▼こちらから簡単にスプレッドシートをダウンロードして頂けます。▼
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1XNG7FX2rbrXVCu_2ApsPH4O0uz9il0bpItsuozV2si8/edit#gid=0
がんばる税っ!
みつばち会計事務所の丸山です。
今日は、タイトルの通りになりますが、簡易課税を選択した方が得か判定できるスプレッドシートについて使い方を徹底的に解説したいと思います。
まず、2年前の売上高が、5,000万円以下の方は簡易課税の選択が可能です。
※なお、簡易課税を選択するには、事前に簡易課税を選択するための届出書を税務署に提出しておく必要があります。
私のホームページでは簡易的な判定用として、無料で誰でも使用できる判定シートを公開しています。
早速ですが、判定シートの画面を見て行きたいと思います。
それでは、画面が変わります。
さよなら〜
※なお、こちらの判定シートを使用は完全自己責任での運用をお願いします。こちらの判定シートを使用した結果、ご自身が被られた不利益について、私は一切責任を持ちませんので、その点をご了承のうえご使用ください。もし、税率等が変更された場合は、スプレッドシート上で設定の変更が可能になりますので、ご使用者様本人でご対応をお願いいたします。
本編
N/Aのような表示も出ていて難しそうですが、出来るだけ簡単に判定が出来るようにしていますのでご安心下さい。
※N/Aには、計算式が入っていて、数字がまだ入っておらず計算不能という意味でこのように表示されます。
まず、用意して頂きたいのは、出来るだけ近い時期の決算書または、試算表になります。
どちらでもいいのですが、近い時期というのがポイントになります。
というのも、簡易課税が得かどうか判断するのは基本的に未来についてになります。
少し例外もありますが、基本的には、将来、簡易課税を選択した方が得かどうかを選択する必要があります。
※例外として、1年目や軽減税率が適用された際の特例で後出しで選択が可能な場合もあります。
なので、未来にできるだけ近い最新の数字を使うことが大事になります。
では、お手元に決算書ないしは、試算表をご用意頂き、損益計算書をみます。
いわゆるPLというものですね。
まずは、左にある売上高にPLの売上高の数字を入れます。
試算表が、税込、税抜という違いもあるとは思いますが、こちらは、あくまで、簡易が得かどうかざっくりと確認することが目的なので、どちらでも結構です。
で、つぎに、損益計算書にある営業利益の数字を入れます。
営業利益というのは、本業の利益から固定費と言われる販売管理費を引いた数字になります。
で、ここからがポイントになります。
営業利益の下には給与や保険などの項目が並んでいますが、これらはあくまで例示になり、会社によってはこの他にも項目を追加する必要がある場合もあります。
ここで何をしているのか簡単に説明すると、消費税が非課税の項目の数字を入れてその数字を上で入力した営業利益の数字に足そうとしています。
例えば、給与の場合、消費税は掛かりません。
給与と同じように保険や車の減価償却費など、消費税が掛からない項目があります。
営業利益というのは、消費税が掛かるかどうかを考慮しないで単純に売上から経費を引いた利益になります。
その利益に消費税が掛からない項目の金額を足すことで、消費税を支払うべき利益に簡易的に修正しています。
修正された利益に、消費税率の10%を掛けることで大まかな消費税を計算しているわけです。
そして、最後に右側の業種に数字を入力します。
ここは簡易課税の計算に置いてご自身の業種が第何種に該当するのかを選択する必要があります。
簡易課税と言いながら、簡易ではないと言われることがあるのですが、それは、この判定がややこしいからです。
例えば、建築業は物を作っているので第3種に該当するけど、材料の提供を受けている場合は第4種になるといった細かい決まりがあります。
一応、このスプレッドシートにご自身の事業が第何種に該当するのか確認していただけるリンクも貼っていますので、分からない場合は参考にしてみてください。
そこで、ご自身が第3種に該当すると分かって、3と入力すると、簡易を選択したら良いのか、また、選択をした場合にどれぐらい有利になるのかが上の項目に結果として表示されます。
ここで、2年間の表示になっているは、簡易の選択は一回選択すると基本的には2年間強制適用になるからです。
一度選択すると、辞める場合も届出が必要で、さらに期間の縛りもあります。
なお、あくまで、こちらのシートは未来予測になり、未来の売上や経費が変化することもありますし、簡易的な計算となります。
なので、ご自身の会社が簡易を選択した場合にどれぐらい得なのか正確に把握されたい場合は、税理士にご相談されることをお勧めします。
まとめ
2年前の売上高が5,000万円以下の人は簡易課税という方法で消費税の計算をする選択が可能です。
簡易課税が得かどうかは、会社の業種が第何種になるのか、また、原則通り計算した場合にどれぐらいの消費税の金額になるのか計算する必要があります。
簡易課税の選択の基本は未来を予測して行う必要があるため、計算に使用する決算書や試算表はできるだけ新しいものを使用するようにしてください。
編集後記
昨日は、確定申告の納品をしようとするとZファイルの在庫がなかったので、ヨドバシカメラで発注、作業は一時停止。
Adobeのセミナー資料の全体像が完成、各論についてさらに詳しく落とし込みをしていきます。
今日は、打ち合わせなので、昨日作成した消費税の判定シートで簡易課税が有利な理由を社長に伝えにいきたいと思います。
息子(2歳6ヶ月)の成長日記
NHKの沼にハマってみたで、トミカの収集沼があったので録画して見せたら、それにハマって、5回は連続で真剣にみていました。
スキー検定2級持ち、現在1級挑戦中の税理士・行政書士です。
ウインタースポーツに打ち込みたいけど3月の確定申告がご不安な方はぜひご相談を!!
前走の私が直接対応させていただきます!!
既婚で、7歳の男の子と3歳の女の子の父親です。
著書「研究計画書の書き方 Kindle版」発売中
よろしくお願いします。
令和6年確定申告のご依頼はこちら
税務調査対応(個人事業限定)はこちら
ミニマム法人の設立、税務顧問はこちら
すぽっと相談(オンライン)はこちら