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研究計画書のテーマ選びでベタな論点を選択するケースを紹介

本題

ベタな論点を薦めることも

最近のコンサルで依頼いただいたお二人の方にお勧めした論点は、所得税法56条と配偶者控除でした。

それぞれヒヤリングを行いながらこのテーマに落ち着いた形になります。

これらのテーマはいわゆるベタなテーマになります。

どちらも代表的な最高裁判例があって、重要な論点になります。

なので、ベタな論点だからダメというわけではなく、状況によってはベタな論点も正義になるということもあります。

所得税法56条をお薦め

お一人目の方は、サラリーマンの経理畑で理想的な流れでキャリアアップをされてきた方です。

純粋な会計事務所経験はないものの、海外の事業会社で勤務されていたり、TOEICで抜群の点数を取っていたりと、いわゆるエリートな方でした。

職務経歴書を見させていただいた時に、多分、国際課税をテーマに書かれたいのかなと感じました。

それは、大学院の教授も同じように思うでしょう。

これが、会計事務所で国際課税の取引を行う会社を担当しているベテランであれば、国際課税のテーマというのもありだと思いますが、今回はそうではありません。

なので、私は、あえてベタな論点である56条で基礎から税法を学びたいという姿勢を見せた方が良いとアドバイスをさせていただきました。

優秀な企業経歴を持つ方ほど、税法を一から学びたいという姿勢は、教授の心の琴線を揺らすことができると考えます。

なお、所得税56条はかなり深い論点なので、迷子にだけならないようにお気をつけください。

研究計画書は、カレーと一緒で、与えられた時間の中で集めた材料でできるかぎりのものを作るというのが基本の戦い方になります。

配偶者控除をお薦め

もう1人の方は、これまた綺麗なご経歴の男性になります。

誰もが知っている私立大学を卒業、一部上場企業でお勤めで、部署異動で経理部門に移ってから簿記を勉強して税理士を志したという若い20代の方です。

職務経歴書を出したら、どこの会社でも転職できそうないわゆる傷のない経歴を歩まれています。

ただ、いじれない経歴とも言えます。

それも失礼にならないようにご本人にお伝えした上で、もう少しプライベートな部分を掘り下げさせていただくことにしました。

すると、来年にも結婚するという話が出て、さらに相手の名前になっても良いと考えているとの話が出てきました。

これは、今時の考え方でもあって、50歳から60歳以上が多い教授には思わず気になってしまう考え方だと感じました。

これはこの方のアイデンティティの部分が出ているなと感じたので、配偶者控除のテーマをお薦めしたという流れです。

注意点も

しかし、ベタな論点にも注意点は必要です。

それは、ベタが故に租税判例百選に書いてある解説の流れをそのまま追従したような書き方をしても面白くないということです。

別の表現をすると、意外性がないとも言えます。

なので、ベタな論点では、他にも文献を探して読み込んで、自分なりの考えを示す必要があります。

ベタな論点はベタなりの難しさがあるということです。

それを踏まえて上で、ベタな論点を選ぶ場合はそれなりの文献に当たって、税法を勉強したということを研究計画書にぶつけることができるかどうかが重要になります。

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息子&娘(7歳0ヶ月&3歳0ヶ月)の成長日記

18時30に遊びの約束をしたという息子。

流れで行くと感じになっていたようですが、さすがにその時間からはダメだと説得をしました。

結局、相手の子も約束通りに来ていなかったようで、そんな約束があったのかどうか分からない状況でした。

まだ、小学一年生なので、夜の外出というのはまだ許可できないかなと思います。

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