ふるさと納税をした場合、確定申告する必要があります。
しかし、例外的に、サラリーマンなど給与収入のみしかない人などの場合、ワンストップ納税特例制度によって処理することで、確定申告をしなくてもふるさと納税の寄付金控除を受けることができます。
令和3年の税制改正で、このふるさと納税の確定申告がより申請しやすくなりました。
令和2年までは、5つの自治体にふるさと納税を行なった場合は、5つの自治体から送られてくる寄付金の受領証明書というものを集めて、確定申告書に添付する必要がありました。
しかし、令和3年の確定申告からは、楽天ふるさと納税やふるナビなどのサイトから発行できる寄付金控除に関する証明書1枚の添付で済むようになりました。
そこで、私自身も利用している楽天ふるさと納税のサイトからデータを取得して、それをPDFにする方法を紹介したいと思います。
楽天ふるさと納税での操作
まずは、楽天ふるさと納税のマイページにログインします。
確定申告についての中の「確定申告に伴うお手続き」を選択します。
指示に従って、交付手続きを申請します。
※注意※3ー6営業日掛かるので、時間に余裕を持って申請をする必要があります。
すると、このような画面になります。
ただし、これが出てもデータが作成されるのは、3ー6営業日後になるので、申請後しばらくしてから、ボタンを押して確認する必要があります。
e-tax側の操作
こちら、出てくるデータは、e-taxという国税の電子申告サイトに対応した形式のデータになるため、PDFのように可視化するには、一手間必要です。
※e-tax内の確定申告作成コーナーで確定申告を行う場合は、そのままの形式で使えるはずです。
インターネットでe-taxの画面を開きます。
なお、この作業はmacのパソコンでも可能です。
次に、右上の虫めがねの検索から、QRコード付証明書等作成システムと検索をします。
画面に沿い、WindowsかMacの事前セットアップをパソコンにインストールします。
そして、システムの起動をすると、上記のような画面が表示させるので、次へ進みます。
ここで、参照ボタンを押して、楽天ふるさと納税サイトなどからダウンロードした寄付金のデータ(xmlデータ)を選択します。
そして、進むと、このようにデータの変換が完了します。
これを保存すると、データの形式がPDFに変更された寄付金控除に関する証明書を取得することができます。
ここには、そのサイトで行なった全ふるさと納税のリストが掲載されており、ふるさと納税の寄付金の証明書として令和3年の確定申告の添付書類として使用することができます。
まとめ
寄付金の確定申告の際、いちいち受領書を添付するのは正直面倒でした。
それが、サイトでその年のふるさと納税のリストを全てまとめてくれるのはとても効率的です。
注意点は、楽天ふるさと納税の場合、発行までに3ー6日掛かってしまうため、確定申告の期限に遅れないように前もって準備しておく必要があるということです。
自営業者の方々は、ぜひ、活用していただき、確定申告をスムーズに進めていただければと思います。
スキー検定2級持ち、現在1級挑戦中の税理士・行政書士です。
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