まいどおおきに!
税法大学院コンサルタントのTOMOYUKIです。
コンサルタントの仕事を始めて一番驚いたことは、早く税理士になりたいという大学生が多いということです。
昨日、個別コンサル受けて頂いた大学生、将来について真剣に考えている方で、正直、自分の大学生時代と比べて凄いなと思った。
バイトテロなど騒がれているけど、そんな人はほんの一部で、将来を見据えて努力している人と関われて良い時間だった。#税法大学院
— TOMOYUKI@税法大学院 修士論文提出済 (@marutomo06) 2019年2月24日
そして、会計事務所がどんなところなのか、期待感を持ちながらも、ネット上のあんな噂や、こんな噂を見て不安を感じているということです。
そんな、不安を感じている若い受験生に大きめの税理士法人がどんな場所か記事にしてみました。
私が以前働いていた税理士法人は顧問法人の数が右肩上がりに伸びる成長著しい事務所でした。
3年在籍しましたが、1年前に退職した時で、従業員が500人ぐらいだったと思います。
私も最後の年はどんどん増える新入社員の名前を覚えるのが大変といった状況でした。
●早く税理士資格を取りたい大学生またはフリーターの方
●税理士事務所で働き始めたけど、何か違うなと感じた方
●バリバリ実務経験を積みたい方
●税理士に依頼するか検討中の経営者の方
目次
大きな税理士事務所特有の業務
毎月月初に売上の報告がある
この事務所の伸びている理由は、法人の設立という分野でトップを取っていることとネット広告の手法に長けているからになります。
売上の伸び率という意味では、税理士業界では一番ではないでしょうか。
そんな大きな事務所では、営業の要素が強く重視されます。
なので、売上の報告が月初のルーティンワークとなっていました。
このような点は、一般的な会計事務所とは明らかに違うところだと思います。
以前、勤めていた従業員6人ほどの会計事務所では、朝の掃除が日課ぐらいで売上報告は一切ありませんでしたので。
1人あたりの担当件数が多くなる
これは、大きな税理士事務所あるあるかもしれません。
私の事務所では、30社の担当は少ない方で、多い人なら40社以上担当している人もいました。
イケイケの若手社員は、顧問先の数と売上でモチベーションを上げている人も多かったです。
なので、上昇志向の強い人に取っては非常にやりがいがある事務所だと思います。
管理業務がたくさんある
税務の仕事は、1年間にやらなければいけない作業がほぼ決まっています。
また、会計事務所の仕事はいわゆる事務作業がメインです。
そして、会計事務所の事務作業は、申告書作成と従業員による相互チェックがメインです。
顧問先が1社増えると、事務所全体としては、申告書作成だけでなくチェック作業も増えることになります。
なので、自分の担当数が増えなくても、会社としての顧問契約が1件増えると、自分の業務もなにかしら増えることになります。
求人のための会社説明会の業務が発生する
顧問先が増えるということは、当然その顧問先を担当する人を求人しなければなりません。
そうなると、会社説明会の開催という方法が非常に有効的です。
さらに懇親会をすると、希望者との距離をぐっと近づけることができます。
ただ、その説明会や懇親会を主催して実行するのは従業員になります。
大規模事務所に就職するメリット
給与水準が高い
これは、一般企業と似たような理屈ですが、事務所規模が拡大すればするほど、利益体質になり、売上は安定します。
さらに、会社の信用も増していけばいくほど、新たに契約したい会社もたくさん出てきますので、さらに経営は安定していきます。
会社が安定すると雇用に向けることが出来るお金も増しますので、給与面に反映しやすくなります。
実務経験を早く多く積みやすい
はっきり言って、仕事は腐るほどありますので、その分実務経験は、望む望まないに関わらず多く積むことができます。
一般的な会計事務所の場合は、見習い期間は、ずっと入力ばかりで、本格的な実務経験はなかなか積めないこともあります。
ただ、未経験で税金のゼの字も知らない状態で入社してどの程度力を付けれるかは個人の力量が影響するポイントになります。
大規模事務所に就職するデメリット
会社のルールに縛られる
大規模事務所では、様々なルールが存在します。
節税シミュレーション、消費税判定、納税確認、月2回の会議、日報作成、申告書とは別に決算ファイルの作成、掃除当番、検算etcになります。
このようなルールに従って、業務を進めていく必要があります。
なので、そのように会社に縛られるのが嫌いな人には向いていないかもしれません。
これぐらいの規模になると、ルールを設けないと従業員の管理が難しくなってくるので仕方ない部分かもしれませんが。
様々な理由で派閥が存在する
政治家ほどではないでしょうが、組織の規模が大きくなると多かれ少なかれ派閥が出てきます。
それは、与えられたポジションによるもの、元々同じ専門学校だった、飲み仲間など様々です。
それに馴染めるか馴染めないかは人それぞれですが、侍業と言われる士業を目指す人は馴染めない人も多いのではないでしょうか。
ちなみに、私は派閥には馴染めない性質でした。
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まとめ
大規模な会計事務所については、士業事務所から一般企業に寄っていくように思います。
入社するメリットは、給与水準が高い、実務経験が積みやすいこと。
逆にデメリットは、ルールが多い、派閥が存在するといった点が挙げられます。
ですが、入社前に会社の内情を知ることは実際問題難しいです。
なので、その事務所が老舗なのかベンチャーなのかや、資産税特化しているかなど外見から得れる情報を入手していきながら自分に合う事務所を探していくことが良いと思います。
スキー検定2級持ち、現在1級挑戦中の税理士・行政書士です。
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