本題
大学院の入試には、研究計画書を書くことが求められます。
その研究計画書の書き方の本を2年前に執筆しました。
その甲斐あってか、大学院コンサルのパッケージサービスを終了した後でも個別コンサルサービスのすぽっと顧問のご依頼を頂けています。
80分間という限られた中で、ご依頼者の方の知りたい情報をできるだけお答えして、最適なテーマの提案ができるようにしています。
80分間という限られた時間なので、周りくどい表現は避けて、ストレートで分かりやすい表現を心がける中で、これを言うといつも失笑を受けることがあります。
今日は、それをあえて書きたいと思います。
教授が研究計画書を全部読んでいると思いますか?
コンサルも中盤、研究計画書の方向性が決まってきたあたりで、かなりの確率で依頼者の方にお伝えするワードになります。
相手は、税法のプロになります。
そのプロが、今から税法を学ぼうとしているような人の研究計画書を熱心に隅から隅まで読んでいると思いますか?と質問を投げ掛けます。
もちろん、教授によっては、そのような人もいると思いますが、教授というのはお忙しいです。
私のゼミの教授なんかは、正月返上で、毎年、ゼミ生の修士論文の添削をされていると聞きます。
それに、研究計画書というのは、文字です。
会話などと違って、相手の状況が分かりません。
もしかしたら、教授はその日、とてもブルーな気持ちになっているかもしれません。
それはそれで、不運としか言えないです。
ただ、これは私が意地悪をしているわけではなくて、以下のことを伝えたくて、あえて分かりやすくストレートに伝えています。
勝負は早めで出し惜しみしない
いずれにして、全部読んでもらえる保証がない以上、早め早めで勝負をしていくしかありません。
具体的には、文章の前半で重要なことを書いていくことが重要です。
私は、書籍の方で、初めの5行が勝負と書きましたが、初めの文章はもちろん、タイトルにもこだわって書きたいものです。
ここはコピーライターになったつもりで、どんなキーワードが教授を惹きつけるのか、教授はどんな特徴があるのかということを考えて、考えて、タイトルをつける。
研究計画書のタイトルというのは、最も初めに目につくところです。
最高なのは、本文を読まなくてもタイトルで内容をイメージできることです。
ここら辺については、Ciniiで論文を検索した時に出てくる教授の論文のタイトルの付け方を参考にしたらいいと思います。
まとめ
研究計画書の作成において、参考文献をたくさん読むことも大事ですが、文章は正確に相手に伝えることが難しいツールです。
それを理解した上で、出し惜しみせずに早めに勝負を仕掛けること、これを意識するかどうかで、結果は変わってくると思います。
教授に気に入られるかどうかが最も大切です。
書籍紹介
息子&娘(5歳0ヶ月&1歳0ヶ月)の成長日記
日曜日、娘と一緒にいる時間が一番幸せな時間です。
歩いても歩いても追ってきて抱っこを求める姿は可愛すぎます。
スキー検定2級持ち、現在1級挑戦中の税理士・行政書士です。
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既婚で、7歳の男の子と3歳の女の子の父親です。
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