目次
本題
こちらの記事の続きになります。
その1では、郵便番号、住所などのデータを集計するためのプログラムの設定手順をお伝えしました。
次の作業は、RPAをJDLのソフトで動かすための操作手順になります。
今日が、本丸です。
RPAコンサルタントの人と一緒になって作り上げました。
ちょっと、余談が長くなりますが、RPAを導入したからといって、すぐに業務効率化するかというと、全然そんなことはありません。
既存の業務をいかに効率化させるかは、RPAが道具だとすると、道具も使いようで、応用しなければ意味がありません。
今回は、応用編になります。
かなり、泥臭いやり方ですが、この方法であれば、JDLの申告ソフトでも自動化させることができます。
Power Automate Desktopの手順
上記が、私が作成したプログラムになります。
指示内容としては、クリップボード(コピーした状態)に貼り付けをして、それを規定の場所をクリックして貼り付けてくださいというものになります。
なお、コメントは、デスクトップレコーダーを使用した時に勝手に作成されるものになります。
特に重要なものではありません。
クリップボードテキストを設定
ここでは、前回のエクセルからの情報の吸い上げの際に設定した変数を指定します。
ここでは、%yuubin%となっていますが、事前に、郵便番号の情報についてyuubinという名前をつけています。
それを、パソコンのクリップボードに保存してくださいと指示を出します。
ウィンドウのUI要素をクリックする
この指示が今回の自動化プログラムの最大のキモになります。
Power Automate Desktopのプログラムの中の大きな機能の1つにデスクトップレコーダーというものがあります。
これは、人が行った動作をそのまま記憶するという機能になります。
【ウィンドウのUI要素をクリックする】とありますが、これは、デスクトップレコーダーを使って、手動で、郵便番号の入力箇所をクリックして記憶させています。
この指示は、実際にJDLの届出書の画面を入力追加できる状態にして、デスクトップレコーダーでレコード状態にした上で、赤枠の場所をクリックしています。
その動作をしてくださいというのが、この指示の内容になります。
キーの送信
これも、デスクトップレコーダーを使ってレコードしています。
これは、いわゆるControl+Vのペーストの指示になります。
一連の流れ
実際に使っている操作は上記の3種類だけになります。
この操作を、住所など変数を変えて、クリップボードに記憶させて、貼り付けたい箇所に貼り付けるという指示を繰り返します。
すると、今まで、手作業で、コピペしていた作業を機械が自動でやってくれることになるため、その単純作業の時間を浮かすことができるということです。
ただし、冒頭で泥臭いと記載しましたが、デスクトップレコーダーにうまく作業が記憶されず、違う場所をクリックしたり、JDLでは、クリックすると下に入力窓が出てくるのですが、それが邪魔をしてうまくクリックできないため、あえて下の空欄から入力するように設定したりなど、作業を進めるとエラーが出てくるので、それを解消しながら作りあげていく必要があります。
サブフローの活用
最終的には、このようなプログラムになりました。
RPAでは、これを上から実行して規定の処理を進めていきます。
しかし、JDLの必須入力項目はいくつかあります。
これを全て埋めなければ送信できないわけです。
なので、全て設定すると、膨大なプログラム量になります。
なので、例えば、本店所在地のサブフロー、主たる事務所のサブフローと分けて作っておくと、それぞれを個別でエラーの確認をしながら作っていけるので便利です。
まるで、ドミノを区分けしながら並べていくイメージです。
そして、エラーが全て解消されたら、サブフローを並べて完成という流れが理想的だと思います。
まとめ
ロボットで自動化しています。
すごいという感じではないと思います。
やったことは、地道なコピペを繰り返すようにプログラムを組んだだけです。
なんか、自分でも出来そうな気がしてきませんか。
編集後記
今日は、終わらない法人決算を本気モードで進めていきます。
息子(3歳10ヶ月)の成長日記
今日は、プールの日ということで、前日からテンションMAXで楽しみにしていました。
年中さんになったら、ティップネスで水泳の習い事をさせてあげようと思っています。
ヨガ日記(SOELUソエル)
今日は、ビューティーピラティスを受講しました。
名前の割には、しっかり鍛えるレッスンで、終わったら少し汗をかきます。
スキー検定2級持ち、現在1級挑戦中の税理士・行政書士です。
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