【研究計画書】2重課税問題に切り込む

本題

教授の機嫌を損ねない

研究計画書の作成において一番気をつけたこと、それは教授のご機嫌を損ねないことです。

えっ、と思われるかもしれませんが、それが全てと言っても過言ではないと最近は考えています。

かといって、面接で教授を笑わせろと言っているのではなく、何か刺激を感じてもらえたり、思考のきっかけになるようなネタを提供するにはどうすればいいのかを考えることが大事になります。

頭脳戦を仕掛けることができれば、教授の印象に残ります。

そこで、租税判例百選という超有名な判例集からそのままネタを持ってくることが考えられるのです。

なので、正面からこの判例を持ってきて、ただただ解説するだけでは、インパクトは薄くなります。

時事ネタ的2重課税

そこで、最近、私が実際にコンサルでお伝えしたネタが、2重課税についてです。

ガソリン代が高騰しています。

これは、令和5年の現代を日本で生きている人であれば共通認識だと思います。

そこで、ガソリン代で問題視されているのが、ガソリンの原価とガソリン税の合計に消費税が掛かっていることで、2重課税ではないかと言われています。

2重課税はいけませんということは、租税の素人でも分かる話だと思いますが、それがまかり通っていて、近々の話題としてニュースになっています。

ここを思考の出発点としました。

最高裁判例の2重課税

34非課税所得──生保年金二重課税事件

租税判例百選(第7版) (Japanese Edition) (p.277). Kindle 版. 

最高裁判例でかなり有名な2重課税に関する判例となります。

有名なので、ブログ記事などでも紹介されていますし、関連する書籍も数多く存在します。

なので、判例としては新規性というのは薄いです。

しかし、切り口を変えて書くことで、消費税と相続税、所得税の本質的な租税の考え方の違いなども比較検討することができます。

時事ネタと絡めることで、2重課税問題について、新しい着眼点を見つけて研究のテーマとすれば、教授の興味を惹ける可能性はグッと高まります。

まとめ

大学院入試というのは、教授ありきになります。

数多くの受験生の研究計画書を見ているだろう、どんな文章が目立つかなと考えることが大事です。

 

息子&娘(6歳0ヶ月&2歳0ヶ月)の成長日記

最近は、息子からお風呂の指名を受けるようになりました。

一緒にピクミン4をしているので、絆が深くなったようです。

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