本題
行政書士セミナーを聴きに神戸クリスタルタワーに久しぶりに行ってきました。
前回行ったのは、入管の事前講習の時だと思うので、約半年ぶりぐらいになります。
いつもは、山陽電鉄の高速神戸駅で下車して徒歩で向かうルートで向かっていたのですが、今回は阪急電車の花隈駅下車で向かいました。
徒歩での距離は花隈駅からの方が若干遠いのですが、それほど変わりません。
事務所のある阪急塚口駅から阪急一本で行けるので時間帯によっては、こっちのルートの方が早い場合もあるようです。
いつものように前置きが長くなってしまいましたが、今回のセミナーは、弁護士の瀬合先生が登壇されるというものでした。
関連法令が多岐に渡る相続税実務において弁護士の方がどのような点に注意して実務をしているのか大変興味がありました。
まずは、デジタル遺産の話から始まり、最後は相続クーデターの話(小ネタとご自身でおっしゃっておられました。)で締められて2時間半の講義が終わりました。
前半は、相続税の話が中心で、後半は相続放棄、遺言、孫養子の話などさすが幅広い法律の話で判例を交えながらの解説でとてもわかりやすかったです。
税法分野の話が最初に来ていて、やはり相続の関心ごとの多くは相続税の話になると感じました。
相続税の基礎控除以下になるような場合で問題になりやすいのが遺産分割の際の分割方法になります。
そして、生前の遺言については、近年の法務局での自筆証書遺言書保管制度について、他の遺言制度との比較を交えて丁寧に解説をいただきました。
遺言については、公正証書遺言の裁判事例に基づいた証拠としての証明力の高さについて実務家ならではの視点からの説得力のある解説だと感じました。
加えて、遺言の認知症の程度による裁判での遺言能力の判定事例についても解説をしていただきました。
最後、質疑応答の際に冒頭の仮想通貨を始めとするデジタル遺産の把握方法について質問をさせていただきました。
デジタル遺産の把握はなかなか難しく、海外のものになるとほぼ不可能という見解をいただきました。
やはり、デジタル遺産の財産把握というのは難しいようで、対処方法としては、被相続人のメールの確認で資産管理からのメッセージを確認したりする方法を提示いただきました。
生前に財産目録を作成していただいておくのが有効な方法ということでした。
税務実務にも関連する内容でとても密度の濃い内容でした。
オンラインセミナーも便利で手軽でいいのですが、人の熱を感じながら受けるリアルセミナーは集中力を切れずに受講することができるので、これはこれで知識が血肉になって好きです。
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息子&娘(8歳1ヶ月&4歳1ヶ月)の成長日記
家族に風邪が蔓延中です。
3連休の2日目に息子が高熱で3日目も家で静養したら、回復して休み明け元気に学校へ、ただ、娘が3日目の夜から熱が出だして、次の日は保育園をお休みして病院に連れて行きました。
私も体調が優れなく、今日起きたら、声が過去一に枯れかれでした。
最後の砦の奥さんも少し体調が悪い様子、季節の変わり目に家族で風邪と闘っています。

スキー検定1級持ち、現在テクニカル挑戦中の税理士・行政書士です。
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既婚で、7歳の男の子と3歳の女の子の父親です。
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