【大学院コンサル成功例】研究計画書の書き方〜伏線〜

こんにちは。

税法大学院入試コンサルタントのTOMOYUKIです。

今日は、久しぶりに研究計画書について書きたいと思います。

と言うのも、これまで、前半が勝負と言うことでブログなどでは常々言ってきましたが、もうすぐ研究計画書の完成と言うコンサル生の研究計画書から、書き方のヒントがわかったので、今日はそれをつらつらと書きたい思います。

本編

私は、コンサル生の方に書いていただく場合6段落構成にすることがほとんどです。

 

たまに、大学生の場合は研究計画書で要求される文字数が2,000文字など少ない場合もあるため、5段落構成とすることもあります。

 

今回、完成直近の方に書いていただいたテーマは興銀事件(租税判例百選p.108)になります。

 

なぜ興銀事件にしたかと言うのは、単純に元銀行員の方だったからです。

 

そこで、興銀事件を選んだのですが、この裁判は最高裁判例になり、論点は貸倒れなのですが、非常に複雑な事件です。

 

まあ、最高裁判決までいくような事件は様々な問題点が複雑に絡みあっていることがあります。

 

そのため、興銀事件を知らない人に対して、これを説明するのは至難の技になります。

 

しかし、税法の最高裁判例をテーマに選んでおけば面接官である教授からは一応の妥協点を得ることはできます。

 

その際の段落構成ですが、第一段落については元銀行員と言う肩書きと現在の仕事の話から入っていただきましたが、第二、第三、第四段落については、そこまで突っ込んだ主張と言うものはしませんでした。

 

第二段落は、裁判の概要、第三段落は、貸倒れの法人税法の本法の整理、第四段落は、金融債権に係る貸倒れについての基本通達を書いていただきました。

 

そして、第五段落で元銀行員ならではの視点だからこそ書けそうなことを書いていただきました。

 

この第五段落については、個別コンサルのキモになり、まだ、入試前と言うことでお伝えすることはできませんが、あえて、論点を後半に持ってきました。

 

このように、後半に盛り上がるところを持ってくるリスクは2点ほどあります。

 

それは、面接官である教授がそこまで集中力も持って後半まで読んでくれる保証がないことと、どこが重要な文章なのかが伝わりにくいことです。

 

そこで、工夫すべきところは、タイトルと各段落の強弱になります。

 

タイトルは極めて目を引くタイトルにしました。

 

『最高裁判例興銀事件の考察』や『金融債権における貸倒れの判断基準』などと行ったありふれた物ではなく、もっと本質をえぐるような内容にしました。

 

まあ、すいません、これも個別コンサルの内容なので、ここではお伝えできないのですが。

 

つまり、目を引くタイトルで5段落目がキモと言うことをはっきりと示すのです。

 

なんなら、タイトルに5段落目が論点ですと書いてもいいかもしれません 笑

 

各段落の強弱と言うのは、先ほど書いた第2から第4段落で主張を入れていないと言う弱い箇所を作ることで5段落目を際立たせます。

 

こうして、興銀事件で書いていただきましたが、後半を目立たせるための伏線を張ることで、面接官の教授をあまり飽きさせることのない文章に仕上げることができました。

 

第5段落はコンサル生の方にだいぶ悩んでいただけましたが 笑

 

 


 

編集後記

昨日は、クライアントさんの通帳のデータ入力をやっていました。

今日は、大学院コンサル1回目のミーティングです。

 

息子(2歳10ヶ月)の成長日記

昨日は一緒に、風呂上りに同じアイスを食べました。

先日違うアイスだと、両方食べられてしまったので、その反省を活かして、同じアイスにしました。

 

レッツゴージャイアンツ

7/3(金)vs中日 勝ち

巨人、菅野、中日、大野と言うエースであり開幕投手対決

菅野は途中、ビシエドにヒットを打たれるまでノーヒットノーランというで完璧に抑えていました。

大野も途中まで坂本以外を完璧に抑えて、エース対決にふさわしい好ゲームでした。

均衡を破ったのは、キャプテン坂本の一振りでした。

外角に落ちていく変化球を片手一本で掬い上げてレフトスタンド最前列に着弾させました。

あとは、中日のまずい守備もあり、最終的には5対0で勝利。

菅野は今季初完封という快心の試合でした。

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