目次
本題
銀行の普通預金口座を持っている人というのは多いと思います。
相続において、故人の預金を相続する場合は、もちろんその受け皿となる普通預金口座を持っていないと送金を受けることができないことはイメージしていただきやすいかと思います。
では、故人が株を持っていた時、相続人はどんな準備が必要でしょうか。
基本的には、証券口座が必要となります。
ただ、普通預金口座は持っているけど、証券口座を持っていないという人は多いのではないでしょうか。
もし、相続人が証券口座を持っていなかったら、以下のような相続手続きを進むことになります。
故人の証券口座は故人の死亡が分かった時から預金口座と同様に凍結状態となります。
それを解除することは基本的にはできません。
一例を挙げると、SBI証券口座に故人が株を保有していたとすると、以下のような手続きで
SBI証券口座の株を相続する場合
1 相続人から相続サポートデスクに、亡くなったので相続したい旨を連絡
『SBI証券』相続手続きの問い合わせ先を教えてください。
2 その際に相続の受取りのために口座開設したいことをつげる。
ここで新規の口座開設に必要な書類の提示を受けて、WEB上もしくは書面にてSBI証券口座を開設することになります。
もし、遺言に株の売却について記載があれば
ただし、例外的に故人が生前に有効な遺言書を残していて、そこに死後売却することについて記載があれば、その旨を証券口座に伝えて売約して現金化して口座へ送金するということも例外的に行うことができます。
故人の証券口座はあくまで故人の財産なので、故人の意思がないと勝手に売却をすることができないということですね。
こういうことを確認すると、資産を持たれている方に関して遺言書というのは大事な意思表示の手段なんだと改めて思います。
まとめ
本日は、相続において故人が株を持っていた場合において、相続人が証券口座を持っていないケースについての手続きについて解説をしました。
NISAをして株を所有する人が増えたと言っても、まだまだ証券口座を持っていないという人は多いと思います。
株ならまだしも、これが仮想通貨だったらと考える八方塞がりになってしまう展開も考えられます。
相続権はあるけど財産を一向に受け取ることができない状況も考えられます。
故人の財産を勝手に売却することはできないというのが法律上の決まりとなっているので、財産を受け取る相続人側も受け取るための準備をしておく必要があるのだと言えます。
息子&娘(8歳3ヶ月&4歳3ヶ月)の成長日記
児童ホームにお迎えに行くと、息子が野球をしていて左のバッターボックスに入っていました。
構えは打てそうな感じ、ボール球を2球見逃して3球目高めに入ってきたボールに鋭くスイングをしましたが、ボールの下を叩いた擦った感じで内野へのハーフライナーでアウトになっていました。
息子に聞いてみると、その前の打席ではヒットを打てたとのこと。
以前よりも力強いスイングができているように感じました。

スキー検定1級持ち、現在テクニカル挑戦中の税理士・行政書士です。
前走の私が直接対応させていただきます!!
既婚で、8歳の男の子と4歳の女の子の父親です。
著書「研究計画書の書き方 Kindle版」発売中
よろしくお願いします。















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