本題
先日、相続案件を進めさせていただく中で、高齢の相続人の方への銀行凍結後の送金について予期しない状況が発生したので共有させていただきます。
それは、故人の銀行口座の凍結後、相続人への送金手続きについてですが、高齢の相続人の方の銀行預金通帳がゆうちょ銀行ただ一つだったという状況がありました。
実は、あまり知られていないことなのですが、ゆうちょ銀行の口座に預け入れできる限度額は1,300万円までと決まっています。
このように預け入れ限度額に制限があるのはゆうちょ銀行ぐらいで、その他の銀行口座についてはそういった限度額を設けていないことが普通です。
預金には、銀行がもしも倒産した際に口座残高を保証してくれる制度があって、その限度補償額が1,000万円ということもあり、ゆうちょ銀行についてはこのような設定をしているものだと思います。
しかし、このままだと、1,300万円を超える金額を相続人に送金できなくなってしまいます。
なので、他の銀行口座を開設する必要性というのが出てきました。
ただ、相続人の方が高齢の方になるため、窓口に行って開設するということがなかなか難しい状況でした。
そこで開設する口座として、楽天銀行やSBIネット銀行が候補として上がってきます。
これらのネット銀行でも故人の凍結された口座から送金を指定することが可能です。
ただ、調べてみるとUFJ銀行でもスマホアプリで口座開設が可能など、来店不要で口座開設できるようです。
また、地場の信用金庫などであれば、自宅まで来て口座開設の手伝いをしてくれる場合もあるので、地元の信金さんに依頼してみるのも良いかもしれません。
1口座に限度補償額1,000万円を超える金額を預け入れた場合、仮にその銀行口座の利用ができなくなるなどの何らかのアクシデントが起こった時などのことを考えると、預金金額が多くなればなるほどリスクが高くなってしまいます。
なので、できれば相続人の方は銀行口座はいくつかあった方がよくて、1,000万円を超えない金額の残高で管理ができれば補償制度を受けることができるので、安心だと思います。
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息子&娘(8歳2ヶ月&4歳2ヶ月)の成長日記
奥さんの仕事が休みだったので、キッザニアに遊びに行った模様です。
私は仕事で行けなかったのですが、ソニーのブースでYouTuber体験の動画が送られてきて、2人とも思い思いのYouTuberになりきって商品紹介をしていて、楽しい動画ができていました。

スキー検定1級持ち、現在テクニカル挑戦中の税理士・行政書士です。
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