令和4年の消費税の選択は令和3年12月31日までにお願いしますm(__)m

本題

簡易課税判定シート

消費税の簡易課税判定シートの使い方について徹底解説

私は、以前、スプレッドシートで簡易課税の判定シートというものを作成して、WEB上に公開していました。

▼こちらから簡単にスプレッドシートをダウンロードして頂けます。▼ https://docs.google.com/spreadsheets/d/1XNG7FX2rbrXVCu_2ApsPH4O0uz9il0bpItsuozV2si8/edit#gid=0

しかし、今日確認してみるとリンクが貼れていないことに気づいて、慌ててリンクの貼り直しをしましたので、ご自身の事業が簡易課税を選択した方が得かどうか、ぜひ確認してみてください。

個人事業の売上の確認を

ミニマム法人を持とうとお考えの自営業の方の売上は、1,000万円を超えがちです。

業種によって、すぐ超える業種となかなか超えない業種がありますが、わざわざ法人を設立しようとされている方の事業は順調なケースが多いです。

その際に注意しておきたいのが、消費税で、その選択になります。

消費税は、2年前の売上が1,000万円を超えると2年後の年に消費税が掛かることは、よく知られていますが、次の5,000万円の基準はなかなか知られていないと思います。

売上が1,000万円から5,000万円までの規模というのは、比較的多くの事業者が当てはまるものと思われます。

その際、簡易課税を選択するかどうかという選択が必要です。

その選択のためのサポートとなるのが、冒頭で紹介した簡易課税判定シートになります。

例えば、令和2年の確定申告書を引っ張り出してきて、このシートに従って入力をすると、令和2年について、簡易課税を選択した方が良かったのかどうかを判定することができます。

実例からの注意点

特に個人事業で売上が1,000万円から2,000万円ほどの場合、税理士を付けようかどうしようか迷われるところだと思います。

実際、私が過去に相談をいただいたクライアントさんでも、過去の売上を900万円ほどと計算していたところ、再度集計すると1,000万円を超えていたということがありました。

原因は、売掛金の計上漏れです。

売上というのは、入金の時点が集計の基準ではありません。

実際に物を販売して、回収可能な債権が発生した時が売上の計上時期になります。

そうでなければ、受取手形などで回収が4ヶ月の場合、その人の確定申告は売上が常に遅れて集計されることになります。

回収方法の差で、それぞれの自営業の方の売上に差が出ないように売上の集計タイミングというのは決められています。

そして、もし税務調査でこれが発覚すると、当然、当時は1,000万円の売上があったものとして、2年後は消費税の課税事業者であったとして税金の計算を行うことになります。

そうならないように、売上については、特に注意して確定させるようにする必要があります。

届出書の紹介

もし、ご自身の事業について簡易課税を選択した方が有利な場合は、次の書類を管轄の税務署に提出することになります。

個人事業の場合、基本的には住民票の住所地を管轄する税務署になります。

国税庁のHPはこちら

この届出書ですが、最も注意しないといけないのが期限です。

例えば、個人事業を営んでいる事業者の令和2年の売上が1,500万円ほどだったとします。

この場合、令和4年が消費税の課税事業者になります。

そして、令和4年から簡易課税を選択したいという場合は、令和3年12月31日までに提出が必要です。

この期限を1日でも過ぎてしまうと、令和4年は簡易課税を選択できません。

なので、ご自身の事業の売上が1,000万円を超えて来たら、簡易課税の選択をした方がいいのかどうか、ぜひ計算してみてください。

私の感覚としては、コンサルティングなど付加価値の高い業種や従業員を雇用している場合は簡易課税が得な場合が多いように思います。

まとめ

所得税、住民税を支払って、さらに消費税の負担があるのは、事業をされている方にとっては非常にしんどい話だと思います。

簡易課税の選択は、営んでいる事業によりますが、効果テキメンの節税対策になるので、ぜひ、消費税判定シートを利用して、最適な選択を行っていただければと思います。

 

編集後記

今日は、決算の打ち合わせが1件ございます。

 

息子&娘(4歳0ヶ月&0歳)の成長日記

朝から食欲旺盛な息子。

トマト、パン、納豆、牛乳を平げ、キッチンに忍び込んで、おじいちゃんが買ってきたシャトレーゼのモナカを1個、さらに、私のおにぎりを見て、食べたいと言うので、小さなおにぎりを握ってあげて、それを食べながら登園しました。

 

ヨガ日記(SOELUソエル)

今日は、ディープストレッチヨガを受講しました。

普段はあまり受講しないレッスンですが、その名の通り、キープ時間長めでじっくりとストレッチを行いました。

 

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