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セリーグCS第1戦、巨人勝利、試合をレビュー

クライマックスシリーズ開幕

ついに、クライマックスシリーズが開幕しました。

プロ野球を知らない人へ向けて少し解説させていただくと、クライマックスシリーズというのは、日本シリーズに行く前のセリーグ内とパリーグ内で行われる日本シリーズ出場権争奪バトルになります。

そして、本日行われたのは、リーグ2位と3位が戦う、クライマックスシリーズの前半戦になります。

この前半戦を勝ち抜いたチームが、リーグ1位のチームと戦うことになります。

前半戦は、2勝先取したチームが勝ち抜けになる非常にシンプルなルールですが、2位のチームのホーム球場で行われる一応のアドバンテージが与えられています。

なので、今日始まったクライマックスシリーズはセリーグ2位の阪神のホームグラウンドである阪神甲子園球場で行われました。

そのため、ペナントレースでリーグを制覇しても、クライマックスシリーズで戦った結果、リーグ3位のチームが日本シリーズに進むといった番狂わせも起きることがあります。

特に、2位と3位の場合は、2位のチームのアドバンテージはホーム球場ということと、1勝1敗1分の場合、2位のチームが後半戦に進むぐらいのアドバンテージしかないので、ここで3位のチームが勝つことはよくあります。

1位のチームが戦うクライマックスシリーズ後半戦は、1位のチームに1勝のアドバンテージが与えられた状態から始まるため、ここでは、1位のチームがかなり有利になります。

試合のあらすじ

前置きが長くなってしまいましたが、今日の試合は途中まで痺れる投手戦でした。

初戦なので、両チーム最も状態の良い投手を先発します。

巨人は、エースの菅野です。

今年は、4度の登録抹消があり本来の実力は出しきれなかったシーズンですが、それでも持っている力は超一級です。

対する、阪神は巨人戦に滅法強い高橋です。

ペナントでは、巨人戦2試合で点を与えていません。

試合は両投手の素晴らしい投げ合いで進んで行きました。

序盤は、両投手が3者凡退い抑えランナーを出さない展開だったので、このままロースコアで終盤までいくのかなと思っていました。

そうなると、抑えの安定感は阪神に分があります。

引き分けになると、2位のチームが非常に有利になります。

しかし、5回に試合が動きました。

巨人が連打でチャンスを広げ、今シーズン、レギュラー定着が期待されながら掴みきれなかった吉川が先制のタイムリーを放ちます。

菅野の出来が非常に良かったので、これで巨人がかなり優位に立ちます。

続く6回には、ウィーラーがシーズン序盤の大活躍を彷彿とされる2点タイムリー、ウィーラーは8回にもダメ押しのタイムリーを放つ大活躍でした。

これで勝負は決まりました。

最終回、巨人の守護神ビエイラが四球などから2アウト満塁、一打同点の場面を迎えますが、変わった畠が代打原口をサードライナーに抑えてゲームセット。

リーグ3位の巨人が見事、クライマックスシリーズ初戦に勝利しました。

総評

今日のヒーローは、間違いなく菅野です。

ペナントでは、6勝7敗とエースらしからぬ結果でしたが、ペナント後半は状態を上げていました。

大事なクライマックスシリーズ初戦で7回無失点と、完璧な結果を見せてくれました。

そして、明日以降のクライマックスシリーズでは、ウィーラーに注目です。

ウィーラーは、ペナントの中盤まで、ほんとに神がかり的な打撃でチームを勝利に導きました。

中盤以降、調子を落としていましたが、ここにきて、また神がかり的な打撃が復活しました。

ウィーラーはクラッチヒッターと呼ばれています。

クラッチヒッターは得点圏になるとめちゃくちゃ打つバッターという意味です。

味方にとっては、これほど心強いバッターはいません。

敵からすると、非常に厄介なバッターです。

ウィーラーには、今後も注目していきたい思います。

巨人ファンの皆さん、今日は、おめでとうございます。

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