がんばる税っ!
みつばち会計事務所の丸山です。
税理士試験の受験者数が減っていますね。
7年前から比べると半分になっているそうです。
いろんな影響はあると思いますが、私は原因の一つに会計事務所がブラックだからという理由があると思います。
じゃあ、なんでブラックになるのか。
バカみたいに固まっている
確定申告の申告期限は3月15日ですよね。
この時期は、個人で事業をやっていたり、株式投資をやっている人などは全員、確定申告をすることになります。
平成29年度の個人の確定申告の申告件数は、2,198万件(国税庁HP)です。
一方、法人の申告件数は、約300万件です(国税庁HP)。
およそ7倍です。
圧倒的に個人の確定申告の数の方が多いのに申告時期はみんな一緒の3月15日なのです。
この時期の会計事務所はみんなランナーズハイのような状態で仕事というか作業をしています。
ある会計事務所では定時が21時になり、ある会計事務所は通常の定時である18時を過ぎると夜食が支給されるということもあるそうです。
もっと悲惨なのは連日終電というのも聞いたことがあります。
そりゃ会計事務所はブラックと言われるわと思います。
会計職員は月給制
会計事務所のスタッフは全員サラリーマンです。
残業代が出たり出なかったりするところもありますが、基本月収で固定給で働いています。
この繁忙期以外は、定時であがれたとして繁忙期になったら定時という概念がなくなり、働くことに納得行きません。
例えば20万円の月収で、夜21時が定時になり確定申告までも一か月余り連日そんな勤務をすると、たいてい辞めたくなります。
会計事務所はブラックだと言われてしまうのは仕方がないと思います。
職員に丸投げはだめ
会計事務所の繁忙期だからといって残業を半強制すること自体おかしいことです。
会計事務所は確定申告時期には、人件費をかけるか外注やクラウドワーカーなりに経費を使って仕事を分散して、会計職員のマンパワーに頼るのではなく業務を減らせるように努めるべきです。
また、この時期に最も困るのは、会計資料を送ってこないようなクライアントになります。
期限ギリギリになればなるほど残業は当然発生します。
会計事務所の職員は、自分の判断ではクライアント契約を解消することはできません。
そんな場合は、契約者である所長が責任を持って仕事がスムーズに回るように改善するか、契約解除の判断をするべきです。
それをせず、職員に丸投げするから会計事務所がブラックだと言われるのです。
SNSなどで悪い噂はすぐ広まる
昔はとんでもないブラックな会計事務所でも狭い中で情報が共有されていたので、その噂は広まらなかったかもしれません。
でも、今はネットで悪い噂はすぐに拡散されてしまいます。
なので、繁忙期だからと言って無理やり仕事を取って職員に無理をさせていると退職をした職員に匿名で呟かれたりしているかもしれません。
知らない間に事務所の悪評が立っていたら怖くないですか。
求人してもどんどん人が来なくなってしまいますし、サービスの質も落ちてしまうと思います。
まとめ
会計事務所がブラックと言われる一つの原因は確定申告のせいです。
会計職員は月給制で働いているのに、繁忙期だからといって残業することに納得はいきません。
お客さんが原因なら契約者である所長がしっかり対応するべきです。
今はTwitterなどのSNSで悪い噂はすぐに広まってしまいます。
息子(2歳)の成長日記
スキー検定2級持ち、現在1級挑戦中の税理士・行政書士です。
ウインタースポーツに打ち込みたいけど3月の確定申告がご不安な方はぜひご相談を!!
前走の私が直接対応させていただきます!!
既婚で、7歳の男の子と3歳の女の子の父親です。
著書「研究計画書の書き方 Kindle版」発売中
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