現役生が解説!?税法大学院での論文作成、一番きつい時期はいつなのか?

まいどおおきに!

会社スカイクラウドのTOMOYUKIです。

改め、現役税法大学院卒業生のTOMOYUKIです。

論文作成も佳境に入り仕上げの段階に入っています。

最後、修士論文をまとめる作業ははなかなか骨が折れます。

さて、今回は大学院後半の2年生におけるスケジュールを中心に最もきつい時期をお伝えしたいと思います。

現在、1年生の方や来年から大学院に入学される方は将来の予定はこんな感じなんだと感じて頂ければと思います。

税法大学院の2年生のスケジュール

2年生の4月からのスケジュールはゼミのみ

私の大学院では1年生の時に授業の単位は全て取得できるので、1年生のうちに授業の単位を取り切っていれば2年生ではゼミだけになります。

2年生はゼミは週に1回だけです。

だから楽なのかというとそうでもありません。

なぜなら、論文を書かないといけないからです。

1年生のゼミでは、主に修士論文のテーマと目次を決めます。

目次について、ああでもないこうでもないと言って修正を加えていきます。

2年生では、いよいよ、論文を書き進めて行き進捗を毎週発表する感じになります。

なので、2年生のゼミは現状の報告がメインとなります。

 

4月からの半年は論文を少しずつ書いていく

大学院の日程は大学と同じなので、夏休みが2ヶ月あります。

4月に授業が始まってから夏休みまで論文の完成度でいくと30%から40%内容と形式を含めて作成していくイメージになります。

気持ちの部分ではまだまだ余裕はあります。

実務も閑散期に入っていきますので、気も緩んで論文もなかなか進まないといったこともあるでしょうが、ここで遊び過ぎると後で後悔することになります。

 

本番は夏休み明けの10月から

夏休み中も論文の執筆は少しずつ進めますが、2ヶ月の長い休みが終わるといよいよ、論文作成も本格的になっていきます。

ここからは、気を抜ける時間は少なくなります。

締め切りがリアルな形で迫ってきますので、気持ち的にも焦りが出てきます。

想像ですが、締め切り前の作家さんとかはこうゆう気持ちだろうなと思います。

週一回のゼミでも、教授からはどれぐらい書けているかなどの論文の進捗の確認の時間が増えていきます。

 

 

一番きつい時期は2年生の年末前

 

 

11月後半はパワポで論文の発表

私の大学院では、11月後半にパワポで論文の内容を発表するという恒例行事があります。

ここでは、主に、論文の内容を自分で理解しているかどうかと、その論文で最終的に何が言いたいのかということを中心に発表します。

ただし、最も重要なのが、発表時点の論文の進捗率です。

私の大学院では、最終的にA4で40ページは超えるように言われます。

この時点で20ページに行っていないとかになると、教授から激が飛びます。

進捗率があまりにひどいと、 「もう1年ですかね」 という耳の痛いお言葉を聞かないといけなくなります。

実務をこなしながら論文を書くというのは、結構しんどいです。

年末調整業務が本格化する前に目途を付けておいた方がいいですね。

 

12月末が論文の仮締め切り期限

これも、各大学院によって多少、差はあるかもしれませんが、私の大学院では年末が修士論文の提出期限になっています。

年末までに論文を書き上げて提出します。

タイトルに仮締め切りと書いたように、この時点で100%出来ていなくても即留年とはなりませんが、ほぼ完成した状態が求められます。

なので、12月が最もしんどい時期と言えると思います。

11月のパワポ発表時点で20ページとかの人は、それこそ、死に物狂いで書かないと年末まで残り20ページを書くのはかなり難しくなります。

実務面では、年内で年末調整を行うところが多いと大変なので、スケジュール調整が仕事と大学院の両立には重要と言えるでしょう。

 

1月中旬が最終提出期限

本当の最終期限は1月中旬になります。

私の大学院では、卒業論文の発表会が2月中旬にあります。

なので、1月中旬から担当教授と副査という論文審査を補助する教授に修士論文の最終確認して頂き何も問題がなければ執筆は終了します。

なので、12月末で一度提出をして、部分的な修正をする必要があります。

修士論文と言っても40ページ超あると修正するだけでも大変です。

ですので、修士論文の執筆には前倒しでどんどん進めていくことをおすすめします。

こうゆうところは税理士試験の勉強方法と似ていると言えますね。

 

 

まとめ

税法大学院、2年間になります。

その中でも一番大変な時期は2年生の12月です。

それまでに論文をほぼ仕上げておく必要があります。

仕上げが甘いと教授の添削で修正をたんまり指摘されます。

 

 

編集後記

添削されて手元に戻ってきた

12月末に提出した論文が添削されて手元に返ってきました。

主な修正の指摘事項は以下になります。

 

修正指摘事項

「はじめに」「おわりに」の部分について全体を読み返してまとめ直す。

経済学部ということでカルドア、ケネーと言った著名な経済学者については参考文献の追加する。

各段落の中で要点を絞れていないところは、再度見直して修正する。

前掲注の数字の間違い。

「思う」や「思った」などの主観の強い表現を使用しない。

 

 

といったものになります。

修士論文はページ数がA4の紙45ページ(参考文献リスト含む)となりますので、手数勝負になります。

1月中旬の最終提出に向けて、大阪市立図書館、蔵書数の多い神戸大学の図書館に行ってこようと思います。

まだまだ、論文完成までの道のりは長いです。

 

神戸大学へ参考文献を収集に

これは、悪い例になります。

本来であれば、論文提出の時点で全ての参考文献を揃えておくことが理想です。

しかし、論文の中でカルドアとケネーについて詳細説明をするようにと教授から指摘を受けたため、カルドアについては監訳本を、ケネーについては重農主義の歴史的変遷が記載された本をそれぞれ読みに行きました。

神戸大学は初めて行きましたが、六甲の山の広大な敷地に様々な学部のキャンパスが点在しており、図書館も学部ごとにありました。

カルドアは経済学の図書館に、ケネーは人文科学の図書館に蔵書されていましたので、図書館から図書館まで坂道を歩いて30分弱かかりました。

論文の執筆の際は後から追加する参考文献が出ないぐらい集めておくことをおすすめします。

でないと、後で苦労しますので。

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