まいどおおきに!
税法大学院合格コンサルタントのTOMOYUKIです。
私は毎朝Twitterのチェックをしています。
これは、習慣になっています。
Twitterにはフォローしている人のツイートから、フォローしている人が【いいね】をしたツイートなどが流れてきます。
もちろん有益なツイートをしている人や、元々実力がある人などのツイートは【いいね】や【リツイート】をする人が多いので回ってきやすいです。
そんな中、ちょうど昨日ですね、衝撃を受けたツイートがありました。
それはこちらです。
独立した時、自営だった父親がワイにくれたアドバイスは
1)安くてもいいから仕事は元請けでとれ 下請け仕事はこれ以上伸びないが元請け仕事は化ける可能性がある
2)会社作るなら絶対に出資比率でメジャーをとれ
3)謝罪案件があったら即菓子折り持って平謝りしろ でも値引きは呑むな
でした— 野瀬大樹 (@hirokinose) 2019年6月26日
野瀬さんとおっしゃる公認会計士で税理士の方になります。
インドで会計のお仕事をされている人になり、著書も出されています。
フォロワーも1万人ほどいらっしゃる方で俗にいうインフルエンサーと言った方です。
目次
安くてもいいから仕事は元請けでとれ
世の中には下請けの仕事が山のようにあり、下請け業者で日本の産業は成り立っていると言っても過言ではないと思います。
私が感動したフレーズは、『安くてもいいから』というところです。
時には、「赤字の仕事であっても」という意味に取れなくもない言葉です。
いわゆる商売におけるポジショニング戦術といったあたりでしょうか。
確かに、一度下請けのポジションで仕事を受けてしまうと、なかなかそのポジションから抜けだすのは厳しくなります。
その理由としては、集客が出来ない。もしくはしない。
下請け業務に時間を取られて、新規の開拓まで手が回らないといったことが考えられます。
もし、元請けで仕事を取ろうと考えるなら、商売を始める段階で将来のポジションを想定して事業展開する必要性を説いた言葉だと、私は感じました。
会社作るなら絶対に出資比率でメジャーをとれ
この言葉のキーポイントは、『会社を作るなら』というところだと思います。
これは、出資の協力を頼まれても、少数の株を買うなと言い変えることが出来そうです。
会社法の法律では、株式会社は、退社(※1)が認められていません。
出資した株を現金化しようとした場合は、基本的に誰かに売る必要があります。
株式会社はご存知のとおり有限責任なので、出資した以上に損を被ることはありませんが、会社の意思決定権を持っているのはあくまで、メジャーな出資者です。
少数株主はいくら会社の所有者といってもほとんど会社の意思決定に関わることは出来ません。
なので、『会社作るなら絶対に出資比率でメジャーをとれ』という言葉には、どうせ事業をやるなら、1人で会社を立ち上げて軌道に乗せろという意味が含まれていると感じました。
過去の税法の判例において、少数株主が不利益を被ったことを原因として税務上の訴訟に発展している事例もあります。
西村あさひ法律事務所
(※1)退社・・・株主が出資の払い戻しを受けて、株主を辞めること。株式会社においては、原則この払い戻しは認めれていない。(直接の条文は見当たらないが、会社法624条の裏読みと推測出来ます。)細かいので、こちらは興味のある方用ですww
謝罪案件があったら即菓子折り持って平謝りしろ!でも値引きは呑むな
この言葉のキーポイントは、『でも値引きは呑むな』になると思います。
野瀬さんは、Twitterの補足で以下のように、『値引き』について発信されています。
謝罪せなアカン時に向こうから「値引け!」って言われて飲むやろ、そうるすともう「怒る→謝罪→コスト圧縮」という関係が成り立つのでなんぼでも怒られるようになるんや。
— 野瀬大樹 (@hirokinose) 2019年6月27日
一度値引きをすると、「怒る→謝罪→コスト圧縮」という関係が成り立つと説明されています。
ここで、もう一度、『元請けを取れ』の言葉の真意を考えると、≪協力費≫の存在が頭をよぎります。
建設業などでよく使われる勘定科目ですが、下請けが元請けに送る請求書に赤伝票で≪協力費≫などと記載されたものをみることが出来ます。
なんのことはありません。
実質は値引き要求になります。
業界の慣例と言ってしまえばそれまでですが、結果的に下請け業者の利益が圧縮されてしまいます。
話を戻しますが、一度値引きをしてしまうと、元々対等だった関係が【元請け】と【下請け】の関係になってしまい、半永久的に儲けが薄くなってしまいます。
ちなみに、下請け法では、資本金要件はありますが、下請代金の減額(第1項第3号)は親事業者の禁止行為として明記されています。
自分はTwitterで何を発信できるのか?
私も常々、自分がどんなことをTwitterで発信が出来るのか考えています。
1つの基準としては、自分が経験が浅いことはあまり呟かないようにしています。
自分が知っていると思っていることでも、実は非常に奥が深かったということもあります。
今は、ブログの更新通知やPeingという匿名の質問に答えるぐらいですが、誰かにとって有益なことや自分が自信をもって伝えれることや伝えたいことは、野瀬さんのように積極的にツイートしていけたらと考えています。
まとめ
無料で使えるTwitterでも、よく観察していれば、非常に有益なツイートもあります。
これは、元々実力があった人がツイートしたり、Twitterを通して実力を付けられた人もいると思います。
それだけ、Twitterというのは影響力の高いツールだと思います。
野瀬さんの本紹介
本も執筆されていますので、紹介しておきますね。
インスタ投稿
阪急塚口駅南に徒歩5分、阪神高速・尼崎インター下車北へ車で5分のところで開業中の税理士・行政書士です。
既婚で、7歳の男の子と3歳の女の子の父親です。
著書「研究計画書の書き方 Kindle版」発売中
よろしくお願いします。