目次
本題
今回の事案の経緯
クラウド会計の浸透で個人事業を行っている方が会計ソフトを使って、ご自身で経理を行うことが増えているかと思います。
さらには、法人でもひとり社長であったり、規模がそこまで大きくないような場合は、ご自身でされる方も中にはいると思います。
私の関与先では、自計化と言って、社長自身で経理を行なっていただいて、税務的な監査についてこちらで行うといったように業務を分担することで顧問料を抑えて税理士を活用していただくクラアイントさんもいらっしゃいます。
そのような場合は、元々freeeを社長が契約していただいているケースがあります。
そして、そのfreeeについて、2024年7月1日から新料金プランに変更となります。
旧プランは全部で4種類あり、金額によって使える機能が違います。
法人使用時の旧プランと新プランの料金比較
多くの場合ミニマムプランもしくはベーシックプランを選択されているケースが多いかと思います。
そして、新プランでは名称とともに値上がりするため注意が必要です。
ミニマムプランとベーシックプランは、ひとり法人プランとスタータープランが一応の代替プランになりますが、スタータープランの料金がかなり上がっています。
年間契約の料金で比較すると
旧プランと新プランの料金比較
ミニマムプラン 年間26,136円(2,178円/月)
ひとり法人プラン 年間39,336円(3,278円/月)
ベーシックプラン 年間52,536円(4,378円/月)
スタータープラン 年間72,336円(6,028円/月)
金額は全て税込
元ベーシックプランのひとり社長
特に今回のプラン変更の影響を受けるだろうと考えられるのが、ベーシックプランを使われていたひとり社長ではないでしょうか。
年間契約ではクレジットからの自動支払いとなっているため、次回の決済のタイミングでベーシックプランの場合、スタータープランへ自動的に決済されてしまいます。
月の利用料金が5,000円を大きく超えて6,000円ほどになってしまうため、スターターというのは名ばかりの可愛くない金額となっています。
ここで、検討していただきたいのが、ひとり法人プランになります。
ご自身で経理をされているひとり社長の場合は、ベーシックプランであっても機能をもて余しているケースが多いです。
なので、次回の移行のタイミングが来る前にひとり法人プランを検討されてみてはいかがでしょうかという提案です。
ひとり法人プランの特徴
ひとり法人プランのデメリット
詳しくは、こちらのfreeeの機能詳細ページをご覧いただきたいのですが、ひとり法人プランの大きな特徴は、アカウントを作ってメインでfreeeを操作できるのが1人だけで、経理担当などを雇って操作させたい場合は月額1,000円ほどが必要になる点です。
ただし、freeeの認定アドバイザーであればこのアカウントの数に含まれないため、例えば記帳は社長がして税務監査は税理士が顧問で入っているような場合は、ひとり法人プランであっても問題はありません。
次のデメリットして、ひとり法人プランは経費精算メニューが使用できません。
ただ、こちらもひとり社長の場合は現金元帳や役員借入で処理すれば良い項目であるため気にしなくても良いです。
ひとり法人プランでも使える機能
次に、これは欲しいという機能は、ひとり法人プランにもきっちり入っています。
1つ目は月次推移表になります。
これは、売上や仕入れが月毎にいくら発生しているのかを確認するための試算表で、会計監査を行う際に重宝します。
この月次推移表はひとり法人プランでも使用できます。
次に消費税の申告と集計表となります。
法人の場合、消費税の納税義務が発生する規模の会社が多いでしょうからこの機能がないとかなり使い勝手は悪いですが、この機能もひとり法人プランで使用することができます。
私が法人のクラウド会計のプランでないと致命的と考えているのは上記の2つの機能になります。
結論
結論としてひとり法人プランですが、値上げしてデメリットが税理士などのfreee認定アドバイザー以外の人を招待するには課金が必要ですが、その名の通り、ひとり社長であれば十分なプラン内容となっています。
今回、新プランであるスタータープランが大きく値上げとなってしまうため、ダウングレードではありませんが、元々ベーシックプランを使っていて、そこからひとり法人プランへの移行を検討されてもよろしいかと思います。
ベーシックプランは価格的にも抑えられていて機能も豊富で使いやすいプランだったと言えると思います。
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息子&娘(6歳9ヶ月&2歳9ヶ月)の成長日記
娘の保育園が休みの日。
一緒にラーメン屋さんにいっておもちゃを貰いました。
帰ってきて、それを息子が脅威の集中力で発見して娘がけずるいと言ってきました。
おもちゃ欲しい気持ちの執念がすごいなと思いました。
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スキー検定1級持ち、現在テクニカル挑戦中の税理士・行政書士です。
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