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【Googleで共有OK】税理士が教える社長のための最も簡単な旅費規程と出張精算書のひな形

がんばる税っ!

 

みつばち会計事務所の丸山です。

 

私は税理士事務所の他に大学院コンサルを提供している株式会社スカイクラウドを経営しています。

 

この会社は3月決算になるため、昨日、領収書の整理や旅費日当などの整理をしていました。

 

ひとり会社ですが、しっかり節税できることは税理士なので必ずやります。

 

その中で、個人事業ではできない節税の1つに旅費日当というものがあります。

 

これは、出張などで例えば東京などに行った際に一日1万や2万といった日当を支給するというものになります。

 

これは実費精算ではなく、移動や宿泊で通常の仕事以外に時間も仕事をしたことに対する日当で会社の旅費規程に従って計算した金額を社長や従業員に支払うことになります。

 

そして、これは会社の定款や登記簿藤本に記載する必要はなく、旅費規程を一枚作成しておけば大丈夫なので、簡単に対応が可能です。

 

さらに、旅費日当は給与とは別枠で計算されるため、所得税も社会保険も課税されません。

 

ただ、少し煩雑なのが、一回の出張ごとに出張精算書を作らないといけないことにです。

 

私のクライアントさんの中でも、この作成がめんどくさいということで、初めは旅費日当を取っていたのですが、途中から辞めた方もいました。

 

前置きが長くなってしまいましたが、今日は、会計事務所でもやっている効率的な出張精算書の作成方法についてお伝えします。

旅費規程ひな形

こちらには、私が実際に作成した旅費規程を添付します。

 

Googleで公開していますので、Googleのアカウントを持っている方でしたら誰でもご使用いただけます。

第1条  役員及び従業員等が社用のため旅行するときは本規定により旅費を支給する。

第2条  旅費は順路によって計算する。但し、天災その他やむを得ない事由で順路によって旅行し難い場合には実際に経過した通路による。

第3条  出張旅費は交通費、日当及び宿泊料の三種とし交通費及び宿泊料は実費精算とする。第4条 役員及び従業員等が宿泊を伴う出張をする場合の日当は次の基準によって支給する。

代表取締役

1 日

10,000

取締役

1 日

5,000

社員

1 日

3,000

 

第5条  役員及び従業員等が日帰り出張をする場合の日当は次の基準によって支給する。

 

代表取締役

1 日

5,000 円

取締役

1 日

3,000 円

社員

1 日

1,000 円

 

第6条  出張中1カ所における滞在が7日を経過する場合は後を半日当とする。

第7条  旅行中鉄道、船舶、航空機等において宿泊をなした場合は第4条の定額の半額とする。

第8条  海外への出張に関しては第4条の定額の倍額とする。

第9条  旅費の請求精算は帰着後1ヶ月以内に所定の旅費精算書を以って行うものとする。但し、状況により本規定制定権者の承認があったときは月末精算等をなすことが 出来る。

第10条  本規定に定めのない事項についてはその都度事情を考慮して決定する。

第11条  本規定は制定の日より之を実施する。


平成 31年 4月 1日

住所   兵庫県尼崎市南塚口町二丁目 1 9 番 2 号

会社名  株式会社 スカイクラウド

代表者名 代表取締役 丸山 友幸

 

補足説明

従業員が複数いるような場合は、もっと細かいルールなどを決めないといけないと思いますが、あくまで社長の旅費日当について税務署用として用意しておくのであればこれで十分です。

4月から新年度を開始されるような会社であれば、4月1日付けで作成して、判子を押して保管して、書いている内容に従って日当を支給すれば問題ありません。

 

私の場合は、1人の法人で役員報酬もあまり取っていないので、1日1万円としていますが、役員報酬の金額や年間の役員報酬と旅費日当のバランスを見ながら1日あたりの単価は決めていただければと思います。

 

出張精算書ひな形

こちらも、私が実際に旅費日当を今事業年度に支給した際に作成した現物になります。

 

こちらもGoogleのアカウントをご使用されている場合は、自由に編集、修正が可能になっています。

 

適宜、色付きのマスを修正してご使用ください。

 

こちらは、私が東京でセミナーを行った際に作成した出張精算書になります。

 

ポイントとしては、詳細はGoogleカレンダーとしているところです。

 

要するに、出張に実際行ったかどうかは、新幹線や飛行機のチケットの情報やセミナー会場の費用が発生など客観的に証明ができればいいわけです。

 

従業員に記載して貰うような出張精算書の場合は、電車はどこからどこまで乗って、いくらなど書く必要もあるでしょうが、社長が精算書を作成する場合は、このようにしておけばいいでしょう。

 

税務署に証明できればいいわけですから。

 

あと、Googleカレンダーについては、プライベートな情報もあるでしょうから、出張用のアカウントを作っておいて、そちらにスケジュールを記載しておいて、決算になったら、印刷をして、出張精算書と一緒に保管しておいても良いと思います。

 

あとは、日当をお使いの会計ソフトに経費として入力すると良いでしょう。

 

編集後記

昨日は、3月決算の自分の会社の領収書などの整理と、週末のAdobeセミナーのパワポの作成の追い込みをしていました。
ギリギリ間に合いそうです。
今日も、Adobeセミナーのパワポを仕上げていきたいと思います。

 

息子(2歳7ヶ月)の成長日記

昨日は、雨だったので、保育園からの帰り道、全ての水溜りに突撃するという悪行を働いて、疲れたのか、夜はすぐに寝てしまいました。

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