本編
税理士試験は、科目合格制度の試験になります。
数ある国家試験の中で、この制度を採用している試験は他にないほど独特な試験制度になります。
ネットで検索すると、税理士試験が長期化する試験の原因の1つと言われることもあります。
また、それが原因で受験者数が減っているとも言われます。
しかし、多くの資格試験は受験者数は減少傾向にあるので、税理士試験だけが人気がないわけではないと思います。
ただ、このあまり評判が良いとは言えない科目合格制度について、今回は、メリットを私の実体験からお話ししたいと思います。
これをお話しする前に、税理士と同じ業務独占資格の司法書士と社労士試験の試験を引き合いに出してお話ししたいと思います。
私は、この2つの試験を受験したことはありません。
しかし、試験の仕組みはある程度調べて知っています。
共通しているのは、どちらの試験も年に1度の試験で決まる正に一発勝負の試験ということです。
受験生はどんな系統の人が多いのかというと、多分、受験専念の人が多いと思います。
少なくとも、私ならその方法を選択します。
特に、司法書士試験の合格率は、3%ほどの合格率激低の試験になるので、受験専念の人は多いと思います。
すると、どうなるのかというと、士業事務所での実務経験を積まないまま、合格まで頑張ることが予想されるのです。
一方、税理士試験は会計事務所で働きながら1科目ずつ合格を目指す人が多くなります。
そのため、試験に合格する前に実際に実務についてどんなことをするのか働きながら知ることができます。
このことは、税理士の登録要件に2年の実務要件が必要なことも後押ししています。
私は、簿記論と財務諸表論に合格してから会計事務所に29歳で就職をしました。
そこから、実務経験を積んで行きましたが、36歳の誕生日の直前に税理士登録するまで、税理士になりたいという気持ちが途切れたことはありません。
会計事務所の仕事がしんどい時もありましたが、仕事自体に非常にやりがいを感じていました。
司法書士試験などのような一発試験で実務要件が必要なければ、合格前に実務をやろうという思いにならなかったと思います。
実務を経験することで、士業として働くことに対する思いが強くなっていったのだと思います。
なので、逆に実務経験を経験せずに難関試験を突破する人のメンタリティーは凄まじいものがあると思います。
私は、過去、公認会計士試験をドロップアウトしましたが、正にこの時に感じていたのが、実際公認会計士として働きたいのかと迷いながら勉強していました。
それは、公認会計士の仕事がどんなものなのか自分でもよくわかっていなかったことが原因で、そのことが、公認会計士試験をドロップアウトした一因だと思っています。
なので、税理士となった今は、税理士の仕事がどんなことをするのか、ブログやYouTubeで発信していくことが、過去の迷っている自分のような人のためになることではないかなと思っています。
編集後記
今日は、オフになります。
息子(3歳3ヶ月)の成長日記
最近、テンションが上がると裸になるクセがあります。
今は可愛いので許せますが、、
ヨガ日記
昨日は、アポとアポの途中にリラックスストレッチヨガを行いました。
スキー検定2級持ち、現在1級挑戦中の税理士・行政書士です。
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既婚で、7歳の男の子と3歳の女の子の父親です。
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