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【個人】無料プランによる一部機能の提供終了について(2024年1月15日から)
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ついに来たかという印象が強い今回のfreeeの機能変更について、説明してどのような人に影響がある変更なのかをプチ解説したいと思います。
そもそも無料プランと言いつつ、これまでは試算表を見れたり、クラウド会計の根幹の機能であった通帳連携の機能というのは使えていました。
無料プランで制限されていたもので印象的なものは過去の取引の修正ができない機能でした。
例えば、半年前の消耗品費を工具器具備品に変えたいなと思っても、一度取引登録をしてしまうと有料プランに申し込まないと修正することはできません。
確定申告の時には有料プランにする必要があるのですが、そういうところに目を瞑れるのであれば無料プランでも運用ができていた経緯はあります。
衝撃度の大きい機能制限
変更する機能制限については詳しく表付きでfreeeのページに掲載されているので、ぜひそちらを参考にしていただきたいのですが、中でも無料プランの恩恵を受けていた人にとって影響が大きいと考えられる変更点について紹介します。
「設定」「ヘルプ」メニューのみ利用可能
freeeをパソコンで開けると左上からホーム、レポート、決算申告などが並んでいます。
ここから試算表に入ったり、振替伝票を開いたりすることができます。
その機能が設定とヘルプのみになります。
つまり、会計シフトしての機能はなくなることを意味しています。
もちろん、仕訳の登録もできませんし、レポートから入る試算表を確認することもできないこととなります。
無料プランで保持されるのは過去に登録した仕訳データになるので、ある意味Googleの保存ストレージを無料で利用できるプランぐらいの意味合いになってくるのかなと思います。
口座の同期・連携
予定では、無料プランになるとデータ連携が停止すると書かれていました。
つまり、無料プランでは自動で通帳明細を取り込まなくなります。
また、設定とヘルプメニューしか存在しないため、csvでの手動取込もできません。
有料プランを1ヶ月単位で契約して取り込むことは可能なので、どうしても取り込みたい時は有料にするしかないようです。
クラウド会計といえば通帳との自動連携と言えたので、クラウド会計がクラウド会計でなくなるような大きな影響のある変更になります。
衝撃度の小さい変更
確定申告書類の作成機能
確定申告書類の作成機能について、これまで無料プランでは入力作業自体は行えました。
それが完全に利用不可となります。
まあ、この部分については実際に確定申告することは元々できなかったですし、確定申告する時は過去の取引の修正なども必要で、有料プランの契約が必要になるため、そこまで大きなインパクトはないかと思います。
実は会計事務所に影響が
今回の変更というのは、無料プランでこれまでfreeeが広告宣伝の意味で公開して利用できていた機能が使えなくなりました。
実はこの影響を受けると予想されるのは会計事務所になります。
会計ソフトというのは専門的なソフトとなるため、そもそも使い方が分からないという人の方が過半数になります。
なので、無料でどんな機能があったかなどそもそも知らない人が多いです。
会計事務所では、年に1回確定申告をする個人事業主の方の申告を請け負うケースがあります。
これを「ネンイチ」と呼んでいます。
年1のお客さんの場合、とりあえず無料プランの状態で通帳の連携だけして貰って、確定申告の際に有料プランにして仕上げるという方法を取ることができます。
ただ、このやり方というのは玄人のやり方で、会計に不慣れな人では短期間で確定申告をすること自体が計算間違えなどを犯す原因となりますし、そもそも、年間で有料プランに契約されている個人事業主の方も多くいます。
年1決算を受けないようになる可能性
年1決算といってもいろんなパターンで請負う形があります。
- 資料だけあって会計ソフトの入力がないパターン
- freeeの契約はしているが、入力が間違っているパターン
- freeeの契約をしていて、通帳連動などしっかりできているパターン
細かくパターン分けするときりがありませんが、大きく分けて上記のような違いがあります。
当然、資料だけあって何も入力していない1番のパターンが一番大変になります。
なので、ネンイチの受け方として1番はそもそも除外してfreeeの契約を前提にするのが現実的な対応になってくるのかと思います。
1月15日という日付
1月15日という時期もfreeeの本気が感じられます。
批判は覚悟の上でしょう。
会計業界は3月15日の確定申告に向けて繁忙期に入ります。
2月、3月は会計事務所にとっても稼ぎ時であり、freeeなどの会計ソフトにとってもそれは同じことです。
15日にしたというのは、個人の無料プランの制度変更なので、ほぼ間違いなく確定申告を意識しています。
会社が潰れるのが一番最悪
ここまで見ると、世間でいう改悪の1つになると思います。
ただ一番最悪なのは、freeeという会社がなくなってしまうことです。
会社というのは、さまざまな利害関係者が関わる中で、さまざまな選択を迫られながら運営しています。
freeeというソフトは素晴らしいソフトであることは変わりありません。
今回の制度変更を受け入れた上で、会計事務所側としてもサービス内容を見直して、なんでも値上がりする時代の中で、価値を提供していく必要が求められています。
息子&娘(6歳4ヶ月&2歳4ヶ月)の成長日記
娘の初めてのヘアーカット、私はワカメちゃんカットでとても可愛いと思ったのですが、奥さんには戦時中の子かとツッコまれてしまいました。
逆に新しいと思うのですが、女の子の髪型は難しいです。
短くなって、ドライヤーで乾かしやすくなったので、冬の時期はこれぐらいの方がいいと思います。
スキー検定2級持ち、現在1級挑戦中の税理士・行政書士です。
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既婚で、7歳の男の子と3歳の女の子の父親です。
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