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知人の紹介での会計事務所間の転職で失敗しないためのメリットとデメリットそれぞれ3つ

まいどおおきに!

株式会社スカイクラウドのTOMOYUKIです。

私は転職を結構してきました。

非正規雇用も含めると4回ですね。

その中で会計事務所から会計事務所の転職を1回して、それは知人の紹介でした。

今回は、そんな実体験から、知人の紹介で会計事務所に入ることのメリット、デメリットをそれぞれ3つお伝えしたいと思います。

会計業界の実態

会計事務所は所詮トップダウンの中小企業

会計事務所には、税理士事務所と税理士法人の2種類があります。

違いは、税理士事務所が1人の税理士が代表の個人事業、税理士法人が2人以上の税理士が代表の特殊法人になります。

税理士法人は大きいイメージがあるかもしれませんが、税理士2人だけの場合もありますので、一概にそうは言えません。

そして、税理士法人の仕組みは株式発行出来ない特殊法人となり、基本的には代表者の出資のみで組織されます。

 このような仕組みで何が起きるかというと、同族会社と同様なワンマンな会社になります。 

 

個人事業の税理士事務所がワンマン経営というのはイメージしやすいと思いますが、税理士法人もその特殊性からワンマン経営になりやすいと言えます。

 

求人サイトなどでは内情が分からない

会計事務所の求人サイトを見たことがあるでしょうか。

よく、未経験者歓迎、やる気重視と書かれているものを目にします。

結局、どんなことに力を入れているの?と疑問が残る求人も多いです。

人数の多い事務所であれば、ホームページで法人設立特化とか医療法人特化など特色がある事務所もありますが、ほとんどの事務所は特徴が分からりづらいと思います。

ホームページがない事務所もありますので。。

そもそも、会計事務所の仕事はニッチな税金の申告という仕事になります。

それに特徴を出せというのも酷な話かと思います。

税金の話は、お金の話になりますので、求人広告に記載するのも難しいと言えます。

 

横のつながりを広げるべし

このように外部から情報を得ることが中々難しい環境で事務所内部の正確な情報を得るためにはどうするのか。

 それは昔も今もかわりません、知人から紹介して貰うことです。 

 

会計業界の慣習として、仲良くなったお客がお客を紹介してくれるということはよくあることです。

職員についても、職員が友人などを紹介して同じ事務所で働くことは好意的にみられる業界です。

そして、横のつながりは、税理士試験勉強で通っていた専門学校や元同僚、今ではSNS経由でも税理士受験生として発信している人もいるので、そういう人たちを絡んでいればおのずと横のつながりは広がります。

そういう人たちは、たいてい税理士業界か経理の道に行きますので、横のつながりは作っておいて損はないと思います。

私は、弥生会計のコールセンターで働いていましたので、その時に知り合ったメンバーとは今でも交流があります。

この前も服部緑地でBBQしましたしね。

 

 

紹介で入るメリット3選

紹介で入るメリット1 面接がほぼ通過儀礼になる

 まず、紹介で入る場合は、面接で落ちることはほぼないと思います。 

 

政治家の根回しといったら大げさかもしれませんが、紹介できて面接で落とされる人は、コミュニケーション能力に何か重大な欠陥があると考えた方がいいです。

横のつながりを作れる人であれば問題ないかと思いますが。

 

紹介で入るメリット2 入社数ヶ月の扱いが違う

紹介で入った人と普通に入社した人では、周りの扱いが圧倒的に違います。

紹介で入った場合は、いわば同僚の仲間ですので、初対面とは違う親しみ感があります。

○○くんの友達だよねといった会話の糸口にもなりますし。

会計事務所では入社後即退社する人が少なからずいますが、それは、よそものが入ってきて腕試し的な感じで雑に仕事を振る場合があるからだと思います。

紹介で入った場合は、周りが好意的な目で見てくれるので、入社1ヶ月ぐらいはお客様のような扱いを受けることが出来ると思います。

私はそうでした。

 

紹介で入るメリット3 紹介した人の株が上がる

会計事務所によっては、紹介したら1人いくらなどインセンティブを設定しているところがあります。

 なので、紹介した人もなにかしら利益を享受します。 

 

インセンティブがなくても、その人に対する所長株は上がるでしょう。

なので、紹介してくれた知人との関係も良好になるでしょう。

 

 

紹介で入るデメリット3選

紹介で入るデメリット1 忙しい事務所の可能性が高い

求人を求める会社という面でみると業績好調、増収増益で経営者層からしたら嬉しい限りです。

 しかし、求人しているということは社内は忙しい可能性が非常に高いです。 

 

実務経験をバリバリつけたいという方にとっては願ったり叶ったりですが、税理士受験生であれば勉強時間の確保という面も重要な転職理由になると思います。

なので、転職する前に知人ちゃんと残業の状況など内部事情を確認することが重要です。

 

紹介で入るデメリット2 辞めにくい

これは、容易に想像できると思います。

知人との関係が深ければ深いほどその職場が嫌になっても辞めにくいと思います。

今流行りの転職代行サービスなど頼んで翌日から出勤しなかったりしたら、知人との関係は修復不可能なものになるでしょう。

そう考えると、適度な距離感の保てる知人の紹介で入るのがおすすめかもしれません。

私の場合、結構深い相談をしていた知人の紹介で入社して、いろいろあって、結局その知人との関係はギクシャクしてしまいました。

友達と同じ職場で働くことは必ずしも良い結果を及ぼすとは限りません。

 

紹介で入るデメリット3 ほんとにやりたいことに繋がる事務所ではない可能性がある

会計事務所には、少なからず特色があります。

法人設立、医療特化、国際税務、相続などが代表的です。

私など前職を辞めたい一心で知人を頼りましたので、ある意味、盲目的に紹介で転職をしました。

 ただ、人によっては絶対相続税の実務を経験したいとか、独立して使えるスキルを付けたいなどの希望があると思います。 

 

紹介の場合は、その選択肢は狭まってしまいます。

なので、ある程度実務経験を積んで自分の進みたい方向が決まっている場合の転職には向いていないかもしれません。

実務経験がない場合や浅い人についてはおすすめできると思います。

 

 

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まとめ

会計事務所の転職で知人の紹介はよくあります。

それは、会計事務所の慣習が紹介に好意的なことが影響しています。

また、専門的でニッチな業界だからこそ税理士受験生の知り合いなどその道を目指した人を確保しやすいという意味では会計事務所側にもメリットがあります。

どの業界も同じかもしれないですが、同業者の横のつながりは大切にした方がいいと思います。

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丸山友幸(まるやまともゆき)
スキー検定2級持ち、現在1級挑戦中の税理士・行政書士です。 ウインタースポーツに打ち込みたいけど3月の確定申告がご不安な方はぜひご相談を!! 前走の私が直接対応させていただきます!! 既婚で、7歳の男の子と3歳の女の子の父親です。 著書「研究計画書の書き方 Kindle版」発売中 よろしくお願いします。