本題
エルタックスによる電子納税
法人の納税は、法人税、消費税、源泉所得税、そして従業員の特別徴収の市民税と数多く存在します。
この中で、従業員が10名未満の中小会社に限定すれば、特別徴収の市民税の納付が毎月納付になるので、納税のために銀行の窓口に行く作業というのがなかなかしんどいのではないでしょうか。
また、それぐらいの規模感の会社であれば経理部門を置いておらず社長が納付を行っている場合、営業活動と経理事務を兼ねることになるため、負担は大きいように思います。
そんな中小会社におすすめしたいのがエルタックスによる特別徴収の市民税の共通納税になります。
なぜ、共通納税というパッと理解が追いつかない名前なのか、勝手に考えてみましたが、住民税には市民税、県民税と役所が市役所、県税事務所とバラバラなので、それを共通して納税できるシステムという意味合いで作られたのだと思います。知らんけど笑
なお、エルタックスで電子的な共通納税ができるのは、システム上法人のみとなります。(2025/01/31執筆時点)
エルタックスとは
そもそもエルタックスって何という方も多いと思います。
e-taxをご存知でしょうか。
国税の電子申告をするための総合サイトですが、その地方税版がエルタックスになります。
昔は使いにくい印象が強かったのですが、徐々に改修されて利便性も向上しています。
エルタックスの利用を開始するためには、まず利用者IDというのが必要になります。
税理士顧問を契約されていれば、多くの場合は電子申告を行っているため、顧問税理士に聞けば、この利用者IDを教えてくれます。
利用者IDが分かったら、今度はお持ちのパソコンでエルタックスのサイトにアクセスして、利用者IDとパスワードを入力してログインします。
納税用口座登録の流れ
すると、このような画面が出てくるので、そこで引き落とし口座を設定します。
この時、法人口座があればその口座を登録すれば良いのですが、個人口座しかなくても代表取締役の個人口座で法人を登録することができます。
そして、口座情報の入力が完了すると、口座振替依頼書を印刷して銀行印を押印して金融機関へ提出をします。
金融機関で承認がされれば、「口座情報一覧」の「ステータス」が「仮登録」から「本登録」に変わったらいよいよエルタックスによる共通納税を利用することができます。
今日はここまで。
おわりに
法人口座をお持ちでない方もいらっしゃると思いますので、個人口座でも使用ができるのはありがたいですね。
なお、ネット銀行で共通納税に対応しているのは、GMOあおぞらネット銀行と住信SBIネット銀行の2行のみとなります。
また、エルタックスはWindowsのパソコンだけでなく、macのSafariでも利用可能です。
(2025/01/31執筆時点)
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息子&娘(7歳5ヶ月&3歳5ヶ月)の成長日記
鷲ヶ岳スキー場で売っていたスノーボーダーの雪だるまの形をしたクッキーが我が家では大人気です。
朝、絶対に1枚ネダってきます。
毎日は体に悪いので、この日は小さなおにぎりを握って、そこに海苔を使って目をつけて雪だるま風にして与えました。
スキー検定1級持ち、現在テクニカル挑戦中の税理士・行政書士です。
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