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急な相続税申告、どこに頼む?どうすればいい?
相続税の申告が必要になったとき、「どうしたらいいのか分からない」と悩む方は少なくありません。
特にサラリーマンや普段税金の計算に縁のない方にとっては、何から始めればいいのかも分かりにくいものです。
実際、周りに税理士の知り合いがいなければ、誰に相談していいかも迷いますよね。
どの税理士に依頼するのがいいのか?
結論からいうと、相続財産がおおよそ1億円以内くらいの規模であれば、地元の税理士事務所に直接依頼するのがベターだと思います。
最近はホームページで相続税申告の料金表を公開している事務所も多く、目安の費用を比較して選ぶことができます。
一方で、1億円を超えてくる相続になると、税額も税率も複雑になり、少し慎重に進める必要があります。
その場合は相続を専門にしている事務所や、顧問税理士がいる場合はそこにまず相談してみるのがおすすめです。
知っておきたい「紹介手数料」の話
相続税申告は高額報酬が動く分野なので、実は紹介手数料が発生することも珍しくありません。
例えば、税理士に相続案件を紹介するだけで、報酬の20%〜30%が紹介料としてやり取りされるケースもあります。
もし50万円の申告料であれば、紹介手数料が仮に30%だとすると、実際の税理士の取り分は35万円ほど。
同じ仕事でも直接依頼すれば全額が税理士の収入になるので、やる気や人件費の投入額にも差がつくのは当然といえます。
紹介を受けるなら相手を選ぶ
とはいえ、すべての紹介が悪いわけではありません。
司法書士や銀行からの紹介の場合は、手数料が発生しないケースや提携関係でスムーズに進む場合もあります。
特に司法書士は、土地の登記などで相続の際にはなくてはならない存在です。
そのため、信頼できる司法書士の先生がいれば、そこを通じて税理士の紹介をして貰うのもありです。
地元の税理士を選ぶメリット
もう一つ、私が「近所の税理士」をおすすめする理由は、土地評価の際の経費を抑えられるからです。
例えば、東京にある土地を関西の税理士事務所が評価する場合、現地に行く交通費だけでも4〜5万円かかります。
それを節約するために、現地を見ずに評価するケースがあるのも実情です。
実際に現地を確認し、測量を行ったほうが正確な評価ができるので、不動産評価は、税理士事務所に近ければ近いほど良いです。
結果として、税務署から指摘を受けるリスクも減りますし、安心感も違います。
大手事務所の事情も知っておこう
大手の税理士法人の場合は、売上を最大化するために一時払い終身保険の活用を強く勧めてくることも多いです。
保険契約を決めると、担当者には保険のフィーが支払われることが多いです。
もちろん生命保険の非課税枠を活用するのは有効な節税方法のひとつですが、個人事務所なら営業ノルマがなく、必要以上に保険を勧められることは少ないでしょう。
また、大手税理士法人は担当者の質も「運次第」です。
私も税理士業界に長くいますが、転職の多い業界です。
特に、若年層や経験が浅い人の転職が多く、中堅以降が残り続けることが多い業界です。
有資格者の割合が10%以下の税理士法人もざらにあるので、知識や経験に当然差があります。
特に、キリが良い1億円以下の財産かどうかでリスク管理し、担当者を割り振るラインとして設定しやすいと考えられるため、どんな担当者がつくかをしっかり確認することが大切です。
まとめ
相続税申告は、いざ必要になると戸惑うことが多い手続きです。
もしも迷ったら、まずは
✅ 地元の税理士
✅ 相続専門の税理士事務所
を比較して、直接相談するのが一番安心です。
大手の知名度や紹介のしやすさだけで決めるのではなく、担当者の経験や現地調査の必要性の有無も含めて慎重に検討してみてください。
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息子&娘(7歳10ヶ月&3歳10ヶ月)の成長日記
息子が野球のオールスターを見に行きたいといって、とあるサイトで恐る恐るチケットの価格をチェックしてみると1人1万5千円!?
オールスターは、家で観なさいと言いました。
私もオールスターは、毎年そこまで興味が湧かないですね。

スキー検定1級持ち、現在テクニカル挑戦中の税理士・行政書士です。
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