ども、10カ月の子供がボールを投げるようになって、将来プロのピッチャーかなとイタイ想像をしている親バカ状態のトモユキTwitterです。
では、本題に入ります。
目次
GRIT(グリット)とは
GRIT(グリット)との出会い
消費税を合格した今、勉強方法を振り返ってみると、私の中で法人税を勉強していた時と違った思考法(マインドセット)で挑戦していました。
そのマインドセットとは、『GRIT(グリット)』という本に書いてあったことを実践したことでした。
本著においてグリットとは、端的に言うと「やり抜く力」のことを言います。
これはアメリカの心理学者のアンジェラ・ダックワースが執筆した著書で提唱されました。
私は2016年に和訳本を読みました。
簡単な内容の紹介
アメリカでは成功者の共通点を探す研究が盛んに行われていて、才能と努力のどちらが重要なのかということがよく議論されていました。才能と努力の他に3つ目の能力が成功することに必要ではないかということが仮説検証されました。それがグリット(やり抜く力)です。
本著では、過酷な訓練で有名なアメリカ陸軍特殊部隊のグリーンベレーで過酷な訓練を耐え抜く人はグリット力が高いことが証明されています。
内面のグリット力3つを紹介
メガ成功者は「カイゼン」を行い続ける
「カイゼン」(改善)は日本語で、頭打ち状態に陥らないための取り組みを意味する。
と説明されています。
著者がやり抜く力の鉄人たちにインタビューしたところ、誰もが「カイゼン」を行っていることがわかった。
メガ成功者は、卓越した技術や知識をもっていても常に上を目指したいという強い意志を持っていることもわかった。
「一万時間の法則」は本当か
やり抜く力には、興味のあることに取り組んだ「時間の長さ」だけでなく、「時間の質」も関係しているのではないか?
著者は、このようにと考えるようになったそうです。
エリクソンというある研究者の実験では、あるドイツの音楽学校でもっとも優秀な人の練習時間が10年以上、約1万時間かかっていたのに対して、演奏技巧があまり上達しなかった人の練習時間は、同じ10年ほどの期間で半分程度だったことがわかった。
(引用元)アンジェラ・ダックワース(2016)『やり抜く力』ダイヤモンド社 p167
本著では、世界トップクラスのエキスパートとそれ以外の人のスキルと年数の関係を上記のグラフのように説明されています。
「意図的な練習」をしなければ上達しない
これについては、イメージしやすいのではないでしょうか。
本著では、エキスパートが実践している3つの流れを紹介している。
1、ある一点に的を絞って、ストレッチ目標を設定する
2、しっかり集中して、努力を惜しまずに、ストレッチ目標の達成を目指す
3、改善すべき点がわかったあとは、うまくできるまで何度でも繰り返し練習する
『GRIT(グリット)』を意識した勉強方法
消費税の勉強の際に初めてGRIT(グリット)を意識
私は自分のプロフィールでも紹介しましたが、税理士試験の法人税を2回落ちてから、消費税に合格をしました。
消費税を合格した時は、規模が大きい税理士法人でフルタイムで働いていたので、勉強に充てれる時間が十分にあったわけではありません。
消費税の受験の時に意識したのがこのグリット力でした。
私は、消費税の試験勉強を始める前にこの本を何回も読み、勉強のやり方を考えながら進めていきました。
具体的には、スケジュール管理を意識
具体的には1ヶ月を1週間ごとにだいたい4つに分けて、月初にそれぞれの週に勉強する論点を設定してから始めるするようにしました。
それぞれの1週間で設定した論点の理解度が一定のレベルに達するまで復習を続けました。
なので、論点の理解の完成は5日だったり、7日ぎりぎりになったりしました。
また、1日ごとに進捗を管理して、例えば、進捗が遅い日の翌日は少し復習時間を増やすなどで1週間ごとに決めた日程を守るようにしました。
そうすることで、勉強生活にメリハリが出ました!
このやり方を続けることの最大のメリットはモチベーションの維持にあります。
試験の当日の開始時間の直前まで「絶対合格する」という気持ちを維持することが出来ました。
税理士試験へのあてはめ
『GRIT(グリット)』に書いてあることを税理士試験の勉強に当てはめると、「カイゼン」を意識して「意図的な練習」をすることで、「スキルの上達」の曲線の頂点を試験の開始時間に持っていくことで合格に近づくになると思います。
イメージとしては、勉強の開始から試験まで、赤線のラインでスキルを上げていって、頂点が試験日になるようなイメージになります。
青色のラインは、長い勉強期間で中だるみした時のラインになります。
この青色のラインのようにならないようにすることが重要になります。
まとめ
・GRIT(グリット)とはやり抜くためのマインド
・GRIT(グリット)の内面的な要素は、「カイゼン」「スキルの上達法」「意図的な練習」などから構成される。
・GRIT(グリット)は税理士試験攻略、ひいては、どのような資格試験にも使えるマインドセット法と言えます。
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ものすごく近づきます。大学院関係の記事もぜひお読み下さい。
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