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【相続を考える】凸凹フリーハンドのような土地の相続税評価額の求め方

本題

相続財産に影響を及ぼすものとして金額が高額になりやすいものが土地になります。

田舎の土地ならいざしれず、住宅地の土地の価格は高額になります。

前回は旗竿地の相続税評価額の求め方について解説をしました。

【相続を考える】旗竿地(はたざおち)の相続税評価額の求め方

今回はまるでフリーハンドで描いたような歪な土地の評価額の計算方法について、一部詳細な計算は省きますが、例題を用いて触りだけでも体感して貰えればと思います。

凸凹の歪なではどのように計算するのか。

それは、専門用語だと近似整形地を用いた方法と言いますが、その内容は、面積が同じようになるような四角形を作って、それを用いて計算することになります。

では、具体的な計算方法を見ていきましょう。

近似整形地は、近似整形地からはみ出す不整形地の部分の地積と近似整形地に含まれる不整形地以外の部分の地積がおおむね等しく、かつ、その合計地積ができるだけ小さくなるように求めます。

国税庁HP参照「不整形地の評価――近似整形地を基として評価する場合」より一部抜粋

近似整形地を用いて評価する方法

赤い部分について計算

路線価A✖︎奥行価格補正率✖︎a✖︎b

青い部分について計算

路線価A✖︎奥行価格補正率✖︎c✖︎d

赤い部分の計算結果から青い部分の計算結果を引き算する

それを地積(B)で割って1平方メートルあたりの土地の価格を算出する(単価C)

相続税評価額

(単価C)✖︎不整形地としての補正率(計算は省略)✖︎地積(B)

まとめ

フリーハンドで描いたような歪な土地については、近似整形地を用いた方法で計算を行います。

その方法は、国税庁のHPにあるように地積ができるだけ同じようになるように計算上の直線を図面に起こして、それを元に計算する方法となります。

一例にはなりますが、ご自身の持つ土地の相続税評価方法の参考材料になれば幸いです。

図形は、「2024年度版 20 相続税法 財産評価問題集」編著者TAC株式会社を参考にして自分で作成

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