免除ジャンキーが勧める税理士試験の簿財は同時に受けるべき理由まとめ【YouTubeシナリオ】

こんにちは!

 

みつばち会計事務所の丸山です。

 

今日は税理士試験のお話になります。

 

結論はタイトルの通りですが、それは今後の税理士業界の流れを見ても効果的な考え方ということを解説しました。

 

シナジー効果で1.7の労力

シナジー効果というものをご存知でしょうか。

 

シナジー効果とは2つ以上のものがお互いに影響しあって、1つだけの場合に比べて効率的に効果が現れることを言います。

 

合格できるまでの労力を1とするなら、簿記論と財務諸表論の2つを同時に受けることによって単純な2ではなく1.7の労力で合格出来ます。

 

その理由は、2つの試験のどちらにも計算問題の出題があるからだけではありません。

 

財務諸表論で会計の理論的な部分を勉強することで、計算問題を読んだ時の判断スピードを早くする効果も期待出来るからです。

 

計算問題の解答スピードは何も電卓を打つ早さだけでは決まりません。

 

それよりも問題文を読んで正しい答えを導き出す判断スピードの方が重要です。

 

つまり、簿記論と財務諸表論の2つを同時に受験することでお互いが影響しあってプラスの効果を発揮するため1.7の労力で合格レベルまで実力を引き上げることが出来ます。

 

会計科目は難易度が下がってきている

2019年の税理士試験の合格率が発表されました。

 

会計科目の簿記論では17.4%、財務諸表論では18.9%になります。

税法科目の中で受験者数の多い所得税が12.8%、法人税が14.7%、消費税法が11.9%になっていました。

このように会計科目については20%に迫る高い合格率になっています。

これは税理士試験の受験生が減っていることが影響していると考えられます。

2019年度の税理士試験の申込者数は延べ約5万人で、7年前が延べ約10万人だったことを考えると半減していて、右肩下がりに受験者数は減っています。

この傾向に歯止めをかけたいという思いから税理士試験の登竜門である会計科目の合格率をあげているという考えが透けて見えるわけです。

 

税理士試験でシナジー効果があるのはこれぐらい

税理士試験は全部で11科目あり、会計科目2科目、税法科目9科目の中からの選択式の試験になっています。

 

税法科目についてはどの科目を選んでも税法の暗記が必要になります。

 

法人税法や消費税法などそれぞれ独立した分野から出題されます。

 

そのため、同時受験でシナジー効果が期待できません。

 

消費税法については簿記3級をやっていれば少し有利と言われますが、実際受験した感覚から言うと税法の暗記が重要で、簿記とのシナジーは少ないと言えます。

 

税理士試験に合格するには大学院で免除を受けるにしても3科目に合格する必要があります。

 

その順番に制限はありません。

 

先に大学院に行ってもいいわけです。

 

例えば、5年で合格すると決めたとしたら仕事との兼ね合いで簿記論と財務諸表論を2つ同時に受験するための時間を確保するためにはどの時期にしたら良いのか計画してから、税理士試験に挑戦すると心理的、時間的なプレッシャーを少なくして挑戦することができると思います。

 

計画的に簿記論と財務諸表論を2つ同時に受験することで、合格までに掛かる時間を最小限に抑えることが出来ます。

 

おまけ:税理士の高齢化も影響している

これは余談に近くなりますが、税理士登録が終わったら登録が完了した税理士全員が受ける登録時研修というものがあります。

3日日間連続で朝から晩まで座学を行う結構ハードなものになります。

 

税理士法に関する研修の時間に聞いたことですが、税理士業界では高齢化が問題視されているという話でした。

 

確かにネットなどで検索しても税理士の平均年齢は60代以上と言われています。

 

登録時研修は同時期に登録した税理士の全員が受講するのですが、大半の人が私よりも年上でした。

 

税理士業界全体としても税理士の若返りを目指しています。

 

なので今後も税理士試験の登竜門である簿記論と財務諸表論については比較的高い合格率で推移すると考えられますので、積極的に2科目同時に合格を狙う戦略は合理的な判断と言えます。

 

まとめ

簿記論と財務諸表論を同時に受けることで、シナジー効果で1.7の労力で合格を目指せる。

 

2019年の税理士試験の合格率を見ると、簿記論と財務諸表論の合格率は高い。

 

税理士試験は全11科目のうち、シナジー効果が期待できるのは簿記論と財務諸表論ぐらい。

 

税理士の高齢化は税理士業界でも懸念事項で、簿記論と財務諸表論の合格率は今後も高い推移になると予想される。

 

なので、簿記論と財務諸表論は同時に受験をするべきです。

 

編集後記

フォトショップで作るアイキャッチ作りが趣味みたいになってきて楽しくなってきました。

 

ちなみに、フォトショップの画像は.PSDという専用の拡張子の形式で保存されています。

息子(2歳)の成長日記

みかんを自分で剥いて食べるようになりました。

 

どんどんできるようになりますね。

 

一日一考

YouTubeに投稿するイメージでブログを書くと自然に情報を精査するようになって良い感じです。

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