m1macが今後税務申告に活用できない3つの問題

本題

m1macの売れ行き

Amazonで一番売れているノートパソコンはmac bookと言いたいところですが、今日のランキングを見てみると。

Amazonランキングはこちら

1位は2万円を切る格安パソコン、その次の2位に基本スペックで現行のmac bookで一番安いモデルでランクイン。

3位はChrombookという結果でした。

ただパソコンは、価格と性能は比例しますし、2万円を切る格安パソコンと11万円のmacでは月とすっぽんのような性能の格差があるわけです。

実際、m1macを使っていますが、めちゃくちゃおすすめです。

革命レベルと言っていいぐらいの性能です。

てか、11万円の価格帯のパソコンでは、1番性能が高いと思っています。

じゃあ、これをメインとして仕事で使って行きたいよねというところですが、そう簡単には参りませぬ。

電子証明書の問題

税理士の仕事の中心は申告書を作って申告するということになるのですが、じゃあ、パソコンさえあれば大丈夫というわけではありません。

税理士にはマイナンバーカードと同じように、身分を証明するための電子証明書というのが申請して交付されます。

これを使ってe-taxで申請をしていくことになります。

で、この電子証明書を使うためには、パソコンにコピー機のドライバーのような感じでインストールする必要があるのですが、これが、Windowsにしか対応していません。

つまり、純粋にm1macで税理士の中心の仕事を行うことは不可能です。

税務申告ソフトの問題

そこで、仮想デスクトップというものを使って、macでWindowsを無理やり使えるようにするのですが、macが2019年からm1チップを搭載したことで、今度は、m1チップ環境下で動かすWindowsはARM版と言われる特殊なものでm1チップmacでは税務申告ソフトを動かすこともできません。

これは、実際にJDLの申告ソフトで試しましたが、無理でした。

e-taxの問題

e-taxについては、macにも徐々に対応をしていました。

WEBで使える仕様になっています。

しかし、これもm1チップになったことで、WEB版を使うためのプログラムがインストールできなかったり、そもそも、mac版のシステムでは電子証明書がマイマンバーカードにしか対応していなかったりしていたので、macでの本格的な運用はできない状況でした。

macが中心になる日

このように、macでの税務申告をスムーズに行うためには、3つの問題が全て解消される必要があります。

それはいつの日になるのでしょうか。

私も多分無理だと思っています。

この中で一番対応が早いと思うのが国税が管理しているe-taxのシステムです。

e-taxのシステムはここ数年で非常に使いやすくなっていますし、パソコンでのネット申告は国をあげて取り組んでいる事業です。

残りの2つは、e-taxが改善されて、さらにmacユーザーがかなり増えないと厳しいと思っています。

それこそ、税理士の半分以上がmacを使うという状況にでもならない限りは無理でしょう。

まとめ

これが現実的な予測だと思います。

macが税務申告業務の中心的なマシンになることはまず来ないでしょう。

それを踏まえて、今後のパソコン選びをしていく必要があると思います。

macユーザーの税理士は2台目のパソコン選びをしていくことになるでしょう。

それか、完全にWindows移行のいずれかのパターンとなります。

 

編集後記

今日は、大学院コンサルのミーティングと添削を行います。

 

息子&娘(4歳7ヶ月&0歳7ヶ月)の成長日記

昨日は、保育園でプールの授業があったようです。

息子も楽しかったようで、宙に浮いてるみたいやったでとご機嫌に話をしていました。

 

ヨガ日記(SOELUソエル)

今日は、代謝アップトレーニングを受講。

このレッスンは燃焼率が中程度なので、筋トレ的な要素もあって良い感じです。

 

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