感動したエピソード
私は最近 別の知り合いの税理士から仕事を振ってもらうことがありました
決算関係の仕事になります
私も独立していたので その作業が終わった時には個人事業主としてその税理士に対して請求書を発行します
すると1日も立たないうちに振り込みをして貰いました
正直私はそんなに早く報酬をいただけるとは思っていなかったので感動しました
売掛金とは
ここで少し簿記の話をしたいと思います
それは売掛金についてです
少し専門的な言葉を使うと売掛金というのは売上に伴って発生する債権になります
飲食店で現金商売の場合は売上と売掛金の発生が同時になるため発生していない様に感じますが 実は簿記の考えでは発生しています
現金商売の場合は売掛金が発生してすぐに現金を受け取っているため債権の発生が目に見えていないだけになります
例えば 食い逃げが発生したら追いかけますよね
それは債権があるからそれを取り立てるため追いかけるわけです
なので現金商売であっても売掛金というものは常に発生しています
ただし これをいつ支払うかは業種によって様々です
特に建築業などでは債権の発生から支払までの期間が長いということが昔からの慣習になります
そのため11月にした仕事の報酬が年内に受け取れないため寂しい正月を送らなければいけなくなるといったことも世の中には常に生じていると思います
支払利息と受取利息
小難しい話を続けて恐縮ですがもう一つ簿記の話をしたいと思います
それは支払利息と受取利息になります
これは利息という一つのものを支払側と受取側の立場で見たものになります
最も身近にあるものは借金の利息ですね
私も35年ローンの利息を払っている最中になります
全国銀行協会のホームページの漫画解説を見ると利息はお金を借りたことに対する利用料と説明されています
つまりお金を借りたら払うというのは当然と言った説明をされているわけです
しかし ここで一つ疑問がでませんか
下請けで請求書を出した場合 債権を持っているわけですからそれはお金を貸しているわけです
であれば下請けは入金を待たされた時間だけお金を貸したことに対する利用料を請求できるはずです
なぜならそれがお金を貸した場合のルールなので
ただ 通常は力関係として元請けが強いため下請けが利息を請求することはもちろんできず辛酸を舐めなければいけないことになります
下請けがやるべきこと
なぜ苦しくなるか
下請けがやるべきことは一つの元請けに頼りすぎないことです
例えば 売り上げの100%が元請けの場合何が起こるでしょうか
それこそ元請けのやりたい放題になります
考えられることは消費税が増税しても外注料金は変わらなかったり
納期に明らかに無理のある仕事を低額な報酬で受けざるをえなかったり
協力金という名目で訳の分からない料金の支払いを強制されたりと言ったことになります
それは独立しているとは言えず社外従業員です
社外従業員は従業員の様な社会保険や労働保険についても保証されないので 苦しい立場になります
これを改善するためには一つの会社からの売り上げを全体の少なくとも50%以下にする必要があると思います
それでないとなかなかこの状況を抜け出すことは難しいと考えられます
その下請けにしかできない技術などがあれば別かもしれませんが その様な場合は稀です
集客するしかない
元請けに依存しないためには集客をするしかありません
これが ある最も大事である意味全てになります
元請けが納期に無理のある仕事を発注してきても断れる状況を作る必要があります
そのためには本業に関連する仕事を別の業者から受注するとか
副業の様な形で全く別の仕事を探すという方法もありだと思います
まとめ
昔からの慣習で支払いの期限が2ヶ月とか3ヶ月というのは特に理由はないと思います
もしその支払期限で仕事を受けなければいけない様な場合はその利息分についても事前に見積もって請求書を作成するべきと言えます
資金繰りなどが苦しくならないためには売り上げの中身が一つの元請けに依存していないのかを常に確認することが重要になります
もし一つの元請けに依存していたら経営は苦しくなることが多いため売り上げの分散をするために集客をすることが必要と言えます
編集後記
私も過去にクライアント先で元請けにほぼ100%依存しているところがあります
やはりその様なクライアントは強引な値引き要求も受けざるをえなくなってしまいます
すると頑張ってもなかなか儲からないと言った負のスパイラルに入りがちになってしまいます
息子(2歳)の成長日記
最近はおむつをなかなか履いてくれないため夫婦で2人がかりで履かせています
たまにそれができずにソファーにおしっこをすることもありますが
総じて元気です
一日一考
昨日読んだ本に『沈黙は金なり』と書いていました
その本がこちらです
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スキー検定2級持ち、現在1級挑戦中の税理士・行政書士です。
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既婚で、7歳の男の子と3歳の女の子の父親です。
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