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【書評】えらてんさんの「静止力」を税理士がレビュー

こんにちわ!

 

みつばち会計事務所の丸山です。

 

今日は、書籍プレゼント企画第3弾として、静止力という本の紹介をしたいと思います。

 

この本を読んだことで、私が尼崎市を拠点として事業展開して行こうと決断する原動力となりました。

 

そこで、レビューは税理士、特に独立開業した税理士の視点でやっていきたいと思います。

第1章 多動と静止

私も読んだことがありますが、ホリエモンさんの「多動力」という本があります。

 

ビジネス書としてはあまりに有名な本です。

 

静止力とは、この多動力の影響を受けて「1億総ホリエモン社会」になったら日本は終わるという内容から始ります。

 

「多動力」の内容を私なりに要約すると、一つの職務にとらわれずいくつもの職種を高いレベルで行うことで、最終的に何万分の1の人材になることで社会的に価値が上がると書かれています。

 

それに対して、「静止力」では、世の中には、”多動難民”がたくさんいると書かれています。

 

”多動難民”とは、ホリエモンさんの「多動力」に感銘を受けた人たちが行動したものの、成功できずに終わってしまうことを言います。

 

「多動力」は30万部以上のベストセラーですので、”多動難民”がたくさんいることは簡単に想像できます。

 

さらに、多動できる期間というのは、独身であったり若い時であったり限られ、肉体的にも、精神的にも、金銭的にもありとあらゆる余裕が必要になります。

 

そこで、この本が勧めているのがタイトルである「静止力」になります。

 

「静止力」とは地元にとどまりその土地の名士を目指せというものです。

 

そして、この本では名士の最終形はその土地の墓主と説明されています。

 

名士になるために必要なこと

まずは、拠点を決めて「ここが自分の地元だ!」と宣言することです。

 

常にそこに「いる ある」というのは安心感を与えます。

 

例えば、部活動で無断でサボりを繰り返すような部員がキャプテンに任命されることはありません。

 

なので、大前提として「俺はここが拠点だ。この地域から離れることはない。ここで生活していくんだ。」と宣言して、周知させることが重要になります。

 

 

地元に溶け込む方法は半年ROMる

「ROM」というのは「Read Only Member 」を略したネットスラングでインターネット掲示板で、書き込みはせず、ただ読むだけの利用者を指します。

 

つまり、半年ROMれとは他の土地から来て、地元に溶け込みたいのなら、半年間は黙ってその土地を観察しなさいということです。

 

広島で「広島風お好み焼き」などといったら地元民に怒られたなんて話がありますよね。

 

その土地のタブーというものは存在しています。

 

小さなコミュ二ティーにはマイナーなタブーが潜んでいます。

 

この本では、地域に溶け込む方法の一つとして地元の店で買い物をすることを勧めています。

 

優先する店は、大手チェーンやデパートではなく、地域に根ざした個人店や商店街になります。

 

最初のうちは顔を覚えてもらうことに徹して、大人しく買い物を続けます。

 

そんな生活を繰り返していけば、いずれ店主から「よく来るね」など話しかけられるイベントが発生します。

 

これは、ちょっとしたクローズドサロンのお誘いで、そこから交流を深めていけば良いわけです。

 

ソーシャルグッドな店を作れ

「ソーシャルグッド」とは、社会貢献などの活動を支援したり促進したりするサービスや取り組みのことです。

 

要するに「地域社会に役立つ店」のことになります。

 

地域密着型であると同時に、その地域社会のためになる仕事をしていれば、当然ながら地域住民から尊敬を集めることができます。

 

横浜の税理士の人で、自宅で自主開催セミナーを毎月開催されている方がいます。

 

それ以外にも、大阪などのセミナールームを借りて自主開催されている税理士の方もいます。

 

営利目的はもちろんあるでしょうが、税金などの分野のセミナーには社会貢献の要素も備わっています。

 

このようなセミナーを地場で開催することは、地域の方への認知度を高めて地元に根付いていくためには重要なことだと思います。

 

この本を書いたえらてんさんは、学習塾を経営されていたそうです。

 

週末だけ公民館を借りて、子供たちに向けて『〇〇教室』を開催しますと言って、予算を抑えて開催しても良いですよと書かれています。

 

拠点を持って「多動力」を発揮する

あれ「多動力」は万人向けじゃないから「静止力」ではないのという声が聞こえてきそうですが、この本では、拠点は名士になるには、「多動力」の重要性についても書かれています。

 

えらてんさん自身、YouTuber、経営コンサルタント、バーの経営者と様々な肩書きを持っています。

 

そして、多動することのリスクは、フラフラした末にどこでも成功できずに居場所を失ってしまうことと言っています。

 

それなら、確固たる拠点を築いてその上で多動すれば良いと言っています。

 

多動の良いとこ取りで地元を攻略して、名士の座をつかむと言われています。

 

まとめ

この「静止力」は、ホリエモンさんの「多動力」に対比する形で地元の名士に方法を紹介されています。

 

その方法は、ROMることで土地を知る。

 

ソーシャルグッドな店作り。

 

そして、最終的には地元の拠点を確立した上での多動力を発揮することで、”多動難民”化しない方法が書かれていました。

 

 

編集後記

地元の名士になる。

 

少子高齢化、過疎化が叫ばれる時代には一つの起業の方法としては有効だと言えます。

 

息子(2歳)の成長日記

いつも手袋はしないのですが、今日は自ら手袋をしたいと言ってきました。

 

冷えますね。

 

今日は。

 

一日一考

自分にできることをやるだけですね。

 

今日は、地元のお店でお昼を食べてきたいと思います。

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丸山友幸(まるやまともゆき)
スキー検定2級持ち、現在1級挑戦中の税理士・行政書士です。 ウインタースポーツに打ち込みたいけど3月の確定申告がご不安な方はぜひご相談を!! 前走の私が直接対応させていただきます!! 既婚で、7歳の男の子と3歳の女の子の父親です。 著書「研究計画書の書き方 Kindle版」発売中 よろしくお願いします。