税理士試験vs公認会計士試験 受けるなら公認会計士試験その理由とは

がんばる税っ!

 

みつばち会計事務所の丸山です。

 

今日は、よく比較される税理士試験と公認会計士試験について、実際どう違うのという視点でお話ししていきたいと思います。

 

実は、私は、税理士試験を受験する前は公認会計士試験を専念で受験していました。

 

そこで今日は、比較されることの多い税理士試験と公認会計士試験について結局どう違うのか。

 

また受けるならどっちという視点で話していきたいと思います。

結局どっちがおすすめ

誰でも1番気になるところは、結局どちらがおすすめなのというところだと思います。

 

試験の難易度を考えずにお伝えすると、それは100%公認会計士になります。

 

なぜなら、公認会計士になれば税理士にもなれるからです。

 

私も脱サラして公認会計士試験を選んだ理由は、税理士にもなれるからでした。

 

どちらでもいいという人は迷わず公認会計士試験に挑戦するのがいいと思います。

 

試験の仕組み

公認会計士の試験は、マークシート形式の短答式と記述式の論文式の2つの試験を突破する必要があります。

 

短答式試験は年に2回あって、合格すれば3回論文式に挑戦できる権利を得ることができます。

 

短答式試験が一次試験で、論文式試験が二次試験という位置付けになります。

 

直近の合格率は、2019年6月21日の令和初の合格発表となった公認会計士試験第2回短答式試験では、12.65%となっています。

 

ちなみに、第1回短答式試験では16.60%なので、合格率は10%代で第1回の方が合格率が高い傾向になります。

 

そして、二次試験である論文式試験の直近の合格率は約35%になります。

 

これは、見た目は高い比率ですが、二次試験は一次試験である短答式試験を突破した猛者ばかりということを考えると難易度が高いことは容易に想像ができます。

 

私の公認会計士時代の勉強仲間で合格した人も、論文式試験は1回目で合格することは難しく、2回目、3回目で合格することが一般的だと言っていました。

 

それに対して、税理士試験は、会計科目2科目、税法科目3科目の合計5科目に合格することが要求されます。

 

公認会計士試験に比べると非常にシンプルな構造になっていますが、税理士試験には私のように一部の科目を免除をすることも可能で、5科目はどんな順番で揃えてもいいという自由度があります。

 

 

公認会計士試験の受験生は若い

あろ、大きな違いとして言えるのは公認会計士試験の受験生は若いということが言えます。

 

直近で発表された令和元年の論文式試験の合格者の平均年齢は、25.2歳でした。

 

税理士試験が長い人で働きながら10年かかることもあるということを考えると公認会計士試験の合格者の平均年齢がいかに若いのかが分かると思います。

 

その理由は、試験の仕組みにあると言えます。

 

公認会計士の試験は、短答式と論文式の2つの試験を突破する必要があり、それぞれの試験で出題される科目の数が非常に多いです。

 

まだ試験科目が少ない短答式でも、財務会計論、管理会計論、監査論、企業法の4科目。

 

財務会計論は簿記と財務諸表論から成っているので、実質5科目と言えます。

 

短答式試験では、これらの科目を朝9時30から18時まで1日掛かりで行います。

 

論文式試験では、さらに租税法と経営学などの選択科目が1つ増え、されに記述式で1科目あたりの試験時間も長くなり、3日に渡って行われます。

 

それに対して、税理士試験は、一年で1科目だけ受ける選択もできますし、勉強時間が取れるような場合は3科目一気に受験するなど、戦略を立てて臨むこともできます。

 

この試験の仕組みの違いがそのまま受験生が若いことにつながっています。

 

つまり、社会人になってまとまった時間が取れない場合は、公認会計士試験を受けて膨大な試験範囲をカバーできる時間の確保が難しくなります。

 

逆に大学生や若い世代で時間に余裕がある場合は、勉強時間を確保しやすいので、必然的に公認会計士試験で有利になります。

 

これは、私が9年前に公認会計士の試験を受けていた時も、大学生もたくさん受験勉強をされていましたので間違いないと思います。

 

 

まとめ

公認会計士と税理士、どちらでもいいという場合は100%公認会計士に挑戦するべきです。

 

公認会計士は税理士にもなることができます。

 

公認会計士試験はマークシート形式の短答式と記述式の論文式の2段階の試験。

 

税理士試験は5科目をいつでも取得すればいいシンプルな試験。

 

公認会計士の合格者の平均年齢は若く、合格には勉強時間の確保ができるかどうかで重要と言えます。

 

編集後記

昨日は、大学院コンサルで初回の方とミーティングでした。

早めに受験対策をしているので、じっくりと研究計画書を作成する戦略を立ててそれについてお伝えしました。

今日は、息子と一緒に在宅で事務的な仕事をします。

 

息子(2歳7ヶ月)の成長日記

今日は、自粛ということで息子と一緒に自宅待機です。

おもちゃで遊んでいる隙にブログを書いています。

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