本題
申告納付までの期限が短い年末調整
今年の年末調整は複雑ですね。
というのも、岸田政権の忘れ形見である定額減税を考慮に入れて計算を行う必要があるからです。
あと、年末調整が経理業務として大変な理由は、申告納付までの期限が短いということがあげられます。
通常の法人税や消費税申告では、決算から2ヶ月の猶予があります。
しかし、年末調整を行なって税務署へ申告納税する源泉所得税は、納期の特例の場合1月20日までに税金の納付までやってしまわないといけません。
従業員の年末調整が確定するのが年内最後の給料の支給タイミングであるため、締切までの期限は1ヶ月しかないわけです。
さらに、1月末までに年間の従業員への支給額や源泉徴収税額をまとめた合計表というのを税務署へ提出する必要があるため、この1月というのは従業員がいる会社にとってはまさに経理が火の車に陥る可能性が最も高い時期になるということです。
マネーフォワードの特徴
とは言ってもこれは毎年のことであるため、今年は私の事務所でも対策をしました。
それがマネーフォワードの導入です。
マネーフォワードの特徴は、会計、給与、年末調整、経費、契約書、請求書などのソフトがパッケージになっているということです。
会社の従業員さんには、給与、年末調整、経費ソフトにログインできるようにして、そこに必要な情報を入れていただくようにしました。
毎月の給与計算から年末調整
毎月ソフト上で経費精算を行なっていただいて、それを給与ソフトに取り込んで給与明細が完成、従業員さんは自身のアカウントでログインすることで、自分の給与明細を確認することができるため、わざわざ給与明細を出力する必要もなければ、PDFでダウンロードしてメールで送信する必要もありません。
そして、年末調整の時期になったら、従業員さんに扶養控除申告書や保険料控除申告書に必要なデータを入力していただいてそれを年末調整のソフト上で確認して不足がなければ年末調整金額を計算して給与ソフトに連動して12月もしくは1月の給与にて精算を行います。
最後は源泉徴収票が完成したことを従業員さんに通知すれば、従業員の方は年末調整のソフト上で自分の源泉徴収票をダウンロードすることができ、これで令和6年の従業員に関する年末調整作業が完了します。
国税のダイレクト納付
次に、源泉所得税の申告納付が必要ですが、こちらのクライアント先では国税のダイレクト納付を税務署へ届出しているので、私が申告して、その後にe-tax上で納付ボタンをポチっとするだけで納付まで完了してしまいます。
申告期限の短い源泉所得税の納付とダイレクト納付の相性は抜群です。
ダイレクト納付も初めは届出が少し面倒ですが、1回登録してしまえば半永久的に利用ができるので、法人で法人口座を持っている場合は非常におすすめです。
弊事務所のクライアント先には利用を積極的に勧めています。
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息子&娘(7歳4ヶ月&3歳4ヶ月)の成長日記
息子が久しぶりのスイミングスクールへ。
友達が新年早々は来ないかもしれないと不安がある様子。
友達が来なかったらお菓子買ってあげると言って連れて行きました。
スキー検定1級持ち、現在テクニカル挑戦中の税理士・行政書士です。
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既婚で、7歳の男の子と3歳の女の子の父親です。
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