顧客奪取が起きやすい業界が税理士業界です。

しかし、それが原因で逮捕というのは、私は初めて聞きました。

しかも、顧客を奪取した税理士も、顧客を奪取された税理士法人も実名で公開されていたので、このニュースによる当事者への影響というのはかなりのものかと思います。

では、今まで当たり前のように行われていた顧客奪取が、どのように対処されきたのかというと、最も平和的な解決方法だと、年間顧問料の何十%などを支払って独立する税理士が引き継ぐというのが一般的だと思います。

それか、お金のことはうやむやにして、引き抜いていくというのも普通に存在します。

それでも、逮捕されるということは、今まで聞いたことはないです。

よほど揉めると、顧客奪取された税理士法人が独立した税理士を相手に損害賠償を請求するパターンがあります。

ただ、これは民事の話なので、今回のように刑事事件にまでは発展しなかったわけです。

お金で解決でした。

では、そんな顧客奪取が当たり前の会計業界で、こちらのニュースが与える影響についてですが、毎日新聞の記事では、不正競争防止法違反とマイナンバー法違反の両方の罪で顧客を奪取した税理士が逮捕されたそうです。

あまり聞きなれない法律です。

私も詳しくは知りません。

ニュース記事を読むと、不正競争防止法の方が重く扱われ、マイナンバー法が捜査の過程で追加されたように感じました。

というのも、顧客奪取を疑った税理士法人側が、パソコンの履歴を調査して顧客のデータを持っていった証拠を掴んだと書かれていました。

それが逮捕の決め手になったようです。

今までは、実際、顧客奪取を疑っていてもパソコンの履歴を調べてまで証拠を探すということはされていなかったと思います。

予測ですが、税理士法人側は専門の業者を入れて調べたと思います。

逮捕された税理士と、共謀したアシスタントは、顔写真も公開されて犯罪者という扱いでした。

逮捕されているので、仕方ないといえば仕方ないのですが、今まで当たり前のように行われていた顧客奪取ですが、プロセスを間違うと法律に抵触する危険を孕んでいます。

ネット社会というのは、便利な反面、必ず足跡が残ってしまいます。

今後、同様の方法で独立を考えている税理士を震え上がらせる事件になったということは、間違いないと思います。

税理士法人側から見ると、今回の逮捕は従業員をうまく扱うには都合の良い口実ができたなという印象になります。

今回の事件を見て思うのは、勤務先の顧客をあてにせず、引き継げたらラッキーぐらいで、自分で集客を頑張ることが一番良いのかなと思います。

 

編集後記

今日は、2件打ち合わせ。

1件は確定申告、1件は法人の新規案件になります。

 

息子&娘(4歳4ヶ月&0歳4ヶ月)の成長日記

娘が、ゴロンと1回転できるようになりました。

赤ちゃんの成長スピードは早いので、見ていて楽しいです。

 

ヨガ日記(SOELUソエル)

今日は、肩甲骨はがしヨガを受講。

顔をマットに押し付けて背中周りを伸ばしました。

 

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丸山友幸(まるやまともゆき)
スキー検定2級持ち、現在1級挑戦中の税理士・行政書士です。 ウインタースポーツに打ち込みたいけど3月の確定申告がご不安な方はぜひご相談を!! 前走の私が直接対応させていただきます!! 既婚で、7歳の男の子と3歳の女の子の父親です。 著書「研究計画書の書き方 Kindle版」発売中 よろしくお願いします。